一昔前のコミケの話

　気が付けば、あと２週間を切ってしまったんですね。

　いよいよ夏コミです。

　昨年は夏、冬とも比較的マイルドな気候の下だったのですが、今回は非常に厳しい環境下でのコミケになりそうな予報が出ております。

　今から15年位前、そう、世紀が変わったころのビッグサイトというと、今のようにコンビニもなけりゃ、自販機も数少なく、もっといえば施設内あるいは周辺のレストランも「お盆休み」を取っているケースが多かったのですから、食糧事情に関しては悲惨なもんでありました。

　何せ、初日「火責め」（高温）、中日「水責め」（大雨）、千秋楽「兵糧責め」（高温＋参加者殺到）などという事もありまして、その時は、一般参加で昼過ぎからノンビリ参戦しようと企てていた私は、悲鳴のような知人からのコールに慌てて家を飛び出し、当時、東雲にあった赤札堂（現在はオートバックスになっている場所）で、ドリンクやら「飲むアイス」などを買い込んで、現地に――なんてこともありました。

　あとは、携帯の電波事情は壊滅的になることもあり、中にはバッテリー＆アンテナ持参で参加するツワモノも見かけましたねー。

　後年、かなりの急速さで食糧事情などは改善されていったわけですけど、その割には、毎回のように地獄絵図が展開されているような気がするんですが、そりゃあまあ、それ以上のスピードで参加人数（公式発表の数値をあ明らかに上回っている）が増加しているのが理由なんですけどね（苦笑）。

　管理者的には、もうさすがにトシなので、もはや、滅多に会えない知り合いと打ち上げをどうするかくらいしか楽しみがありませんね（笑）。
　とはいえ、昨今は月島あたりもだいぶ浸食されつつあるので、豊洲か門前仲町あたりが候補になってくるのか……