終わってみれば、パ・リーグの54勝52敗2分で、リーグ間ベースで考えれば、4年振りの勝ち越しということで。
ただ、交流戦の優勝争いは4球団が11勝7敗で並んで、TQBの差で決まるという歴史的な大混戦に。
実際に連日連夜、壮絶な内容の試合が続出してましたしね。
ホントに「まだ6月なのに、日本シリーズでもやっとんのか?!」みたいなテンションになっていたというか、こないだ(6・19)の横浜の試合は、とんでもない空気でしたわ――で、ま、その試合もまた、二転三転のとんでもない試合内容に――。
ざっくりと感想を示すとすれば……。
最終カードの段階になって、漸くパ・リーグらしい力業でねじ伏せる野球が戻ってきたかな、という感じですかね。
ただ、優勝したベイスターズをはじめとして、セ・リーグの選手とファンが交流戦に対する感覚が、ここ数年変わってきたのかな、という感想もあります。
さすがに10年連続で勝ち越される時代があっただけに、「さすがにこのままではマズい」という意識は出てきたのでしょうかね。
つうか、ジャーマン山﨑さんのいうところの「気合」なら、ちょっとセ・リーグの方が押してたな。
コロナ禍というイレギュラーな事態の影響も見え隠れしている中で、2年連続で勝ち越してきているので、今年も――という流れできて、実際に最終カードまではリードしてきたんですけど、最後の最後でパ・リーグサイドの過去2シーズン分を含めたデータ収集と分析が完了して、逆転を許したと――。
とはいえ、何事もなければ、再来年位まではリーグ間では、勝ったり負けたりを繰り返すことになるのではないか、と予想しております。
この調子でいけば、山本由伸は海外移籍だろうし、上沢も海外の可能性があるし、加藤貴もFAだし、それでも有原(3年契約らしいし)が残留して、マー君(人類)はさすがに仙台で骨を埋めるだろうけど、ピッチャーのレベルはジリジリと落ちていく中で、どこまでパの各球団が穴を埋めていけるかがカギでしょう。
やはり、今はセ・リーグのピッチャーも速球を投げ込んでくるし、バッターも鋭く振ってくるし、外国人も含めて主力選手に限れば能力的には上なのではないか――単に能力の問題ならば、2010年代も変わってないのだろうけど。編成の考え方や育成のやり方が、かなり変わってきたんだろうな、と想像できます。
つうか、セ界恐慌の時から考え方がアップデートされてなかったら、単純にアホだろ?!
パ・リーグはパ・リーグで、各球団とも世代交代と海外スカウトに苦しんでいる状況が続いているので、ぼちぼち改善していきたいところかな。
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