ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

フィンランドのおばあちゃんに教わった

2017-09-19 | 家族

次男が夏休みにハワイの大学から帰宅した時、ちいさなワニの編みぐるみを持ってきた。とても可愛くて、どこから来たのか聞いたら、彼女が作ってくれた、と言った。今時こういう編みぐるみを作れる女の子がいるのか、と驚いた。写真を見ると、可愛らしいお嬢さん。次男に早く結婚申し込んだら?と言うと、長男と共にヨーロッパをバックパックで回る旅に出て、スエーデンの彼女の家族の前で、プロポーズをする予定と答えた。その話は、次男のことに書いたが、プロポーズは成功し、即時に喜ばしい声で電話をして報せてくれた。

彼女は、1/4スエーデン人、  1/4ドイツ人、 1/2フィンランド人でスエーデンに生まれた。幼い時からフィンランドの祖母が大好きで、洋裁も毛糸編み、レース編みはすべてこのおばあちゃんから習ったのだと言う。何回失敗してもおばあちゃんはいつもやさしく正してくれて、本当に大好きだったのだそう。

ただただ長くまっすぐに編めばいいマフラースカーフしか編めない私は、生涯で一度だけ、大奮闘して幼い長女に白い手編みのセーターを作ったことがある。ファンシーではないが、一応セーターに見えたから、よしとした。姉のひとりはレース編みに長けているが、私にはその才能はない。だからTattingタッチングレースを始めたわけである。あれは、鈎針を時々使うだけで、シャトルと指で編むから簡単である。鈎針編みは絶望的にできない。何度も母や姉から教わったし、友人にも教えてもらった。でも、すぐ忘れるし、ひどい結果になるだけである。情けない。

ところが次男の妻は、それはそれはすいすいと実にたやすく、編んでいくのだ。父親に編んでいるという北欧風の編みこみ模様のセーターも、あっという間に作ってしまうし、日本から訪問中だった姉にも、猫が好きだと知るや否や、短時間のうちに、小さな猫の編みぐるみを作ってくれた。彼女の手先は日本人女性のように小さくて、非常に器用である。そんな彼女の作品をご紹介したい。

 赤狐のスカーフ

 

まるまるころころの子羊の編みぐるみ

 

赤ちゃんへのウサギ編みぐるみ

 

果物とドーナッツの編みぐるみの土台になっているとも知らずお昼寝の人は弟のひとり。

 

と言うわけで、彼女は、madebynatsku (アニメとは違う)として、こういう編み物作品をEtsyで時々気が向くと売っている。こういう才能のある人が本当に羨ましい。

 


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