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「家族が家族を殺すとき」、“密な”空間で何が起きているのか?

2021-11-25 15:30:00 | 日記

デイリー新潮オンライン様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

コロナ禍にあって、昨年来、増え続けている日本人の自殺。11年ぶりに増加に転じ、この春、厚生労働省が公表した2020年の確定値は、前年比4%増の21,081人に上った。コロナでの失職や、メンタル面での不安などがその理由として挙げられているが、一方で指摘されている遠因が、「家族関係が密にならざるを得なかったこと」だ。
 ***
女性や子供の自殺率が上昇
マンションの13階から5歳の息子を階下に放ったのは、34歳の母親だった―― 
 昨年2020年の自殺者の内訳を見ると、女性が15%増の7,025人。小学生から高校生までの若年層に至っては、25%増の499人が自ら命を絶っている。
 ノンフィクション作家の石井光太氏は、女性や子供の自殺率が上昇した要因を次のように分析する(『近親殺人』より、以下引用は同書)。
〈家庭では家族が密になる時間が長くなったことで、劣悪な環境が深刻化し、家庭内暴力や児童虐待が起きやすい状況になったとされている。被害者の大半を占める女性や子供は、他に逃げ場所がなければ精神的に追いつめられていくだけだ〉
「密になった家族関係」「逃げられない弱者」――。「家」という限定された空間で、コロナ禍で加速した要因が悲劇を生んでいる、というのだ。そして今、同じ理由によりコロナ禍にあって危惧されているのが、家族が家族を殺める「家庭内殺人」の増加である。
 もともと殺人事件は、親族内で発生する確率が高い犯罪だ。20年版「犯罪白書」によれば、19年に起きた日本国内874件の殺人のうち、54.3%は「親族」間で起きている。友人・知人など、加害者と被害者が「面識あり」の35.6%、「面識なし」の9.4%を大きく引き離す。その割合は、17年は49.4%、18年に51.0%、そして19年が54.3%だから、ここ数年、増加傾向が続いている。
 そうした家庭内殺人の一つの形態が、「児童虐待(ネグレスト)の行きついた先」としての「子殺し」だ。同じ19年、殺人と認定された「児童虐待による死亡事件」は82件。うち父親等によるものが18件なのに対し、母親等が加害者となった事件は、その3倍以上の64件だった。特徴的なのは「父親等」には実父以外に「養父、継父、母親の内縁の夫」などが含まれているが、「母親等」はすべてが「実母」である点だ。
大切なはずの身内を手にかける――その時、家族に何が? 7つの事件が問いかける、けっして他人事ではない真実『近親殺人―そばにいたから―』石井光太/著

 先の石井光太氏による『近親殺人』は7つの「家庭内殺人」のレポートだが、ここで取り上げているのも、実母による虐待殺人。ある年末の夜、マンションの13階から5歳の息子を階下に放ったのは、34歳の母親だった。
 女は取調室でこう語った。
〈子供は夫の愛情を独り占めしていました。子供なんていない方がいいと思い、窓から突き落としました〉
 この母親は、もともと子供に関心が薄かった。妊娠直後から「子供嫌い」を宣言し、出産後にも育児放棄を続けていた。音信不通だった母親の自殺を知らされてから精神を病み始め、窃盗癖が悪化、万引きを繰り返すようになる。酒の量も加速度的に増えていき、制御できない感情の矛先は、小さな息子に向かっていった。
 そしてとうとう、事件は起きた。ホテルのトイレで、母親は息子の首を絞め続けたのだった。発見されたとき、息子の顔は赤紫色に鬱血(うっけつ)し、下唇が切れて鮮血が流れていたという。ズボンは失禁で、ぐっしょり濡れていた。マンションの窓から息子を投げ捨てたのは、この6日後のことだった。
 虐待は親子間で「連鎖」していくことが、従来から指摘されている。親から虐待された子は、さらにその子を虐待する、という負の連鎖。この事件の加害者の女もまた、幼少期から母と、母の内縁の夫によって虐待を受けていた。特に内縁の夫からの虐待は、激しい暴力を伴っていた。女は幼少期を振り返り、こう証言した。
〈あの人(母の内縁の夫)は私のことがとにかく嫌いだったみたいです。リビングですわっているだけで、文句を言われて首を絞められました。首を掴まれて宙に持ち上げられたこともあります。お酒を飲んでいる最中だと、中身が入っている缶ビールを投げつけられました〉
 やがて虐待には、性的行為も加わっていった。
 それから20年後の惨劇。女には懲役11年が下されている。
「老老介護殺人」という現実
高齢の夫婦のどちらかが、介護を必要としている連れ合いを殺害する「老老介護殺人」という現実(他の写真を見る)
 ここ数年、時代を象徴する事件形態としてクローズアップされているのが、やはり「家庭内殺人」のひとつである「介護殺人」だ。18年版「犯罪白書」では、高齢者を65歳以上と定義、その上でこう解説している。
〈(親族殺の中でも、配偶者殺では)約5割は被害者が精神・身体のいずれか又は双方の障害を有し、約3割は被害者が要介護・寝たきりや認知症の状況にあり、犯行の背景に、将来悲観・自暴自棄、介護疲れや問題の抱え込みといった事情がある〉
 この一文から見えてくるのは、「高齢の夫婦のどちらかが、介護を必要としている連れ合いを殺害する」という図式である。従来の「介護疲れの娘や息子の嫁」が要介護者(親)を殺める、のではない。浮かんでくるのは、「介護殺人」の中でもさらに厄介な、「老老介護殺人」という現実なのである。
 先の『近親殺人』の中で石井氏がレポートしているのが、15年1月に千葉県で起きた「夫殺し」だった。77歳の元看護師の妻が、72歳の夫を全長34センチの柳葉包丁で刺殺。夫は「要介護4」、寝たきりの状態で、人の手を借りなければ生活が営めなかった。
 妻を苦しめたのが、夫の〈脳出血による排尿障害〉だった。昼夜を問わず、15分ごとに、夫は激しい尿意を訴えた。夜中、トイレに連れて行っても、なかなか用が足せない。寝室に戻るやいなや、すぐにまた、夫の「トイレ!」という声で叩き起こされた。
 妻は逮捕後、当時の苦しさをこう振り返っている。
〈気がつくと、私の心は自覚できるほど変になっていました。介護でちょっとしたことが起きただけで、動悸が激しくなって息ができなくなるんです。全身から汗が噴き出したり、手が震えたりということもあった。あれっと思っているうちに、だんだんと人と会って話をすることが難しくなりました。人を前にしても、笑うことも、泣くことも、悲しむこともできない。感情が死んでいたんです〉
夫の全身には30カ所以上の刺し傷
 この事件では、夫の全身に30カ所以上の、包丁による刺し傷が残されていた。包丁は根元から曲がり、心臓や肺を貫通していた。
 一般に、刺し傷の多さは、(1)被害者に対する恨み、あるいは、(2)必ず殺人を遂行するという決意、のどちらかの理由によるという。この妻の胸に去来した感情は、果してそれらの感情だったか。
 裁判では「妻は介護で心身ともに疲れていた。うつ状態に陥って、無理心中しようと思い悩んでの衝動的犯行」と認定された。懲役3年、執行猶予5年が、彼女の量刑だった。


加賀まりこ「自閉症の息子と向き合うパートナーを見続けて。だから言いたい〈生まれてきてくれてありがとう〉」

2021-11-25 13:30:00 | 日記

婦人公論.jp様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

パートナーの息子がもってきてくれた役
私はテキパキして口調が強いけど悪気はないとか、しっかり者の役が多かったけど、今回の映画『梅切らぬバカ』は自閉症の息子をもつ地味な占い師。夫がいなくなってから二人で生活していて。隣の家族や地域との関わりを通じて、息子の自立を模索していくのね。

偶然なんだけど、パートナーの息子が自閉症なの。監督(和島香太郎)に45歳になるそういう子どもがいるって話したらびっくりしてた。私たち夫婦のことをまったく知らないからね。

あの子がこの役をもってきてくれたのかな。塚地武雅さん演じる息子の忠さんのような感じだもん。いつもあらぬほうを見てるのよ。視線を合わせないの。でも目はすごく綺麗。澄んだ瞳で、純真で。その子がいたから映画で塚地さんと自然に親子になれたのね。


パートナーと最初に会ったのは、三浦友和さんと共演した1980年のテレビドラマ『しあわせ戦争』。

86年の『男女7人夏物語』では、私が明石家さんまさんの義理の姉役で、関西弁の台詞を猛特訓したの。その時のディレクターだった。
監督に「入れてね」って言って
98年の『ハムレット』の公演中に彼と一緒に仕事する話があって、舞台を観にきたの。私が55歳の時ね。「あ、コイツ、いい顔になったなー」って思った。それから「つき合って」って言うんだけど、なかなか「うん」と言ってくれない。

でも彼をノックし続けたの。息子さんのことも、若くして離婚したのも知ってたからね。お母様が年取って弱ってきて、孫の面倒みきれなくなったし、彼の仕事は忙しいし。預けたいと探してたら見つかったの、いい学園が。それが5年後ね、私が60歳。彼、54歳。で、やっと「いいよ」って。(笑)

その学園には両親を亡くした60歳の人も元気に過ごしてる。それを見ると安心よね。救い。どうしたって親は先に逝くからね。忠さんを施設に入れるって決めた時も将来が不安だからだし。


パートナーは障害がある息子と向き合って変わったから、人間としての成長の糧になってるのよ。「息子に感謝ね」っていつも言ってる。あの子のためにと思い、あの子の力になりたくて頑張ったことがいっぱいあるのよね。忍耐強いし、優しい。

私はそれを見てるから、『梅切らぬバカ』で、忠さんに、「生まれてきてくれてありがとう」っていう台詞を言いたかったの、どうしても。監督に台本の段階で、「入れてね」って言って。

この映画を観て、障害がある人たちに優しい眼差しを向けてくれると、やった甲斐があるなぁ。忠さんは作業場でお菓子の箱作ってる。ああいうふうに仕事しながら生きていってほしいよね。

加賀まりこ
女優
1943年東京都生まれ。62年、映画『涙を、獅子のたて髪に』で女優デビュー。以来、映画、TV、舞台などで幅広く活躍する。81年、映画『泥の河』でキネマ旬報助演女優賞受賞。近年の出演作に、ドラマ『花より男子』


チンパンジーが教えてくれる、健康な老後の生き方

2021-11-25 12:00:00 | 日記

日経ビジネスオンライン様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

この記事はナショナル ジオグラフィック日本版サイトからの転載です
チンパンジーのヨギは、ウガンダの「キバレ・チンパンジー・プロジェクト」で調査している約60頭の野生の個体のうちの1頭。2011年10月に撮影。(PHOTOGRAPH 
 2007年の初めに亡くなった「アンティー・ローズ(ローズおばさん)」は、人類が知る限り、最高齢の野生のチンパンジーだった。推定63歳と、チンパンジーとしてはかなり高齢で、最後の数カ月は困難な生活を送っていた。「体毛はすべて失われ、森の中をはい回っているような状態でした」と、アフリカ、ウガンダのキバレ・チンパンジー・プロジェクトを率いるナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー、エミリー・オタリ氏は振り返る。
 しかし、アンティー・ローズは最後の最後まで、自力で生活していた。チンパンジーは、相手が高齢であっても食べ物を分け合うことはほとんどないので、年老いた個体は自分で食料を探し続けなければならない。オタリ氏によると、チンパンジーも年を取れば活動量が減り、筋肉が衰えるという。「けれど、彼らは私たちよりもはるかに上手に老いと向き合っています。ただ力強く生き続ける。それは見事です」(参考記事:「三つ子の魂百まで、チンパンジーにも該当、研究」)
 一方、米国の研究施設では、飼育するチンパンジーが35歳を過ぎると老年期とみなしてきた。米国では長年、4つの施設が何百頭ものチンパンジーを飼育し、人間の病気を治療・予防するための実験研究を行ってきた。これらのチンパンジーが、心臓病や糖尿病といった、人間が加齢に伴って発症する病気を患うと、研究者たちは、彼らがいかに私たちに似ているかに驚嘆した。(参考記事:「実はこんなに人間的なチンパンジーの母親、3つの研究成果」)
 米国立衛生研究所(NIH)が2015年にチンパンジーの侵襲的研究を中止し、彼らを国内の保護施設に移動させることを決定した時には、60歳に満たない数十頭のチンパンジーが、体が弱っていて移動が難しいと報告された。しかし、チンパンジーたちが弱っていた理由は、実験に使われていたことだけではないのかもしれない。
 野生のチンパンジーやアフリカのサンクチュアリで十分なスペースを与えられているチンパンジーは、実験施設で飼育されていたチンパンジーと比べ、老齢での健康状態が驚くほど良好であることがわかっている。これは、現在もなお飼育下にあるチンパンジーたちをどうケアすべきか、明確な教訓を与えてくれる事実だ。飼育下のチンパンジーの行く末はむしろ、多くの現代人がますます座りっぱなしの生活を送るようになることのリスクについて教えてくれているのかもしれない。
 人間は、「体は自然と弱っていくものだから、必然的に体調も悪くなる」と思い込み、年齢を重ねるごとに非活動的になることが多い。しかし、食べ物を見つけるために1日に何キロも歩かねばならず、病気やケガをしても医療を受けられなかったアンティー・ローズのような野生のチンパンジーでさえ、私たちよりも健康的に年を重ねているように見える。そう話すのは、キバレ・チンパンジー・プロジェクトを共同で率いる、米ニューメキシコ大学の人類学者、メリッサ・エメリー・トンプソン氏だ。
キバレ国立公園のカニャワラ地域の野生のチンパンジーたちは、1987年から観察されていて、霊長類の行動やヒトとの関係についての知見に貢献してきた。
 トンプソン氏によれば、狩猟採集生活を送っている人々は、年を取るにつれのんびりする私たちに比べて、人生の最後まで活発に活動し、長く健康を維持しているとの研究結果が多く出ているという。例えば、タンザニアのハッザ族の人々は生涯にわたって採集を続けるが、年を取っても歩行速度が大きく低下することはない。(参考記事:「ハッザ族 太古の暮らしを守る」)
「弱るのは、活動するからではなく、活動しなくなるからなのです」
野生と飼育下、両方のメリットを享受
 ウガンダのンガンバ島チンパンジーサンクチュアリでは、密猟者の手から保護されたチンパンジーたちが、広い熱帯林の中を自由に動き回っている。年に一度、獣医師がチンパンジーに鎮静剤を投与したうえで健康診断が行われる。これは、老化のプロセスについてのデータを収集する絶好の機会だ。
 米ミシガン大学の人類学者アレクサンドラ・ロサティ氏は、「飼育下での研究から、チンパンジーはコレステロール値が非常に高いと考えられていました」と語る。しかし、同氏らは最近の研究で、ンガンバ島のサンクチュアリのチンパンジーたちは、飼育下のチンパンジーよりもはるかにコレステロール値が低いことを発見した。
 同様に、体重など、心血管疾患のリスクを示す他の指標も、ンガンバ島のチンパンジーの方が低かったとロサティ氏は言う。その理由は、実験用だったチンパンジーたちよりも動き回っているからではないかとのこと。また、実験施設で主食とされていたような栄養価の高いチンパンジー用の食物よりも、野菜や果物(一部は自生しているもの)を多く食べている。
 チンパンジーに老化の兆候が見られないわけではないと、ンガンバ島チンパンジーサンクチュアリでかつて獣医長を務め、現在はその責任者であるジョシュア・ルクンド氏は話す。高齢のチンパンジーには関節の炎症がよく見られるという。「また、チンパンジーは歯に問題を抱えることが多く、繊維質の食物を消化できなくなります。食物が不足すると、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります」
 しかし、これらの症状のほとんどは治療可能だという。ンガンバ島のチンパンジーは、健やかな老い方という観点から見るならば、野生と飼育下、両方のメリットを享受している。つまり、野生と同じように動き回れるスペースがありながら、食事や医療・健康管理など飼育下ならではの恩恵も受けられる。
 このことは、現在米国のサンクチュアリで飼育されている元実験用チンパンジーや、動物園で飼育されている類人猿などの様々な動物たちを、どのように世話するのがいいか考える上でのヒントになるかもしれない。
野生や野生に近い環境のサンクチュアリで暮らすチンパンジーは、飼育下のチンパンジーと異なって生涯活発に動くため、健康的に年を重ねることができるようだ。
骨や筋肉は「使うか、失うか」
 最近、世界で最もよく知られている類人猿の個体群のひとつから、同様の知見が得られた。ルワンダ北西部の火山国立公園に生息するマウンテンゴリラは、1967年にダイアン・フォッシーが研究を開始して以来、研究対象となっている。その初期から、自然死した野生ゴリラの遺体は、腐肉を食べる動物から守るための特別な檻に入れて埋葬され、将来の研究のために安全に保管されてきた。2008年からは、ナショナル ジオグラフィック協会がこの遺骨の回収と研究を支援している。(参考記事:「ダイアン・フォッシー:彼女が愛し、守ったゴリラたち」)
「100体をゆうに超える、すばらしい骨格のコレクションです」と、米ジョンズ・ホプキンス大学の解剖学者、クリストファー・ラフ氏は語る。これらを調べることで、ゴリラの骨が人間のように年齢とともに弱くなるかどうかを知ることができる。ラフ氏らは最近の研究で、加齢によって骨の強度が低下する骨粗しょう症の兆候を調べたところ、ゴリラの骨においても人間と同じように空洞が広がっていくものの、加齢によって骨の強度が低下することはなく、骨折もまれであることを発見した。
 ゴリラがカルシウムを多く含む植物をよく食べることも理由の一つかもしれないが、最も重要な要因は、やはり身体活動だとラフ氏は考えている。マウンテンゴリラは1日に何時間も座って食事をする。それをテレビで見る私たちも、そのとき、同じように座って何かを食べているかもしれない。しかし、マウンテンゴリラが私たちと違うのは、この地域の特徴である急な斜面を上り下りし、たっぷりと運動をしているということだ。
 これは非常に重要な点だとラフ氏は言う。骨は受ける力に応じて常に作り変えられているからだ。骨や筋肉は機械部品とは違って、使えば再編成や修復が行われ、使わなければ故障した状態になってしまう。「使うか、失うか、そのどちらかなのです」とラフ氏は話す。
引退して若返る
 これは、言い換えれば、運動量を増やすことで弱った体を回復させることができるということであり、新型コロナによるロックダウンのための不摂生から抜け出したい私たちにとっても、良いニュースだと言える。
参考ギャラリー:引退した実験用チンパンジーたちの静かな「余生」 写真6点(画像クリックでギャラリーへ)
米ルイジアナ州にある全米チンパンジーサンクチュアリ、通称「チンプ・ヘイブン」では、引退した実験用のチンパンジーが余生を送っている。(PHOTOGRAPH BY 
 幸いなことに、元実験用チンパンジーたちの多くも、老化した筋肉を再び働かせる機会を得ている。米ルイジアナ州キースビルに2005年に設立されたサンクチュアリ「チンプ・ヘイブン」には、NIHが資金提供した研究所から何百頭ものチンパンジーが移され、実験を引退した彼らが動き回れるような広いスペースが確保されている。(参考記事:「研究室に行ってみた。京都大学野生動物研究センター 熊本サンクチュアリ」)
 ここでは侵襲的な研究が一切禁止されており、チンパンジーの研究を希望する科学者には厳しい条件が課せられている。承認されているのは、高齢のチンパンジーの認知、運動能力、細菌叢など、観察を主とする研究だ。これらの研究の中には、将来、人間の健康に役立つものもあるかもしれない。しかし、現在サンクチュアリが優先するのは何よりも、チンパンジーたちの幸福な生活である。
[ナショナル ジオグラフィック日本版サイト2021年7月14日掲載]情報は掲載時点のものです。


眞子さんも承知の「4年で離婚した駆け落ち婚の女性皇族」の存在

2021-11-25 11:00:00 | 日記

NEWSポストセブン様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。  (記事は少し古くてごめんなさい。)

 10月26日の眞子さんとの結婚直後、米国ニューヨーク州の司法試験に合格できずに、いきなりつまずいた小室圭さん。当初は、就職先の大手法律事務所での仕事のために、一足先に渡米して眞子さんとの新婚生活の準備をする予定だったが、まだその動きはない。皇室ジャーナリストが解説する。

「11月上旬には渡米するとみられていましたが、眞子さんのご祖父の川嶋辰彦さんが4日にお亡くなりになられて、6日の家族葬にも参列するなど、それどころではありませんでした」

 小室さんは来年2月に行われる司法試験を受けるとされており、合格するまでは弁護士見習いの事務補助(ロークラーク)扱いとなる。年収も弁護士としての約2000万円とは違い、600万円ほどと報じられており、物価と家賃の高いニューヨーク生活は厳しい船出となる。

 婚約内定から4年間に渡り、世間からの逆風を浴び続けながらも、純愛を貫いて結婚した2人。そんな2人の結婚は、“駆け落ち婚”とも呼ばれてきた。

 長い皇室の歴史を振り返ると、“駆け落ち婚”と呼ばれる例が過去にもあった。昭和天皇の妻である香淳皇后の兄、久邇宮朝融王の三女の通子さんの初婚だ。学習院大学在学中に、サラリーマン家庭の一般学生と恋に落ちるも、周囲に大反対された。

 1959年。久邇宮朝融王に結婚だけは許されるも、家からは勘当されて、新婚生活は東京・飯田橋の2部屋しかないアパートでスタート。家族からの援助も受けず、実家に連絡することも禁じられる中で生活していた。が、結局、4年で離婚したという。

 42年前に、その通子さんを取材していた『女性自身』は、今年7月に再び通子さんサイドを取材した記事を公開。それによると、現在88才の通子さんは、離婚後に再婚したお相手と、今も東京郊外の団地で静かに暮らしているという。つまり、通子さんは、初婚は失敗だったが、その後、幸せを掴んだのだ。

 当然、小室夫妻も秋篠宮ご夫妻も、通子さんの例は承知のはずだ。
「通子さんがたった4年で離婚した理由は、夫が仕事熱心すぎたからとも報じられています。圭さんは、海外で弁護士を目指すほどに優秀ですし、長く法曹の仕事を目指して留学するほど情熱を持たれている。同じ轍を踏まないかとの杞憂もありますが、お2人は3年間の遠距離恋愛を乗り越えた絆の強さがあります」(別の皇室ジャーナリスト)

 何よりも、眞子さんが圭さんを信頼している。これからも2人で、幾つもの困難を乗り越えていくことになる。


糖尿病の人が「認知症」に2倍かかりやすい衝撃

2021-11-25 08:30:00 | 日記

東洋経済様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です

脳に最もよくないのが糖尿病であることは、認知症に2倍なりやすいというデータが裏付けています。進行すると動脈硬化が進み、脳卒中や虚血性心疾患や合併症に至ります。生活習慣病の中でも、人生を大きく左右する最大の曲者です。
身体が、エネルギー源であるブドウ糖を血液から細胞に取り込む際、インスリンというホルモンの助けが必要です。食事をすると、血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)は一時的に高くなりますが、インスリンによってブドウ糖が細胞に吸収されるので、健康な人なら血糖値は元に戻ります。 ところが糖尿病になると、インスリンの分泌や効きが悪くなります。
血液中に糖があふれてしまう
そのため糖をうまく細胞に取り込めなくなり、血液中に糖があふれてしまうのが糖尿病です。脳の神経細胞も糖をうまく吸収できなくなって、機能不全に陥ってしまいます。すると神経ネットワークも含めてガス欠状態になり、ダメージが起こりやすくなるのです。
また、効きが悪くなった分を補おうとして、インスリンはたくさん分泌されます。それに伴い、アミロイドβというタンパク質が脳の神経細胞に沈着するとの報告があります。このアミロイドβこそ、アルツハイマー病を引き起こす物質です。
さらに、血糖の濃度が高いままだと、血管が傷つきます。脳の血管が弱くなると、血管性認知症のリスクが高まります。血管性認知症は、アルツハイマー病と合併する恐れもあります。
糖尿病で最も厄介なのは、合併症です。失明の危険がある糖尿病網膜症、腎臓の機能が衰える糖尿病腎症、手足がしびれる糖尿病神経障害を、3大合併症と呼びます。中でも恐ろしいのが糖尿病腎症です。
老廃物をろ過する腎臓の不調は、全身の不調に直結します。注意すべき症状は乏尿(ぼうにょう)です。尿が出なくなると、体外へ排出されるべき老廃物が身体に溜まってしまうからです。
腎不全が悪化すると、人工透析が必要になります。血液から老廃物や余分な水分を取り除く治療を受けるため、ほぼ1日おきに半日ずつ横になっていなければいけません。余命が短くなってしまうし、活動性が低下するので、脳の老化に直結します。
脳はさまざまな攻撃にさらされる
このように、糖尿病になると、脳はさまざまな攻撃にさらされるのです。 国内の糖尿病の患者数は1000万人、予備群も同じく1000万人と言われます。症状としては、喉が渇く、よく水を飲む、尿の回数が増える、体重が減る、疲れやすくなる、などがありますが、血糖値がかなり高くならなければ顕在化しません。気づかないまま糖尿病になっている人が、実はたくさんいるのです。
血液検査では単なる血糖値ではなく、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)という数値を見ることが大事です。通常の血糖値は日ごとの食事内容で変化しますが、すべての血糖値に対する糖化ヘモグロビンの割合をパーセントで示すHbA1cは、過去1~2カ月の血糖値を反映するからです(*糖化ヘモグロビン:血液中のヘモグロビンにグルコース(ブドウ糖)が非酵素的に結合したもの)。
また、血管の状態を調べます。心電図で動脈硬化を見ることと、血液のドロドロ度を調べることが肝心です。糖尿病の原因は、食べすぎ、お酒の飲みすぎ、間食や夜食などの不規則な食事、運動不足、肥満などの不摂生です。遺伝的な要因もあります。
治療には専門的なアプローチが必要ですが、経口薬やインスリンが安易に処方されやすいのが現実です。しかし、きちんと専門医に診てもらえば、悪化させずにすむ治療法が見つかります。
すでに糖尿病がある人は、HbA1cを正常範囲に戻す治療を受け、血糖値を適正な範囲にコントロールするための食事指導を守り、適切な運動を行うことが必要です。食後に散歩をすると、血中に酵素が出てきて、糖分を細胞が吸収してくれることもわかっています。
脂質異常症も、自覚症状が現れないのが特徴です。症状には、血液中のLDL(悪玉)コレステロールが多すぎる場合、HDL(善玉)コレステロールが少なすぎる場合、中性脂肪(トリグリセライド)が多すぎる場合、の3つがあります。
これは、もって生まれた体質によって分かれます。 実はコレステロールは、生命の維持に欠かせない脂質です。細胞の働きを調節したり、栄養を吸収したり、脂肪の消化吸収を助ける胆汁の材料になります。したがって、減らせばいいわけではなく、体内に一定の量が保たれていなければなりません。少なすぎると精神的に不安定になったり、免疫力が低下するといわれます。
コレステロールは1種類しかない
善玉のHDLと悪玉のLDLと呼ばれていますが、役割の違いだけで、コレステロールには1種類しかありません。脂質ですから血液に溶けにくく、リポタンパク質という成分と結合する必要があります。このリポタンパク質に、サイズの大きいLDLと、小さいHDLがあるのです。
LDLは、肝臓で作られたコレステロールを全身へ運ぶ働きがあります。増えすぎたコレステロールは、血液から動脈の壁に入り込んで動脈硬化を引き起こします。そのため、LDLコレステロールは悪玉と呼ばれます。HDLは、血管にある余ったコレステロールを回収するので動脈硬化を防ぐ効果があり、善玉と言われるのです。
悪玉コレステロールが増える原因は、肉や卵、内臓類などの動物性脂肪、バター、乳脂肪など、コレステロールそのものや飽和脂肪酸を含む食べ物の取りすぎです。中性脂肪が増えるのは、食事の量が多すぎ、清涼飲料水やお酒の飲みすぎ、揚げ物や甘いお菓子の食べすぎなどが原因です。
善玉コレステロールが少なすぎる症状は、中性脂肪の高値と連動することが多いと言われます。肥満や運動不足、喫煙も原因です。
悪玉コレステロールの増加も善玉コレステロールの減少も中性脂肪の増加も、動脈硬化を引き起こします。動脈硬化は血管をもろくします。
心臓の血管が詰まれば狭心症や心筋梗塞や心不全、脳では脳梗塞、脳出血などの脳血管障害を引き起こします。血管が弱くなるため、血管性認知症になりやすいこともわかっています。また、アルツハイマー病になるリスクも高まります。
高くても問題ないは誤解
『脳寿命を延ばす―― 認知症にならない18の方法』(文春新書)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします
LDLコレステロールの数値に関して、高くても問題ないという説がありますが、誤解です。40代から60代で高コレステロール血症にかかり、そのまま放置していると、アルツハイマー病にもなりやすいことがわかっています。
高齢になってから脂質管理を始めても、認知機能の低下を防ぐ効果は得にくいとされます。早めの対策が効果的です。
安心材料としては、コレステロールと中性脂肪にはコントロールしやすいという特徴があります。糖尿病の場合は食事制限や運動などやるべきことがたくさんありますが、コレステロールと中性脂肪には薬が効きやすいです。