好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

久しぶりに医療小説を読む。

2020-06-23 | 物語全般
『ガンコロリン』(by海堂尊)、読了。

全5話の短編集。
因みに初版は2013年。

先にお断り。
海堂作品を読むのは私、苦手である。
ただ今回は、知人から譲り受けた縁で1冊だけならと通読。

読み終えた印象は、やはりあまり変わらなかった。
「医療は国家よりも重い」という一貫したテーマを、
あらゆるジャンルで書き分け、
且つその大量の作品群を、一つの世界観と時系列で完全に
つなげる手腕は、確かに素晴らしいと思う。

問題は、そういった作風が私個人の感性に合わない事だけだ。

表題の『ガンコロリン』は、ガンの特効薬が作られた世界の顛末。
新薬を安易に世に広めない方がいいという話、と私は解釈。

『ランクA病院の愉悦』は、ツイッターがモチーフの一つ。
「ツイート数/フォロワー数」で、
ツイッタリスト(文法的に既におかしいのは作者も承知の上だろう)の
価値が決まるという論が書かれていた。
……そうなの?(゜ロ゜;

それでは。また次回。

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