ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

生きている説教

2019-10-25 | 人間考察

vikingword.com

 

 

 

 

 

1953年、シカゴの鉄道駅に記者団が集まり、1952年度のノーベル平和賞受賞者との出会いを待った。


彼は大きな男で、ふさふさした髪と大きな口ひげを生やした背丈が6フィート4インチ(193.04㎝)もあった。


記者たちは彼に会えて光栄だと興奮して口々に言った。 カメラのフラッシュは焚かれ、彼への賛辞があちらこちらから聞こえたが、この訪問者は、その興奮の記者たちの向こうに、二つの大きなスーツケースを運ぶのに苦労しているアフリカ系アメリカ人の年配女性に気付いた。「すみません、ちょっと失礼、」と彼は群衆の中をこの女性のいるプラットホームまで素早く歩いて行った。彼女のケースをひょいと持ち上げて、彼はこの女性をバスの所へ連れて行った。それから待たせ続けた記者たちのもとにもどり謝罪した。


その男は、アフリカの貧しい人々や病気の人々を助けるために自分の人生を投資したあの有名な哲学者、音楽家、医師、宣教師であるアルバート・シュヴァイツァー博士だった。


歓迎委員会のメンバーの一人は記者の一人に「これは私が初めて見る『生きた説教』ですよ」と言った。


男性でも女性でも、人の尺度は、その名前、名声、または何を言うかではなく、何をするかである。


 


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