「黒い五月」の活動日誌

ティーカップから引っ越してきました。

方舟に明日はあるのか?

2010-10-17 23:07:00 | 日常生活
 本当は、夜の大日本@後楽園に集中したかったのですが、最近、ノアの評判が余りにも芳しくないので、とりあえず、自分の目で確かめておこうかなと思った次第。

 でまあ、実はノアの生観戦もディファ有明に来るのも10年ぶりくらい。
 まだノアが旗上げして間もない頃でしたねー。
 実は開場直後、何度か会場設営のバイトで来たことがあるんですよね(笑)。それはともかくとして、今でこそアクセスもそれなりに良くなりましたが、それでも後楽園に比べてしまうと――とはいえ、それを補って余りあるロビーやトイレなど面積の広さ、プロレス・格闘技観戦を主眼に置いた座席のつくりと配置ということで、出来た当時は、「将来はプロレスの聖地になる」とまで言われたものでした。
 ただ、(店子とはいえ)ノアの道場や事務所がある関係上、他団体はなかなか使いづらいのと、その後のプロレスの凋落や、新木場1stRINGの登場で、そう上手く事は運ばなかったのですが(苦笑)。

 当日券を買って中に入ってみると、南側がボコっと空いていたり、アリーナもほぼ一列丸々空いていたりで、往時を知っている人間にしてみれば、一抹の寂しさを感じつつも、なーんだ巷で言われているほどガラガラじゃないじゃん――と思っていたのですが、なんのことはない、南側に思いっきり暗幕出して席を潰してたんですね(汗)。で、第4試合のあとダンスを披露した劇団の関係他、招待客も結構いたみたいですし、となると実券で入っているのは……。


 第1試合 ○谷口周vs×梶原

 パンフを見たら梶原選手のアイスリボン(旧ワラビー)参戦歴は、黒歴史とされている模様。
 それはともかくとして、今シリーズはジュニアタッグリーグがメインということで、アリーナにフェンスはしていなかったのですが、――いや、それは良いんですけど、いくら第1試合とはいえセコンドが誰も居ないってどういうことよ?
 それが前座といえば、それまでですけど。
 梶原選手がトペ・スイシーダを出した時、本当にヒヤリとしましたよ。
 谷口(周)選手の受けが上手くなかったこともあるけど、一歩間違えると選手だけじゃなく観客にも怪我人が出ますよ?!
 あ、そもそも前座でトペやるな、って意見は無し。梶原選手にだってプライドはあるだろうし、こういう時、セコンドが居ないと、観客の人だって、なかなか動きづらいでしょうし、ましてや普段、フェンスがデフォルトで、そういうのに慣れてない客層でしょうから。その辺り考えないと……。
 それにしても静か。
 日テレGプラスの収録があったのですが、アナウンサーの声が北側後ろから2列目にもよく聞こえるんですよ、これが。


 第2試合 ×井上(not京子)vs○中嶋

 おっそろしくたるーい試合。
 10数年前に今は亡き「殺人風車」ことゲーリー・オブライトと熱いシングルをやっていた井上(雅)選手を見ているだけに現況を見るとかなりキツいものがあります。
 それでも二人で色々考えて、会場の空気を温めようとしたんだと思いますよ。その努力は買いたいです。
 井上(雅)選手は、いわゆる外部参戦組の若手とも、ちゃんとコミュニケーションも取れているんだと思いますよ。
 いわゆる第2試合としては発展途上、これからどこまで練り上げていけるかがカギになりそうです。
 それにしても観客の反応がイマイチ。まあ、昔からのノアのファン層は、このテの試合、あまり好きじゃないみたいですし。
 

 第3試合 ○ヨネ(not香織)&社長vs×小川良&蕨のガンヲタ
 
 なんか知らないけど、セコンドが居ないという状況下(!)で場外乱闘が発生して、小川(良)選手がイスを振り回して、あっといういう間の反則決着(4:01)。
 試合後、なおもヨネ選手(not原人)に攻撃を加えようとする小川良&ガンヲタ組。そこを金丸&平柳組が救出、さらにそこへ潮崎襲撃と、観客も思わずポカーンな展開。
 かわいそうなのは、ヨネ(not原人)選手。何もする間もなく今日のお仕事終了。
 ところで、社長は出てましたっけ?


 第4試合 高山&○佐野vs妻が鬼嫁&×起田
 
 正直言うと、この辺で、何かアップセットが起きるか、せめて起きそうな雰囲気くらい起こしてくれないと、新たな流れを作れない気がするんですよ。
 試合後、不甲斐ない起田選手に鬼嫁の夫が喝を入れるシーンはあったけど、それも予定調和過ぎて……ここで一人だけセコンドについていた梶原選手が高山選手につっかかるくらいしたら面白かったと思うんですけどね。
 実を言うと、この時点で、私、「これがかつては業界の盟主と呼ばれた団体の興行か」と泣きが入りそうになってました。


 劇団のダンスと休憩(苦笑)を挟みます。っていうか、トイレタイム(笑)


 第5試合 キャバクラ王&石森&×マルビンvs○塩崎&エバンス&過激虎

 いっそ潮崎選手は、開き直ってひたすらチョップとラリアットで組み立ててゴー・フラッシャーで仕留めるというパターンで行くくらいのことをしてもいいんじゃないかと?
 その一方で、観客の視線を集めていたのがエバンス選手、
 微妙に帯広さやか風味な動きとテンパり加減(笑)。一度、19時女子プロレスに出てくれないかな、と?
 しかし、6人タッグにしては、ダブルダウンで試合が止まるシーンが多かったような?
 

 セミファイナル 日テレ盃ジュニアL公式戦Bブロック
 金丸&×平柳vs原田&○小峠

 どうやら、今日の客の中に、大阪プロレス勢目当てというか追っかけが、結構居た模様でして、セミファイナルに来て、やっと観客から声が出始める。それに呼応するかのように一部ノアファンが、大阪勢が何かやるとブーイングを飛ばす。これでこそ対抗戦なんですけどね(苦笑)。
 本当に今日は、大阪勢とガイジンたちが居なかったら、とんでもない低レベル興行になっていたと思いますよ。


 メインイベント 日テレ盃ジュニアL公式戦Aブロック
 ×小林(notアブドラさん)&青木vs○エドワース&ストロング

 とにかく、KENTA&青木組が、というか特にKENTA選手が酷すぎ。最近の真琴師匠の比じゃない塩っぷり。
 蹴っちゃ休み、何か技をやっちゃ休み、ROH勢もつられるかのように、だらだらとした流れに。フィニッシュへの流れはなかなかでしたが。

 そういえば、ね、この時点でセコンドが健介オフィス勢と井上雅くらいしか見当たらず。これじゃ恐くて空中戦なんて出来ないでしょうよ。みちのく勢とか大丈夫なのでしょうか?ま、サスケ社長はそれでもムチャクチャやるんでしょうけど(笑)。

 とりあえず、この日の興行を見て言えることは――

 今のNOAHは、アイスリボン以下! 

 とまあ、ここで終えてしまうと、ノアファンの皆様に怒られてしまいそうなので、私なりの改善案を提示しておきたいと思います。

 つまりのところ、日テレにおんぶにだっこで来ちゃったこととか、最初からある程度のフォーマット(いわゆる「四天王プロレス」ね)が完成された状態で旗揚げして現在に至ってしまったツケが、ここにきて一気に来た感じがしますよね。
 
 選手個々の能力とか技術は高いですよ。だけどやはり、お互いの寿命を極端な方法で削り合うプロレスは限界を迎えたのではないか、と思うのですよ。

 それと同時に選手やフロントの心理として、シリーズの2戦目だしぃ、一昨日も都内だったしぃ、黙ってても最終戦の後楽園も来てくれそうな人たちが、リングサイドとか埋めてくれててしぃ、とかいう感じで興行を運営していたんじゃないか?という気がしてならないんですよね。
 休憩時間にしても「○○選手が売店に来ています」ってアナウンスはかかるみたいですが、それこそ手の空いてる選手が黙っていてもゾロゾロ出て行くくらいしないと。ノアは一人来て、あとは健介オフィスの若手選手だったですよね?
   
 え、そんなことしたらファンが押しかけて、ロビーが混乱するって?
 後楽園ならまだしもディファなら結構余裕あると思いますよ?
 そもそも見た感じで、混乱するほどの客は押しかけているようには見えませんが?
 ついでに売れないなら、スタッフも客席でパンフやらポスター売り歩けばいいのに。
 物販に関しては本来、レスラーの仕事じゃないし、やらせるべきではないという意見もあるのは重々承知してますよ。
 でも、現実問題として、地上波のテレビは無くなって、放映権料がG+分のみになっている状況で、なりふり構っている状態じゃないと思うのですがねえ……。
 実は、夜の大日本があったので、全試合終了後、スグにディファから飛び出したのですが、何人の選手が売店に立って、チケットやグッズを売るために声を出していたのでしょうか?人数は別にしても、せめて社長は後ろの方でボーっと座っているだけでもいいから、売店に顔を出していたんですよね?

 そういえば、7月のDDTの時、ノアの人たちは何を見ていたのでしょうか?
 あるいは、周囲に居たホスト団体や大日本、FREEDOMS、アイスリボンなどの物販ブースを横目に、「そこまでして売らなきゃいけないんだから、ご苦労サマなことで」とか「ああはなりたくないなあ」とでも思っていたのでしょうか?ライバル(?)の新日本だって、選手こそは出ていなかったようですが、かなり必死こいていた印象がありますが?

 例えば、杉浦(貴)選手にしても、そこまでフロントを批判するのなら、自分でブログやmixi使って、「杉浦チケットセンター」くらいやって営業をしてみたら如何でしょうか?

 そしてツイッターで「最終戦の後楽園、まだ北側のひな壇や南側I列のチケットありますよー!」とか「Iジャの新宿フェイス大会、浅野社長にお願いして、杉浦扱いで良席を確保しました!」とか「営業に話をつけて今度のディファの北側RST列中央は、『お杉シート』にしました。予約特典もつけますんで、メールを宜しくお願いします」とか。そして12月には、「このままじゃ武道館がガラガラです~。2階席の一部ですが『キャバクラ最高!シート』として1000円引きで提供します!サイン色紙もプレゼントしちゃいます!午前0時まで事務所でお電話お待ちしてます」と、どこかの独裁者さんみたいなことくらいやるくらいの覚悟はあるんでしょうね?

 そこまでやっても一回限りじゃ仕方がないので、リピーターをいかに掴むかというのも考えないといけませんよね。
 そのために毎度売店前やらアリーナ席で「杉浦集会」を開くとか。

 時代は変わっちゃったんですよ。

 長くなったので、残りはまた、別の機会に。

DDT48総選挙の開票

2010-10-07 23:53:00 | 日常生活
 DDT48総選挙の結果などをさくっと振り返っておきます。
 会場に着いたの20時ちょい過ぎだったので、試合の感想はなしです。

 1位 男色ディーノ先生 512票
 2位 変態メイドなパンクラシスト佐藤光留選手 498票
 3位 年齢不詳な元キャットファイターチェリー選手 308票
 4位 「鍛えてるからだー!」HARASHIMA選手 258票
 5位 ある意味、最も危険ないぶしくん飯伏幸太選手 254票
 6位 高木三四郎ガンヲタ大社長 233票
 7位 巨匠・中澤マイケル肛門爆破 231票
 8位 アントーニオ本多選手 230票
 9位 「デスマッチジャイアント」石川修司選手 225票
10位 MIKAMI選手 213票
11位 「地獄の墓掘り人形」ヨシヒコ選手 209票
12位 大鷲透選手 206票
13位 ヤス・ウラノ選手 183票
14位 「都宮ちいの下僕」木高イサミ選手 182票
15位 「カナダの路上王」ケニー・オメガ選手 171票
16位 「レスリングマスター」ディック東郷選手 162票
17位 エビスコ酒場店長・KUDO選手 159票
18位 石井慧介選手 146票
 
 次点 入江選手と安部選手 132票

 で、次期KO-D挑戦者は男色先生にけってー!
 
 しかし、上位18人、なんですか、このぶっ壊れた面々(苦笑)。こうしてみると、とんでもない団体だな>DDTとユニオン
 そして、選別されてしまった人々の中でも、諸橋、鳥羽といったガチ凹む選手、やさぐれるDJニラ選手、そしてさびしそうなヨシヒコの後ろの人(ミツボシカレー店長)……。

 そんな総選挙の開票大会でした。
 あ、大社長が12月からユニオンに移籍するらしいです。
 うん、きっと何か企んでいるんでしょうね(くす)。