好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

EP23 手塚明美編(JC第12・13巻)、考察。

2021-05-31 | 『シティーハンター』原作考察
出逢って恋して占って

前回の結城礼子編で、言わば黄金の方程式が得られた事により、ストーリーは一段と洗練されていく。

手塚姉弟ら、複数のゲストキャラの思惑が複雑に絡まる内容が、テンポ良く描かれていく。
意外な展開に驚かされる、ミステリ的側面が強まった。

特に、明美の成長ぶりには注目すべき。
彼女は、大人たちに流される進路を払い除け、占いに流される自分の考えを改める。

また、この回で初登場する殺し屋、銀狐は『シティーハンター』全体を語る上での最重要キャラの一人。
断じて忘れてはならない。

因みに、アニメ版で明美を演じているのは当時のアイドル、国生さゆり氏。
このエピソードは、アニメの話題作りのために芸能人を起用する走りでもあったのだ。

それでは。また次回。

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