好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

EP21 野上冴子再登場編(JC第11巻)考察。

2021-03-29 | 『シティーハンター』原作考察
『ある夜の“マチガイ”』

情報量も非常に多い上、登場人物の関係が掘り下げられている重要な事件。

今回、槇村の過去が描かれた事で、
「香←→獠←→冴子」の図に、
「獠←→槇村←→冴子」の図と、
「冴子←→槇村←→香」の図が加わっ
た。

これらに更に、
連載開始時にあった「獠・香・槇村」の
の図を重ねれば、
「獠・香・槇村・冴子」の4人の関係が確立する。
作中で冴子が述べた「三角関係」とは言い得て妙で、むしろ彼らは4人それぞれで三角形を、つまり全員で「正四面体」を成り立たせているのだ。

特に、槇村を挟んで、香と冴子の関係が築かれた点は大きい。
組織のボスとの戦闘で、自己犠牲で香を救おうとする冴子と、その冴子と共に生きようと戦う香の対比は、CH全編でも名場面と言えるだろう。

……という難しい話は横に置き、作者の美麗な画を堪能するのも悪くない。
レオタード、水着、下着、それからSM衣装まで見れる漫画ってあんまり無いと思うから。

それでは。また次回。

この記事についてブログを書く
« ジャンプ(16号)私的雑感。 | トップ | 対面会話は何にも勝る栄養。 »

『シティーハンター』原作考察」カテゴリの最新記事