リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

2016/10/14

2016-10-14 23:24:09 | 2016年度秋公演

どうも、照明チーフです。

チ~フで~す。


早いもので、今日は稽古納めでした。
僕の体半分くらいは舞台装置班みたいなものなので、今日も舞台作業をしていたのですが、
ちらっと稽古場を覗くと、みんな真剣な顔をして演出の話を聞いていました。

真剣なふりをした顔ではなかったので、なんかそれで充分でした。

――この圧倒的文章力の欠如ッ。

最近は「ふぁー」とか「おっおっ」とか言ってると周りが何とかして拾ってくれるので
文章力とか語彙力とかそういった類のものはかなぐり捨ててしまいました。

本当に人に恵まれていますね。
それに気づくのに二年半かかりましたが。

私生活におけるリツゲイの比重がかなり大きなっていてチョービビります(※語彙力)。

二年前はボックスを腐海だと捉え、足すら踏み入れなかったのに、
今では空きコマには必ずと言っていいほど寄るし、ソファで爆睡してしまうほどです。
というか、ボックスに入った瞬間眠くなります。布団かッ(※語彙力)。

生活の一部になってるんです。そう思うと卒団すると抜け殻になりそうで怖いです。

ただ怖かろうが、なんだろうが、あと1週間。
それも仕込みと本番だけになってしまいました。

三年間あっという間だったので、この一週間なんて体感にして数秒程度なんじゃないかと思ってしまいます。

小屋入りしたときに空気を思いっきり吸うのが好きだし、脚立に上るのも、灯体に触れるのも、シュートや絵作りも、
役者が自分の作った明かりで動くのを観るのも好きなので、どこでその体感数秒を使うべきかすごく迷います。

控室にいる時間とか、飯を食ってる時間とか、その辺に使ってしまいそうです。


卒団公演、良い照明にします。
終わった後、良ければ感想を聞かせてください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きみのためにつよくなりたい

2016-10-14 00:12:19 | 2016年度秋公演
だんだん寒くなってきたのに、まだセーターを着るには早すぎるという謎のプライドに苦しめられて毎朝今日着る服に悩んでいる2回照明、制作担当の溝上です。

衣替えはしました。衣装ケースの中にはあったかそうなセーターがぎっしり詰まってて出番を待っています。でも、まだ10月だからセーターを着るには早すぎるという謎のプライドのせいで毎日薄着で「寒い」と連呼しながら帰途につくのが日課になっています。明日こそセーターを着たいと思います。

それはさておき卒団公演です。去年の卒団公演の打ち上げの席で私が「何事もなく平安無事に卒団させる」と宣言してから1年が経ちました。現4回生の卒団公演だったのになぜか今年の卒団公演について考えていた私も私ですが、謎の宣言をした私も私です。きっと疲れていたんでしょうね。でも、この言葉に突き動かされるようにこの1年を過ごしてきたように思います。例えば、渉外として。副団長として。照明として。制作として。一番かわいくない後輩として。

気がつけば、Twitterや公演ビラには私の名前やアドレスが記載され、照明の副業的にやっていた制作で受付シフトを作ってなんだか制作チーフの仕事を全て取るように制作の仕事をしています。

今、この記事を書きながらなぜあの時あんな宣言をしたのだろうと考えています。いろいろ理由は浮かんできますが一番大きな理由はたぶん悔しかったからだと思います。一つの仕事も満足にこなせず誰かに頼りっぱなしだった私に対し、なんでも誰にも頼らず仕事をこなしていた姿が到底追いつけそうもないくらい遠くに思えて取り残されたように思えて悔しかった。そんな私なのに来年私が上回生を安心させて送り出せるのか。悔しさや不安や疑問や恐怖、そして決意が表出した宣言だったのでしょう。覚えてないですけど。

タイトルはこの宣言をして少ししてから買ったサンボマスターのアルバムからとりました。「きみのためにつよくなりたい」の「きみ」は様々な解釈ができる言葉です。ある時は、到底追いつけそうもないけどそれでも少しでも支えになりたいと思った3回生の先輩。ある時は、徐々に集まってきた同回生。ある時は、このアルバムを買った時には受験生だったろう1回生。そして、ある時は何もできない弱さを嘆いていた自分自身。

1年前よりはかなり強くなりました。それは、少しでも近づきたい、追い越してみたいという気持ちから外部で武者修行したり、危機的状況に直面し必要にせまられたりした結果だと思います。1回生には強くなってもらいたい。でも、私のように突然強くなることをせまられるような状況で強くなってもらいたくない。そんな状況を作らず徐々に強くさせる状況を作るのが今後の私の課題なのでしょうね。

今日(もう昨日)Excelが使えずに3回生を心配させた私ですが、本番では心配させない働きをしたいと思います。

2016年卒団公演の幕があがるまで1週間となりました。まだ私がやるべき仕事は残っています。物理的にも心理的にも。早く終わらせたいです。嘘。心理的なものは全ステージが終わるまで終わらせちゃだめだ。

いろいろ書き連ねましたが、要するに来てほしい、見てほしいっていうことを伝えたかったんです。そのためにブログ書いてるんですから。約2時間かけて。(うたた寝時間含む)

皆様のご来場お待ちしております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする