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犯罪者の5人に1人が高齢者、社会孤立で「万引きが唯一のコミュニケーション」に

2021-11-16 15:30:00 | 日記

下記の記事は週間女性プライムからの借用(コピー)です。

 日本の総人口は減り続けているが、65歳以上の人口は増加の一途をたどっている。2025年には国民の3割以上が65歳以上、5人に1人が75歳以上になるというデータも。どこを見てもおじいさん、おばあさん……という状況は目前。そんな中、シニアを取り巻く深刻な問題が発生している。高齢者の犯罪が増え続けているのだ。
犯罪も高年齢化
 法務省が発表した「2020年版犯罪白書」によると、1年間に検挙された刑法犯は約75万件と17年連続で減少し、戦後最少を更新した。しかし、65歳以上の割合は過去最悪に! 増加傾向にあったものの、ついに4万人を突破し、全体の22%、犯罪者のおよそ5人に1人が高齢者となってしまった。しかもその7割以上が70歳以上というから驚きだ。
「高齢者の犯罪は、30年ほど前は全体の2.1%程度に過ぎませんでした。高齢者が罪を犯すというケースは極めてまれだったわけです。ところが右肩上がりに増え続け、2020年には過去最悪の22%に上っています」
65歳以上の刑法犯・検挙人員の割合は令和元年に過去最高を記録した
 というのは犯罪心理学に詳しい法政大学の越智啓太先生。
「高齢者の人口増加と比例して、高齢者犯罪の割合も増加しているというのが現状です」(越智先生、以下同)
女性は万引き、男性は暴行
 ではどんな犯罪が多いのだろう。
「高齢者犯罪の70%以上が罰金刑で収まるような、比較的軽微なものが多いです」
 中でも特に多いのが窃盗。全年齢でみた検挙数の40.2%が高齢者だ。窃盗というのは、いわゆる万引きが当てはまり、高齢者犯罪の種類別に見ても、万引きが半数以上を占めている。
 万引きというと10代の青少年が犯しやすい犯罪というイメージがあるが、実際はシニアが大多数を占める。特に女性が多く、女性万引き犯は全体の4分の3にもなる。
 次いで多いのが、傷害・暴行。これはほぼ男性高齢者によるもの。
「駅で駅員を殴るとか、道でトラブルになって殴りかかるというような、いわゆるキレる老人です。計画性はなく、その場の怒りに駆られて、衝動的に暴力をふるう場合がほとんどですね」
 年齢を重ね、分別があるはずの高齢者なのに、なんとも嘆かわしい話だ。さらに高齢者は、再犯率も高い傾向にある。
高齢者なので会社をクビになる心配はないし、友人や家族との関係が薄ければ、周囲の目も気にならない。またほとんどが軽犯罪なので、逮捕されても注意を受ける程度か、せいぜい罰金を科せられるくらい。
 何度も罪を犯したり、超高額なものを万引きしたとしても、ほぼ執行猶予ですむ。刑務所に入ることはごくまれなのだ。
「犯罪後に生活が変わることはなく、失うものもないので反省もしない。だから再犯率も高く、常習化していく人が多いと思われます」
背後に潜む“孤独”問題
 万引きをする高齢者は、やはり経済的不安をかかえている人なのだろうか。
「実は、経済的に貧しいという人はあまりいません。普通の生活を送れている人がほとんど。万引きをするのは、節約のためという人が多い」
 昭和生まれの高齢者は節約志向が高く、万引きする商品も、食品や日用品が主。宝飾品やブランド品はまずないという。
「そして主たる原因として考えられるのが、“社会的孤立”です」
 万引きに関する有識者研究会の報告書によれば、65歳以上の万引き犯のうち、「独居」が56.4%、「交友関係を持つ人がいない」と答えた人は46.5%を占め、日常生活の中で孤独を抱えている人が多数いることが判明した。
 同報告書では、日常生活の中で孤独や不安、ストレスの増加などが引き金になって、万引きのような問題行動につながるのではないかと指摘している。
「万引きが唯一のコミュニケーション手段になっている可能性が高いですね。“見張られている”という状況は、社会とのつながりを感じられるし、つかまって店長や警察官に叱られれば、それ自体がコミュニケーションとなる。
 怒られても罰にならず、むしろ楽しみや高揚感を感じている人が少なくありません」
 また孤独感は「キレる老人」を生む元凶にもなっている。
「孤独で話し相手がいない状態が続くと、気持ちの切り替えがしにくくなるので、嫌なことがあると、常にそのことが頭を巡ってしまいがち。時間をかけて怒りが増幅していって、ずっとイライラしているという状態になります。
 そんなときに、道で足を踏まれたりすれば、怒りが限界点に達して、殴る、暴言を吐くといった問題行動につながるのです」
「コロナ禍でステイホームしていた間は、老人犯罪も多少は減っていたでしょう。しかし、室内にこもって孤独と怒りをため込んでいたかもしれません。ステイホームもほぼ明けたいま、危ない老人が一気に街に出てくる可能性があります」
高プライド老人に要注意
 孤独な老人ほど犯罪に手を染めやすいのなら、周囲の人間としては、小まめに声をかけるなどしてあげるのがよいのだろうか。
「そうとも言い切れません。おじいちゃん元気? なんて声をかけると、子ども扱いしやがって……と怒りを買うこともあります。いちばんいいのは、習い事や老人会に参加するなど、本人が自分で環境を変える努力をすることです」
 カルチャーセンターや町内会の集まりなどに出かける老人の中で、罪を犯すような人はまずいないという。
 しかし孤独に陥っている老人は、プライドが高い人が多く、「年下にものを習うなんて」「ジジババの集まりなんか行っていられるか」などと自分から垣根をつくってしまいがちなのだ。
 昔は高齢者の知識や経験が重宝され、子どもや孫たちに頼られていた。けれども今や知りたいことはすべてインターネットで知ることができる。老人の知恵など必要とされなくなってしまったのだ。
「とはいえ、老後は20年以上もあるので、プライドを捨てて新しいことにチャレンジし、豊かな余生を送ってほしいですね。それを社会が後押しすることがシニアの犯罪抑制へとつながるのです」
82歳老人ストーカーの末路
 20代の女性会社員に付きまとったとして逮捕されたのは、熊本県に住む82歳の男性。
 女性が働くお店に客として訪れた際、親切にされたのがきっかけで、自宅や勤務先を訪れては交際を迫るなどの行為を頻繁に繰り返した。
 警察からも警告が行われたが、ストーカー行為がなくならないため、逮捕に至った。
 これは2010年の事件で、越智先生が印象に残っている高齢者犯罪のひとつ。
「高齢者のストーカーは意外と多いんです。“最後の恋”だと思っているので必死だし、ラブレターや花束を渡す、電話をかけるなどの行為なので、逮捕もされにくい。
 けれども、金も時間もあるからどこまでも追いかけてくる。ストーカーとしては、高齢者はかなりタチが悪いともいえます」
教えてくれたのは●越智啓太(おち・けいた)先生●警視庁科学捜査研究所、東京家政大学心理教育学科助教授などを経て、法政大学文学部心理学科教授。犯罪捜査への心理学の応用、プロファイリングなどが専門


最新研究で判明「高齢男性はひとり暮らしで幸福度が下がり、女性は上がる」残酷な真実

2021-11-16 13:30:00 | 日記

プレジデントオンライン様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。  記事はテキストに変換していますから画像は出ません

高齢者の単独世帯と、高齢親と未婚の子の同居世帯が増えている。それぞれの世帯で高齢者の幸福度はどうなっているか。拓殖大学准教授の佐藤一磨さんが解説する――。
日本の世帯構成3つの変化
日本は高齢化に直面しています。

この高齢化の進展とともに、高齢者の世帯構造に大きな変化が生じています。図表1は65歳以上の高齢者がいる世帯を5つのグループに分け、その推移を見たものです。

この図から3つの変化が読み取れます。

【図表1】65歳以上の者のいる世帯の世帯構造の変化出所=厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査」
1つ目は、「単独世帯と夫婦のみの世帯の増加」です。2019年には両世帯を合わせた割合が61%となっており、高齢者のみで暮らす世帯が半数以上を占めています。

2つ目は、「三世代世帯の減少」です。1986年では三世代世帯の割合は45%とほぼ全体の半分近い値でした。当時、子や孫との同居は高齢者の一般的な居住形態だったと言えるでしょう。

しかし、2019年になると、この割合はわずか9%にまで落ち込んでいます。1986年と比較すると、5分の1の規模です。現在の日本では親・子・孫で一緒に住む形は希少なものになりつつあります。

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3つ目は、「未婚の子と同居する高齢者の増加」です。1986年では未婚の子と同居する高齢者の割合は11%程度でしたが、2019年には20%にまで上昇しています。世帯数で見ると、2019年で約512万世帯となり、三世代世帯の数(約240万世帯)の約2.1倍です。


独居高齢男性の幸福度は低い
1つ目の近年増加する独居高齢者の幸福度に関して、中央大学の松浦司准教授と法政大学の馬欣欣教授が分析を行っています(※1)。

この分析によれば、「独居高齢男性の幸福度は(家族と暮らす高齢男性と比べて)低くなる傾向がある」ことがわかっています。

背景として高齢男性は人との交流が少なく、ひとり暮らしになることによって孤立化しやすいという点と家事負担が影響していると指摘されています。
ひとり暮らしをする高齢女性の幸福度は高い
これに対して、「独居高齢女性は(家族と暮らす場合に比べて)幸福度が高くなる傾向がある」ことがわかっています。

この理由は家事負担からの解放です。

日本では性別役割分業意識が依然として強く、女性に家事負担が偏りがちです。ひとり暮らしだと他の家族の家事負担もなく、気兼ねなく生活できるため、幸福度が高まるというわけです。

また、女性の場合、男性よりも家庭外での交友関係が広く、孤立化しにくいといった点も影響しています。

松浦准教授らの分析では、独居高齢女性と独居高齢男性の幸福度の比較も行っていますが、女性の幸福度のほうが高いことを明らかにしています。

ひとり暮らしの高齢女性は、相対的に幸せに暮らしているようです。

近年、高齢者の独居世帯が増加していますが、女性のほうが男性よりも平均寿命が長い点を考慮すると、相対的に幸福度の高い高齢独居女性の比率が高くなっている可能性があると考えられます。

ただし、高齢者世帯でも貯蓄や所得が幸福度に大きな影響を及ぼすため、安定的な経済基盤の確保が課題として懸念されます。


未婚の子と同居する高齢者は幸せなのか
次に、日本において増えている「未婚の子とその親」という世帯について見ていきます。

国民的テレビアニメである『サザエさん』のように、子夫婦と同居する親といった居住形態は、今では少なくなっています。

ここで気になってくるのは、「増加する未婚の子との同居が高齢の親にどのような影響を及ぼすのか」という点です。

はたして未婚の子との同居は、高齢の親に幸せをもたらすのでしょうか。

未婚の子と同居するメリット・デメリット
未婚の子との同居にはメリットもあれば、デメリットもあります。

まず、メリットとして挙げられるのは、同居している子から提供されるさまざまな生活上の支援です。

親に代わって子が日常生活の買い物や重い荷物の持ち運び、農作業、車の運転等を行ってくれることが考えられます。これ以外にも、親の健康状態が悪化した際、家庭内の介護の担い手として活躍することも考えられます。

これに対してデメリットとして挙げられるのは、家族という近い関係の中で発生するストレスや子への経済面での支援です。

息子と父親の言い争い写真=iStock.com/kazuma seki※写真はイメージです
同居という形をとっている以上、親子間でのコミュニケーションがあるわけですが、その中でさまざまなストレスがたまる可能性があります。また、経済的な理由から親との同居を選択している子世代の存在も考えられます。いわゆる「パラサイトシングル」であり、これも親の経済的負担となっている可能性があります。

以上のメリットとデメリットの大小関係によって、未婚の子との同居の影響が決まってきます。メリットのほうが大きければ、未婚の子との同居は幸福度を高めるでしょう。しかし、デメリットのほうが大きければ、未婚の子との同居は幸福度を押し下げる要因となります。

はたして実態はどちらなのでしょうか。
未婚の子との同居は高齢の親の幸福度を低下させる
未婚の子との同居が高齢の親の幸福度に及ぼす影響について、大阪商業大学の宍戸邦章教授が分析を行っています(※2)。


その結果は、「未婚の子との同居が男女両方の親の幸福度を低下させる」というものでした。

さらに、宍戸教授は「既婚の子との同居が男親の幸福度を高める」という結果も明らかにしています。なお、高齢女性の場合、既婚の子との同居の影響は確認できませんでした。

宍戸教授は、未婚の子の場合、日々の家事や経済面における基礎的な生活基盤を親に依存する傾向があるため、親の負担が増加し、幸福度の低下につながるのではないかと指摘しています。また、既婚の子の場合、同居は将来にわたる生活基盤の安定につながるため、親の幸福度を高めている可能性があると述べています。

以上の結果から、未婚の子との同居は高齢の親にとってあまり望ましいものとは言えないようです。

ただし、未婚の子との同居の及ぼす影響が状況によって変化する可能性があります。親の健康状態が悪化し、その生活上の支援のために同居する場合等が例として考えられます。この場合、子との同居がセーフティーネットとして機能するわけです。

この際の影響についてまだ十分な分析はありませんが、おそらく親の幸福度を高める効果があると予想されます。この点について、今後の研究が期待されるところです。

※2 宍戸邦章(2007)「高齢期における幸福感規定要因の男女差について――JGSS-2000/2001 統合データに基づく検討」日本版 General Social Surveys 研究論文集[6]JGSSで見た日本人の意識と行動 JGSS Research Series No.3.


ヨーロッパでも高齢の親と子との同居に注目が集まりつつある
日本では世帯構造の変化から子どもと高齢の親の同居が注目されますが、実はヨーロッパでも別な理由からこの点について関心が高まっています。

その理由とは「景気の悪化」です。

2009年の世界的な金融危機や直近のコロナウイルスによる影響によって景気が悪化し、若年層が失業の憂き目に遭う事態が増加しました。

職を失った子どもが住まいを確保するためにも、親元に帰るという動きが見られたのです。ヨーロッパでは高齢の親と子の同居が長期的に減少する傾向にありましたが、近年その動きに変化が表れたため、新たに注目を集めています。

ちなみに、子との同居が高齢の親に及ぼす影響について見ると、親の生活の質(Quality of Life)を悪化させるという結果もあれば(※3)、逆にメンタルヘルスの改善につながったという結果もあり(※4)、まだ結論には至っていません。

この点についても今後の研究結果が気になるところです。

佐藤 一磨(さとう・かずま)
拓殖大学政経学部准教授
1982年生まれ。慶応義塾大学商学部、同大学院商学研究科博士課程単位取得退学。博士(商学)。専門は労働経済学・家族の経済学。


高校生も手を染める「日給10万円」闇バイトの実態

2021-11-16 12:00:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です

「憧れのハイブランドのバッグが欲しい!」「コロナ禍でパートの日数も減って子どもたちの学費が厳しい」
お金が欲しい、そんな欲望は誰もが抱えているもの。
そんなときに、
《おいしい仕事です!簡単!早い者勝ち》《日給10万円以上!短期間でまとまったお金を稼げます》なんてメールが届いたら……。
見てみるだけと思ってついクリックすると大変なことに。
“簡単な仕事”の誘い文句に注意を!
「SNS上で“高収入”や“高額バイト”という誘い文句で募集しているのは、いわゆる『闇バイト』と呼ばれるものが多いのが実情。その正体は、高い報酬と引き替えに犯罪行為を行う人の募集です」
当記事は「週刊女性PRIME」(運営:主婦と生活社)の提供記事です
そう語るのは、元・埼玉県警捜査一課刑事でデジタル犯罪に詳しい佐々木成三さん。
こうした仕事はメールで届くばかりではない。「闇バイト 高収入」「裏バイト 即金」などとキーワードを入れればSNS上で多くの怪しいバイトがヒットした。そこには《10万以上》《安心》《簡単な仕事》など聞き心地のいい言葉が並んでいる。
だが、その実態は前出・佐々木さんが述べるように「犯罪行為」だ。
では、具体的にどのような悪の片棒を担がされるのか。
「まずオレオレ詐欺や振り込め詐欺などの特殊詐欺で、電話をかける“かけ子”や高齢者宅に現金やキャッシュカードを取りに行く、いわゆる“受け子”の仕事。また、違法薬物の運び屋や、家に押し入って金銭を強奪する強盗の仕事まで募集しています」(佐々木さん、以下同)
特殊詐欺の場合、犯罪者グループが、受け子を募集する際は“物を受け取りに行くだけの簡単な仕事です”と巧妙な言葉で誘い込む。
「犯罪グループとのやりとりは証拠が残らないようにメッセージが一定時間で自動的に消えるSNSを使うよう指示されます。そして面接が行われ、学生証や免許証など写真のついた身分証明書や自分の顔写真を送るように求められるのです」
その後、実際に犯罪行為を行う仕事が「紹介」される。銀行員を装いキャッシュカードを騙し取ろうとする手口をもとに説明しよう。
「決められた日時に、指定された高齢者宅に銀行のキャッシュカードを受け取りに行くよう指示されます。“あなたはアルバイトの銀行員として、偽名を伝えてカードを受け取ってください”と言われます」
明らかに怪しそうだが、高報酬に目がくらみ、さらにたたみかけるように言われる。
「“訪問する人の許可は取っているので大丈夫です”“警察に捕まることは100%ありません”という言葉を信じ込んでしまうのです。深く考えることなく犯罪に手を染めてしまいます」
闇バイトは一度関わると抜けだせない
実はこうした犯罪に巻き込まれるのは大人ばかりではなく、未成年のケースも増えている。
6月には、高校生が相次いで埼玉県警に逮捕された。
「入間市の17歳の高校生の少年が静岡県内でオレオレ詐欺の受け子をしてお金を受け取りました。ですが説得され母親に連れられて自首しました。彼は詐欺の疑いで逮捕されています」(全国紙社会部記者)
福島県の高校生の少女(17)も静岡県の女性(83)から現金250万円などを騙し取ったとして逮捕された。
元・埼玉県警捜査一課刑事でデジタル犯罪に詳しい佐々木成三さん(写真:週刊女性PRIME)
「大人、子どもにかかわらず人は誰かに認められたいという承認欲求を持っています。それをお金で満たそうとするんです」(佐々木さん、以下同)
可愛い服を買ったり、おいしそうなものを食べたり。SNSなどを通して共有し、評価を求める。
「犯罪者いわく、“いちばん誘惑に負けてしまう年代”なんです」
お金がない……そんなときに、地道にバイトをしてお金を稼ぐという手順を追わず、安易な方向に流されてしまえば悪い大人たちに狙われる。
「1回だけやって10万円ゲットして、その後すぐにやめれば警察に捕まることはないだろう」と闇バイトで犯罪を犯した若者たちはそうした甘い考えを持っていたという。
しかし簡単には抜けだすことができないのも闇バイトの怖いところなのだ。
「面接時に送った学生証や身分証などの個人情報を握られている状態です。“やめたい”と言っても、“学校にチクられたくなかったら手伝え”と脅されてしまい、抜けるに抜けられなくなってしまうのです。一度でも関わってしまえば、そこで終わりです」
さらに犯罪者たちは、言葉巧みに罪の意識をなくすような言葉を投げかけてくるのも特徴だ。
「過去に摘発された犯罪者グループは、犯罪行為をする前の受け子のバイトの子たちにこう言っていました。“高齢者がタンス貯金して使っていないお金を僕たちが使うことで、日本の経済を回している。つまり、日本を助けている。だからこれは犯罪じゃないんだ”“みんなやってるから大丈夫”。そんな根拠のないうたい文句に騙されてはいけません」
佐々木さんは語気を強める。
コロナ禍で増加傾向、一度の犯行で実刑も
さらにコロナ禍でネットを使った犯罪は増加傾向にあると続ける。
ターゲット層になりうる学生たちがネットに触れる時間が増加して闇バイトのリクルートがしやすくなったからだ。また、収入減で困窮する大人世代にもターゲットを広げ、甘い誘い文句で声をかけてくる犯罪者も増えている。
昨年11月、80代女性からキャッシュカードを騙し取り、約217万円を引き出した男(当時29)が逮捕された。男はコロナ禍で店長を務めていた飲食店が経営難になったことでSNSで見た闇バイトの高額報酬に魅力を感じ、応募。犯行に至ったという。
「闇バイトをしてしまった学生の中には、警察に捕まって初めて、自分がやったことが特殊詐欺の“受け子”だったと知ったというケースもありました。受け子は詐欺罪という重大な犯罪です。偽名を使って銀行員になりすましていますし、“自分がやったことは犯罪とは知りませんでした”では通用しません」
闇バイトで犯罪に加担し逮捕されると、その経緯によっては弁解が通用しないことも。
「初犯でも実刑、つまり刑務所に入ることになる可能性が大きいものもあります。詐欺罪、強盗致傷など、その犯罪行為によります」
そう指摘するのは元検察官の高橋麻理弁護士だ。
「闇バイトというのはあくまでも実行役を募るための手段。結果としてどのような犯罪に加担したかで刑罰が決まりますので、アルバイト感覚でやったとしても、その当事者に重い実刑が科されてしまいます」(高橋弁護士、以下同)
社会復帰が非常に難しくなるリスクも
実際に実刑が科せられた事件も少なくない。
大学生の男性(当時)は闇バイトに応募して強盗傷害の実行役をすることとなった。民家に押し入り、住人にケガをさせたことから、強盗傷害で逮捕。初犯だったが判決は懲役4年6か月の実刑。
覚せい剤の運び屋をして、懲役9年の実刑判決を言い渡された例もあるという。
「この運び屋こそ軽く考えられがちですが非常に重い処罰を受けます。覚せい剤の営利目的での密輸は、運び込んだ薬物の種類や量にもよりますが、一発で実刑になるのが原則」
高橋弁護士は「闇バイトで募集して参加したという事例ではありませんが」と前置きをしたうえで、
「私が検察官をしていた際に扱った事件です。成人して間もない若者でした。悪い友人に誘われて受け子として1回仕事をしただけ、初犯でしたが懲役1年6か月の実刑判決を受けました。特殊詐欺は社会問題化し、裁判でもかなり厳しく処罰される傾向があります。
そもそも、確実に執行猶予がつくような軽微な犯罪であれば、犯罪の首謀者たちの仲間内でやるはずですよね。そうではなく、それなりの対価を払い、SNSで人を集めるという手間とリスクを背負ってまで共犯者を募っているのは、警察に逮捕されるリスクや逮捕されたあとの代償が大きいからでしょう」
未成年が逮捕された場合はどうなるのだろうか。
「少年法の適用で、成人とは手続きが異なります」
少年院送致ということになれば、少年院に収容される。また、重大犯罪に関しては、成人と同じ刑事裁判を受け、刑務所に収監される場合も。
「つまり、未成年であっても、犯した犯罪の内容によっては重い懲役刑や身柄拘束を受ける可能性があるということです」
刑事処罰とは別に、学校を退学処分になってしまったり、会社を解雇されることもある。家庭があるなら、子どもや配偶者の未来にまで影響を及ぼすような社会的制裁も免れない。
それに刑事責任を果たしたらそれで終わり、というわけにはいかない現状もある。
「ネット上に事件内容を投稿する人もいるため、半永久的に氏名や顔写真などの情報が残ってしまうおそれがあり、社会復帰が非常に難しくなる。それほどのリスクまで背負っているということです」
アルバイトや副業という軽いノリで犯罪に手を染めてしまったら取り返しがつかない。
子どもたちをどう守ったらいいのか
では、高校生や大学生の子どもたちをどう守ったらいいのだろうか。高橋弁護士は、
「親世代が実際に闇バイトはどういう言葉で募集されているのか実態をその目で確認することが重要です。当然“強盗の仲間を集めています”というような直接的なアナウンスはしていません。さまざまな隠語やキーワードを駆使しているんです。まずそこを知ることです」
例えば仕事内容によって強盗は『叩き』、違法薬物の運搬は『運び』などの隠語が使われている。ほかにも『単発の仕事』『保証金なし』も闇バイトを募集する際のキーワードだという。
「一見まともそうに見える闇バイト募集の投稿を自分で確認したあとに、お子さんに見せて“これ、何だと思う?”という会話から始めてみてください。そこから、実は自分も危ない世界と隣り合わせのところにいるんだ、という危機感を伝えるきっかけにしてほしい。親子で危機感を共有することが子どもが闇バイトに陥ることを未然に防ぐ第一歩だと思います」
もしあなたの子や孫が闇バイトに手を染めていたら……。それがわかったとき、どうしたらいいのだろうか。
「警察に行くという踏ん切りがつかない、そもそも犯罪かどうかもわからない場合もあると思います。まずは弁護士に相談してください。状況に応じて自首のサポートもできます。弁護士が独断で、勝手に警察に通報することもありません。安心して、速やかに行動してほしいです」
闇バイトは、甘い誘い文句のもと、SNS上で手軽に参加できてしまうものだが、1度手を染めてしまったが最後、支払う代償はもらう報酬よりもずっと高いものになる。
『闇バイト』危険な仕事内容一覧
ネット上に躍る『高額バイト』や『闇バイト』の文字。ただ仕事内容は特に書かれていない。もしかしたらこんな危険なことをやらされるかも……。(注・専門家への取材をもとに編集部で作成。あくまでも一例)
■詐欺関連
『オレオレ詐欺』『還付金詐欺』などで電話をかける『かけ子』、被害者から金銭やキャッシュカードを受け取る『受け子』、被害者が振り込んだ金銭を引き出す『出し子』を担う。中でも『かけ子』は騙すことがわかっていながら電話をかけるため知らなかったではすまされない。最近では新型コロナに乗じた特定給付金に関する詐欺への関与をさせられる事例も増えている。
■運び屋
違法薬物や拳銃、現金などを指定された場所から場所へと運ぶもの。何を運んでいるかわからなくても罪に問われる。海外などから薬物を運ぶ場合などは、国によっては死刑にあたるほどの重罪になる。
■口座売買や名義貸し
銀行口座や戸籍などの個人情報を第三者に売る、というもの。振り込め詐欺など特殊詐欺に利用されることがある。その口座や個人情報が事件に使われれば逮捕されたり、今後新しく口座を開いたり、ローンを組むのが難しくなることにも。
■各種勧誘
投資でもうかるなどの勧誘で情報商材などを販売するもの。中には騙す本人もその商品を買わされ、そのためにローンを組まされるケースも。ほかにもカニや布団などを高額で売りつける販売員をさせられることも。
■強盗
被害者宅を訪れ、金品を奪取するもの。文字どおり犯罪なのだが、指示役からは募集の段階では「お金を取りに行くだけ」「被害者の不正なお金」などと言われていることも多い。そのため、罪の意識が薄く犯行に及ぶケースも。
(取材・文/堤美佳子)
元埼玉県警捜査一課 佐々木成三さん
警察を退職後は犯罪を防ぐため精力的に活動。サイバー犯罪捜査の経験から『スマホで子どもが騙される』(青春出版社)などネット犯罪に関わる著書も多い。
弁護士 高橋麻理さん
法律事務所オーセンス、第二東京弁護士会所属。検察官として殺人、詐欺、性犯罪事件に携わった。退官後、弁護士に。刑事事件のほか離婚等家事事件を担当している。


小室眞子さんを「税金で生活しているくせに」とバッシングすることの間違いと怖さ

2021-11-16 11:00:00 | 日記

下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です。

 残念ながら、小室さんの米ニューヨーク州の司法試験は不合格だった。考えてみれば、小室バッシングというストレスの中での留学生活と司法試験だったのだから、あり得ないことではなかった。安心できる環境で、来年の再チャレンジを期待したい。

 これまで小室さんがチャラい男とかジゴロみたいに見られたおかげで、小室さんが受けるストレスも半端ではなかったはずだが、眞子さんも同様に追い詰められてきた。その一例が、皇籍離脱時にもらう一時金は元皇族としての品位を保つためなのに、「税金泥棒」と呼ばれ、果ては「税金で生活しているくせに」と、税金で維持される皇族には自由な生き方がないような言われ方をしてきた。要は、皇族は国民の言うことを聞けということだろう。

税金をもらったら国民の言うことを聞かなくちゃダメなら、公務員はみんなまともな結婚もできないことになる。現在、生活保護をもらっている人に対しても同じようなバッシングはあるが、根はまったく同じだ。

 眞子さんと小室さんが、なぜこれほどバッシングを受けたかといえば、眞子さんが皇族だったからである。恐らく憲法第1条に「天皇は……主権の存する日本国民の総意に基く」とあるのを錯覚したのだろう。

 これは天皇制というシステムのことであって、天皇の私生活を指しているわけではない。仮にそれを承知で眞子さんに当てはめたとしても、国民の「総意」であって「一部の意見」を聞けということではない。それなのに、ああだこうだと書かれて、結果的に眞子さんは朝見の儀を含めた儀式はもちろん、一時金まで辞退することになってしまった。

「眞子さんに1億円余を払うな!」なんて本気で思っている国民がどれほどいたのだろうか。

それなのに、ヘイトも同然の声がデカ過ぎるものだから、つい世間の総意と勘違いしてしまったのだろう。もしこんな風潮が広がれば、税金で支えられている人間は「国民の言うことを聞け」から、やがて「政府の言うことを聞け」になってしまうだろう。

■根っこは日本学術会議問題と同じ

 典型的な例は日本学術会議の任命拒否だ。税金をもらっているなら国民の代表者である政治家の言うことを聞け、でないと任命できませんよというわけである。これも眞子さんらへのバッシングと五十歩百歩だ。この連中に共通しているのは、使われた税金が自分のお金だと錯覚していることである。眞子さんのケースは、妄想した一部の連中が大騒ぎしたことが広がったために堂々と「世論」になってしまった一例だが、これが同じように「政治家の言うことを聞け」となったら、もうファシズムである。

それにしても、なぜ皇室は税金で維持されるようになったのだろうか。日本が戦争に負ける直前の皇室には、推定2兆円の財産があった。戦争に負けたことで、皇室にお金を持たせちゃ危ないというわけで、日本を占領したGHQは皇室財産を解体して国に移管させた。多くの国民は、その財産を享受してきたはずだ。例えば皇居外苑を散歩したとする。自由に出入りできるのも国に移管されたおかげなのだ。

 皇室が税金で支えられるようになったのはわずか75年前のことであり、それも皇室が望んだことではなく、外国の軍隊によって強制されたことを、当時の国民が認めたということだ。最初から税金で賄われていたわけではない。

 ただ、そういったことを知った上でも、「税金泥棒」うんぬんは、税を循環させることで支えられている民主主義国家を否定することになるだろう。

 


眞子さん&小室圭さん新居・NYヘルズキッチン地区「最近治安が悪化」

2021-11-16 09:10:56 | 日記

NEWSポストセブン様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

 

 秋篠宮家の長女・小室眞子さん(30)と夫・小室圭さん(30)が11月14日、米ニューヨークに到着し、いよいよ一般人としての生活が始まった。英タブロイド紙『デイリー・メール』は、ふたりの新居はマンハッタンのヘルズキッチン地区の中心部に位置すると報じている。

 同紙は、夫妻がジョン・F・ケネディ国際空港に到着し、日本の警備員や地元の警察官に見守られながらターミナルを後にする様子を写真付きで報道。さらにその後、車に乗って新居に向かう動画も公開。記事では、ふたりの新居にフィットネスセンター、ヨガスタジオ、試写室、館内スパ、ゴルフシミュレーターコーナーなどの設備が整っていることにも触れられている。

「現地で取材を続けている『デイリー』紙では、小室夫妻の新居が掲載されたウェブサイトを特定しています。同サイトによると、新居は1ベッドルームのアパートメントで、一か月にかかる賃料が4,809ドルとなっていました」(現地在住ジャーナリスト)

 4,809ドルとは、日本円に換算すると約54万8000円だ。かなり高額なようだが、そもそもマンハッタンの家賃相場の高さは有名で、月に30万円は必要だとされる。となると、“元プリンセス”の新居としては決して贅沢とは言えない。

 気になるのは、ヘルズキッチン地区の治安だ。「地獄の厨房」という物騒な名前の通り、一昔前のヘルズキッチンは非常に治安の悪い場所として知られていた。開発が進み、20世紀末にはオシャレな高級エリアへと大変身を遂げたが……。

 コロナ禍以降のヘルズキッチンの様子について、前出の現地ジャーナリストはこのように語る。

「すっかり安全な高級エリアになったヘルズキッチンですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、また治安が悪化している印象です。記憶に新しいところでいえば、2021年3月には、このエリアでアジア人女性暴行事件も発生しています。

 しかもニューヨーク州では3月から大麻の合法化も始まりました。ヘルズキッチンに限らず、ニューヨークのどこに行っても独特の匂いを感じます。街ではホームレスや麻薬中毒者を見かける機会が随分と増えました」(前出・現地ジャーナリスト)

 これまでのように“菊のカーテン”で守られていない場所で、眞子さん夫妻の新生活が始まる。