お知らせ
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。
昨夜、中3には厳しいことを言ったつもりだった・・・試験まで2週間もある東中と附属中がちまちまと中間の宿題をしているのに業を煮やした。今はゆったりと内申対策とかうそぶいて中間試験ゴッコを楽しんでいる暇はない。内申が足らないから・・・それが錦の御旗になって平和な気分で宿題をやっている。そのぬるさにヘドを吐く意味もあり、説明会で貰ってきたばかりの三重高の英語をさせたのだ。
中1や中2ではない、中3だ。受験生なのだ。今はわずかな時間でも前へ進む。宿題をしつつもなんとか時間を絞り出して志望校へと一歩進める。
昨夜あれほど言ったにもかかわらずに今日も中間試験ゴッコ・・・呆れて「家へ帰るわ」と言い捨てドアを閉めた。ところが廊下で人也が勉強している。西橋内は明日が2日目。人也はぶつぶつ言いながら「奥の細道」を音読している。・・・仕方ない、一部の馬鹿のために戦線は離れられない。今一番大切なのは試験に入った生徒だ。階段に座って音読に付き合う。なんとか「奥の細道」は仕上がった。次に和歌の問題を潰すようにと指示する。ふいに大慈のことを思い出す。奥さんに頼んであったが確か明日は数学がある。宿題にまみれて教えられなかった比例グラフ・・・夏休みに軽くやったことを覚えているかどうか。国語をしていたのを中断させてグラフを書かせる。・・・完成度にかける。俺が教えたやり方ではない・・・授業で・・・いや、それもないはず。こんな無駄が多い方法を教えはしまい。大慈特有のオリジナルだ。問題をチョイスしグラフの問題を基本から。なんとか書けるようになった。それから一次方程式の基本の文章題、これも軽くやってたはずだが・・・解けない。再び基本問題をピックアップ、しかしお迎えの時間だ。最後には言い捨てる、「明日の試験はこの問題の中から出ると思い込め。そして家へ帰ったら解き方を覚えろ」
業務連絡。
東と附属の中3へ。宿題やるなら家で余裕かましてやってろ。
塾に来るからには中間試験までに苦手なはずの世界地理を仕上げる。仕上げた奴から中間対策に入れ。その前にまず、途中で終わった三重高の英語からだ。
さて昨日の情報交換会だが・・・午後からは津高の倉田教頭先生がいらっしゃる。今までの中勢地区の情報交換会では高校関係者が自校の説明をするのはなかった、初めての試みだ。それが最初っから渦中の津高である。
前回の津高の塾対象説明会で使用したパワーポイントの資料で解説していただく。30分ほどのスピーチ。終わった後に質疑応答だったが・・・誰も発言する気配はない。となると天邪鬼の性格がもたげてくるわけで・・・手を挙げてしまう。
「先日の津高説明会では『今、津高は大きな変革のうねりのなかにあります』との表現をされましたが、その変革を具体的には触れなかったようですが・・・あれは、今年の高3に対する真の意味での自主自律の実践のことであり、この実践が功を奏したならばこれ以降の津高の指導スタイルが変わることになる・・・そう理解していいでしょうか」
この俺の質問の意図・・・確かに見切りで書いたブログの記事が正しかったのかどうか。それもあるが、それ以上にもう一つ・・・倉田教頭先生の魅力を出席している塾の関係者に満喫してもらいたかったのだ。今年の5月の私的な懇談会。あの時に、津高でリアルタイムに3年に実践している自主自律、あの取り組みの苦労を語ったときの教頭先生は本当に魅力的だった。なかなかイメージ通りの津高生に孵化できない今の高3に対し、津高の先生方があの手この手、身を削る思いで接していく。その様子を倉田教頭先生、身振り手振りで熱っぽく語る・・・あの姿を皆に見てもらいたかったのだ。
倉田教頭先生、俺の質問の意図を理解したのか・・・「そうですね、今年の高3への取り組みがそれなりの実績を見たのなら、今の高2も少し停滞気味ですが、やはり同じように自分たちで考える、自分たちで工夫する、そんな学年・・・実は今の高3には一切宿題を出していないんです。その分各自が今、何をやるべきかを考えてます。高2に今の高3のような学年になるお手伝いをしたいと思っています」 一瞬の沈黙、三重県有数の進学校の津高が、高3に一切宿題が出ていないと言う現状に圧倒されたようだ。場を見渡して倉田教頭先生、「実はですね、今年の高3の学年、この学年はみなさんもご存じのように倍率1.06倍の学年です。落ちた生徒が10数人、そんな学年でしたが入学してきた頃は本当に大変だったんですよ」 ・・・始まった、おひねりがあれば投げ入れたいねえ。
話すほどに艶が出る、落語のように味が出てくる。倉田教頭劇場の始まりである。この教頭先生ほど今の津高の魅力を具現化している存在はいない。
5月の懇親会では「私は他の津高の先生方ほどの能力はありません。だから私にできること、津高の素晴らしさを、先生方の指導力の高さをみなさんに知ってもらおうと努力してるんですよ」
倉田教頭先生、貴方の情報の伝達能力もまた極めて秀でていらっしゃいます。
マッツンとこで髪を切り染めてもらい実家へ。今日は介護認定のお医者さんが来る日だ。で・・・俎板の豚だが・・・
色は苦労したそうだが今いち分からん。奥さんも染めてもらって、こっちはマッツンいわく「快心の出来」だそうで・・・俺とはえらく落差があるコメントやな。
ともあれお医者さんがする質問に受けている親父。「息子さんやお孫さんから、また同じ質問、さっきも聞いたよ・・・なんて言われたことはありませんか」 「いやあ・・・ないなあ」 ちょっと呆れてしまうが仕方がない。奥さんからは「また同じ質問?さっき聞いたやん」てなことは親父が気にするといけないから一切言わないようにときつく釘を刺されている最近の俺だ。「大切なもの、たとえば家の鍵とか通帳とかをなくしたことや、どこへ置いたか分からなかったことはありますか」とお医者さん。「・・・う~ん、一回だけ通帳がなくって慌てたことがあったなあ」と親父。「一回だけですか」 ついつい口をはさんでしまう。「通帳がなくなったって何度も電話してきたやん」とやんわりと否定する。「そうか、・・・そんなにもあったか。覚えてへんなあ」と親父。
実家から『ぎゅーとら』へ、弁当を買って塾に戻ると人也が勉強している。
「どやった?」 「社会が超ムズかった」 問題を見ると第二次世界大戦あたりで多少細かい問題が出ているが、人也が指摘した難問・・・中2との合同授業で教えたサイパン島陥落やん。
ともあれ、今日から3週間にわたる中間試験が始まった。