ジミーは、自分の意識が消えゆくのを感じていた。
久しぶりの“彼”の声が、耳元で聞こえた。
……ごめんなさい。まさか、こんな最後にまで、こんな仕掛けが残ってたなんて……。
――それなら気にするな。今までの運が良すぎたんだ。
……どうしよう。これから。一体、どうしたら……。
――また別の冒険者を用意するんだな。
……それしか、ないのかな……。
――そりゃあ、出来るならオレがまたやってやりたいさ。
オレは今まで、依頼で一度も失敗しなかったのが自慢だったんだしな。
何とかなるんなら、何とかしてほしいよ。
……何とか、しようか……。
――出来るのか?
……キミの体を、ボクが借りて良ければ……。
――なるほど。今度は全知全能の神様さんが自分でやるってわけか。
……ボクはそんな立派な物じゃないよ……。
――何でもいいさ。とにかく、そういう事ならさっさとしてくれ。
……いいの? キミがどうなるか、ボクにも分からないのに……。
――オレはずっと、そういう人生を送ってきたんだ。余計な事を気にしてないで、始めな。
…………………………………………。
ジミーの周囲が、陽炎のように揺らめく。
一瞬の間を置いて、彼の姿は、そこから消えた。
久しぶりの“彼”の声が、耳元で聞こえた。
……ごめんなさい。まさか、こんな最後にまで、こんな仕掛けが残ってたなんて……。
――それなら気にするな。今までの運が良すぎたんだ。
……どうしよう。これから。一体、どうしたら……。
――また別の冒険者を用意するんだな。
……それしか、ないのかな……。
――そりゃあ、出来るならオレがまたやってやりたいさ。
オレは今まで、依頼で一度も失敗しなかったのが自慢だったんだしな。
何とかなるんなら、何とかしてほしいよ。
……何とか、しようか……。
――出来るのか?
……キミの体を、ボクが借りて良ければ……。
――なるほど。今度は全知全能の神様さんが自分でやるってわけか。
……ボクはそんな立派な物じゃないよ……。
――何でもいいさ。とにかく、そういう事ならさっさとしてくれ。
……いいの? キミがどうなるか、ボクにも分からないのに……。
――オレはずっと、そういう人生を送ってきたんだ。余計な事を気にしてないで、始めな。
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ジミーの周囲が、陽炎のように揺らめく。
一瞬の間を置いて、彼の姿は、そこから消えた。