ＩＴ会社の社長の生徒はおるんかいな

勉ちゃんは俺の久居中学と津高の同級生。ちなみに久居中のときは勉ちゃんが生徒会会長で俺が副会長。さらにともにオール３で津高に進学する。三重大学から院に進学後に住友電装へ就職。世界各地に13の工場を起ち上げた実績を持つ。しかし妻帯し、双子の子どもたちが生まれ、どこで生活するかを考えたときに浮かんだのが故郷の桃園。結局15年前に退職、会社を設立する。桃園の小さな家屋で始めた会社も順調に業績を伸ばし、いつしか久居のケントビルに本社を構え、設立以来黒字経営を続行中。ロータリーでは中浜胃腸外科の中浜センセ、これまた津高の同級生だが、センセと協力無比のタッグを結成。他のロータリーの会員からは煙たがれる存在となる。

こんな勉ちゃんの趣味は勉強を教えること・・・ことに物理と数学の苦手な生徒をセンター試験で90点以上取らせることに無上の喜びを感じるタイプ。その類まれな性癖、昔から知ってはいたが、多忙ゆえに頼らずにいた。ところがここ最近、若手が育ったことでやたら暇になったとか・・・で、ちょくちょく塾に遊びにやって来る。

数年前にも真広（21期生・三重大学工学部機械工２年）と諒（21期生・三重大学工学部物理工３年）相手に机上の物理ではなく、実学の物理を披露してくれた。

さて、勉ちゃん・・・ここ最近は異常に暇らしく、「俺が教えることのできる生徒はおらんのか」とうるさいこと、うるさいこと。・・・さあて、どないしょ。

 

勉ちゃんが帰ったのは午後８時頃・・・いやはや、縦横無尽という形容詞がピッタリなわけで、そこから授業を組み立てていく。れい（18期生・三重大学教育学部４年）を新中２に充て、理科の電流電圧を教えさせる。俺は新中３に英語の授業・・・今日はトータル・イングリッシュの法隆寺あたりを、ＳＶＯＣで分解。今日のテーマは名詞を修飾する形容詞句と動詞を修飾する副詞句の識別についてだ。

高校生の古典の授業はどうなったのか・・・って、今夜は江崎（三重大学医学部３年）の数学に授業だ。

 

亜里（22期生・関西大学社会学部２年）が誕生日とのことで帰省、塾に姿を見せて記念写真を二人で撮ったが携帯に保存されてない・・・まいった。

 

クリックのほう、ほんまにほんまに頼んます。

出前授業

英語のプリントを打っているところに勉ちゃんがやって来る。困ったことに暇そうで、先日ロータリーの大会で演説した話で盛り上がる。観衆は3000人を越え大変だったそうだ。そんな勉ちゃん、珍しく土産持参・・・物理の参考書である。

勉ちゃん、設立以来ずっと黒字経営をしてきたシステム会社の社長さんだが、変な癖がある。・・・物理を教えるのが趣味なのだ。どうやら急は途方もなく暇そうだから裕香（松阪高校３年）を呼びに行く。

この間も中学生や高校生が勉強している。最近密航してきた生徒は何事かいなという視線がチラリ・・・すまない、昔からこんな塾なんだ。

 

鈴鹿までのショートサーキット

ＮＨＫの朝ドラには夏木マリの皺はなく、内容も変わり、とりあえず倍賞美津子がナチュラルな老いで勝負してくれている。

中勢バイパスで鈴鹿を目指すが新しい道が延びている！　運転席で狂喜乱舞したものの、ほんの少しで終了。結局は三行の三叉路を右折、田中川沿いに下り、鈴鹿国際大を抜けて鈴鹿へと向かう。

午前９時半に到着。ゴソゴソと教材を漁るがダンボール三箱にもなる。中１と中２には軽めの数学の問題集・・・これに育伸社のシリウス発展編が押さえで加わる。

鈴鹿の宮脇書店の前には開店10分前なのに人が集まっている・・・なんで？　店員がドアを開け入場。学参コーナーを探すが『物理教室』見当たらず・・・困ったな。惇（高田文理３年）にむくれられるのは怖くないが、センター物理担当の由梨佳が怖い・・・。ともあれ、マグロの解体ショーも始まらないようで、そのまま退散。

惇のおじいちゃんが新聞に載ったそうな・・・80歳を過ぎているにもかかわらず論文を執筆。それに際しては惇もワープロを打つなどで側面援助をしたらしい。それを惇から聞いたれい（18期生・三重大学教育学部４年）が、「おじいちゃんがそんだけ頑張ってるねん、アンタも頑張らなアカンやん」と叱咤したとのこと。そんな話を奥さんから聞く・・・昨夜の英語の授業、そんな流れもあったのやもしれぬ。

その流れゆえのきっかけ・・・あとから考えて、あそこが趨勢を分けた・・・そう１年後に言えるようにと願う。

 

午前11時前に塾に戻る・・・誰もおらんがな。

クリックのほう、ほんまに頼んます。

深夜に英語の授業・・・楽しくなってきた

日付が変わった頃に惇（じゅん・高田文理３年）がやって来る。「先生、2001年度センター追試の４番の解説をお願いします」　

小１時間ほど授業。少しは英語をやる気になったのなら嬉しい。惇は高校入試では歓喜の一瞬を味わうことができなかった。１年後に胴上げされるように・・・俺には珍しく丁寧に授業をした。

昔、龍神（17期生・みずほ証券）が午前２時くらいから英語の授業をしてくれと言ってきて、しばらくやったことを思い出す。

それから英単語のプリントを打つ。2002年度センター本試の英単語・・・来週の予定だが、惇のやる気に水を差したくないので少しばかり基本的なレベルから打ち始める。少しでも知っている単語を増やしておけば、覚える気持ちも増すんじゃないかと思ってね・・・。

午前２時50分に打ち終える。そろそろ寝るつもりだが・・・明日は鈴鹿の三重教材へひとっ走り、ふと思いつく。ついでに鈴鹿の宮脇で河合出版『物理教室』を漁る・・・津と松阪地区の本屋をまわったが置いてなかった。これまた惇からのリクエスト、由梨佳（22期生・名古屋市立大学工学部１年）の物理の授業の教材だ。

・・・ということで午前９時に三重教材に到着予定で塾を出ます。午前10時過ぎには戻るつもりですが、遅れたらゴメンさ。さあて、４時間ほど沈もうか。

 

週末の日曜日は午前11時から午後２時まで塾を空けます。４期生主催のお花見です。場所は自衛隊グラウンド。４期生の聖ちゃん（ユニバーサル造船）や敦也（花王販売）や辻モン（ユニバーサル造船）が中心、家族連ればかりのところになぜか独身の臼井（臼井自動車）がいたりして・・・俺が塾を一生の生業にしようと決心させてくれた面々でもあります。飛び入り歓迎します。

クリックのほう、ほんまに頼んます。