お知らせ
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。
背広姿の龍神(17期生・某代議士ボランティア秘書)がドアを開ける。「先生、今怒りましたか」ろ龍神。「ああ」 「なんで」 「方程式の計算で 15+10 を35て書いたアホがおる」 「誰っすか」 「稜大」
一志中に引き続いて白山中でも試験範囲の発表・・・歩、いつものように「何をしましょうか」 「試験範囲が出た以上は宿題しかない」 「宿題は・・・忘れました」 怒ってもよかったんやけど・・・疲れるだけやな。まずは一次方程式の確認からだ。
中2の優里と友紀は宿題・・・果たしてどこの段階で終わるかが問題だ。
中3は地理に入る。北アメリカとアフリカが終わりつつある。次はアジアとヨーロッパだ。試験が終わった人也は日曜に皆がやった全県模試・・・亮が爆発した試験だ。その稜は今はインフルエンザでベンチ入りだ・・・アカンがな。
地理がそこそこ終われば、歴史の戦後のプリント・・・昨夜から未明にかけて打ち込んだ作品。この形式で郁也と芙有香が覚えることができるかどうかが焦点・・・当然にして中3にもやってもらう。
昨日、有紀が夏休み明けの成績表を持参。少し嬉しそう・・・英数国で学年順位が13位、これか? しかし確認すると英語の3位が嬉しかったそうな。そりゃ英語の得意なお母さんも喜んどるやろな。しかし、こと三重県では英語が得意なことは武器にはならない。公立の英語の試験があまりにも簡単だからだ。津や津西でなら合格者の平均点は50点満点中ゆうに40点は越える。つまりは英語が得意でも他人に差をつられるような問題ではない。逆に言えば英語が苦手だと致命的なのだ。
有紀についつい言ってしまう、「あのな、英語の成績が良かったからと言って俺は喜べない。国語は分かっているだろうがオマエの場合は5回試験をして1回こける。打率8割・・・悪くはないが、絶対に国語で点を稼げる保証はない。俺の思考は国語が崩れた時にでも受かるように対策を練ること。それで言えば理科と社会が甘い。3教科では13位だが、5教科ともなると27位・・・ここに課題がある。差がつかない英語に水物の国語、ここで合否の趨勢は決まらない。理科と社会、オマエの場合はこの2教科の強化が急務や」 ・・・こんな言い方でファンを逃すんやろな。俺が中3を叱っている間に甚チャンがバトンタッチ・・・「この成績なら附属の一桁を狙ってみなさい。3教科でこんだけあれば理科と社会を叩いたら十分に狙える」 嬉しそうな有紀の横顔・・・「甚チャン、ええとこ取ってくよな」、俺は一人ごちる。
深夜になり智照に説教・・・「英語の得意なオマエが亮に負けた。これは当然なんや。ここに貼ってある点数表を時系列的に見ていけば分かる。英語が苦手だった海斗や亮、最初の頃は10点台だった奴らが今じゃ30点台になり平均点以上を取り始めた。つまりは昔っから40点台で点数を稼いでいたオマエは依然として40点台。当たり前、50点満点だからだ。つまり英語を中心にして急激に点数が縮まってきている。この余波でオマエが亮に負けることになる。あいつらが弱点補強をしている間にオマエは理科と社会を磨くことをしなかったからだ。畢竟、今までとは風景が変わる。国語が水物の今のオマエに残された武器は・・・数学か、強力な武器ではないが多少は秀でている。これで差をつけるとして、社会と理科を緊急に強化して点数を総得点を上げていくしか方法はないねん」
智照は日付が変わってから社会のアフリカとアングロアメリカを試験。ミス1で帰っていく。少しは俺の気持ちが通じたか・・・掃除をしていると智照のゴミ箱から地理の試験の解答が出てくる。一度試験で合格すればそれで用済み・・・なかなかに今年の中3はやっかいなのだ。
朝早く家に帰るも泉ピン子が怖いから朝ドラを避けてしまう。午前10時、銀行で月末の振り込みを済ませた奥さんを中川駅まで送った。いつものように見送ろうとしたがタバコを買ったコンビニがやたら混んでいる。慌てていつもの場所にプリウスを走らせるが、その横を奥さんが乗った名張行の普通電車が通り過ぎていく・・・分からんかったやろな。
次に奥さんに会うのは佳子(14期生・作業療法士)の結婚式の二次会・・・四日市のプラットホームでの待ち合わせだ。