『ブレイブ・ストーリー(上)』(by宮部みゆき)、読了。
知らない環境に吹っ飛ばされる。
古今東西、こうして始まる物語は数知れず。
で、大抵は以下のどちらかのパターンに集約される。
例えば『ハリー・ポッター』のように、
日常で苦労してた主人公が、出先で充実した生活を送るか。
例えば『おろしや国酔夢譚』のように、
日常で普通に暮らしていた主人公が、出先で艱難辛苦を受けるか。
(↑思いついた例が偏っててスイマセン)
だから、この本のようなタイプは珍しいだろう。
日常で苦労してた主人公が、出先でも艱難辛苦を受けるってのは。
まさか、450ページ中、380ページ辺りまで、元の世界での話が続くとは思わなかった。
しかも、主人公の事情がまた尋常じゃない。まだ小学生だってのに。
「実の父親が愛人とその子供と一緒に離婚して出て行った」
「実の母親と愛人との刃傷沙汰レベルの修羅場を目の当たり」
主人公の友人(なのか?)の事情もまたまたどうして恐ろしく。
父親に、母親と妹とを殺されたっていうんだから。
PTSDとか起こしても仕方ないんじゃないかコレって。
それでやっと、自分の運命を変えるために、
幻界(ビジョン)なる異世界での旅を始めた主人公だが。
「運命を変えるなんて間違ってる。現実を受け入れるんだ」
って結論が出そうで激しく不安。
どうか、この予想が当たりませんよう……。
それでは。また次回。
知らない環境に吹っ飛ばされる。
古今東西、こうして始まる物語は数知れず。
で、大抵は以下のどちらかのパターンに集約される。
例えば『ハリー・ポッター』のように、
日常で苦労してた主人公が、出先で充実した生活を送るか。
例えば『おろしや国酔夢譚』のように、
日常で普通に暮らしていた主人公が、出先で艱難辛苦を受けるか。
(↑思いついた例が偏っててスイマセン)
だから、この本のようなタイプは珍しいだろう。
日常で苦労してた主人公が、出先でも艱難辛苦を受けるってのは。
まさか、450ページ中、380ページ辺りまで、元の世界での話が続くとは思わなかった。
しかも、主人公の事情がまた尋常じゃない。まだ小学生だってのに。
「実の父親が愛人とその子供と一緒に離婚して出て行った」
「実の母親と愛人との刃傷沙汰レベルの修羅場を目の当たり」
主人公の友人(なのか?)の事情もまたまたどうして恐ろしく。
父親に、母親と妹とを殺されたっていうんだから。
PTSDとか起こしても仕方ないんじゃないかコレって。
それでやっと、自分の運命を変えるために、
幻界(ビジョン)なる異世界での旅を始めた主人公だが。
「運命を変えるなんて間違ってる。現実を受け入れるんだ」
って結論が出そうで激しく不安。
どうか、この予想が当たりませんよう……。
それでは。また次回。