『予期せぬ結末1 ミッドナイト・ブルー』(byジョン・コリア)、読了。
1930~1960年代までの、全16編の短編集。
気楽に読める短編集を「タイトルだけで読んでみた」。
印象に残っているのは、やはり表題の『ミッドナイト・ブルー』。
ある悪夢を見た妻の話を聞く夫の話。
『栗鼠の目は輝く』はハッピーエンドだから好き。
ただ、私にはこの作者の作風はあまり合わなかった会わなかったのが本音。
物語の核心(オチ)をボカす、というより、ほとんど述べず、読者の想像力に委ねるのは、ちょっと違うかなと。
冒頭の但し書きで期待を煽られすぎたのも良くなかった。
ファンが編集した本によくある現象、かも。
後、個人的に思ったのは、登場人物の耐久性が強すぎる点。
トランクの中で平然とし続けたり、衆人環視の中で剥製として微動だにしなかったりは、少々無理があるんじゃないかな。
それでは。また次回。