皆さんのお役に立てば幸いです

色々の無料ホームページからお役に立て様な記事を探して掲載します。主に健康・くらしです。

私には緊急連絡先がない ひとり老いてゆく未来を考えた

2021-11-20 15:30:00 | 日記

日経ウーマン様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

遠く離れた実家で、父が孤独死していた――。東京でフリーランスエディターをしている如月サラさんはある日、予想もしなかった知らせを受けます。如月さんは50代独身、ひとりっ子。葬儀、実家の片付け、相続に母の遠距離介護など、ショックに立ち尽くす間もなく突如直面することになった現実をひとりで切り抜けていく日々をリアルにつづります。

 お正月が明けて間もない頃、遠く離れた実家で父がひとりで死んでいたのが見つかった。前年の夏、熱中症で倒れた母は認知症と診断され、専門病院に入院していた。私はコロナ禍であることを理由に、それから実家に一度も帰らなかった。父は半年後に、誰にも知られることなくこの世を去った。

 母は入院先から高齢者施設に入居し、実家は無人のままになった。ほとんど会話の通じなくなった母をわずかな時間見舞うため、そして実家の整理と保守のために月に1回、往復する日々が始まったが、その疲れ以外にもある不便が生じてきていた。

仕事先で不意に直面 私の「緊急連絡先」は?
 父が死んでいたのはコロナ禍の真っ最中。ステイホームを呼びかける風潮で、東京の自宅と実家を往復する以外ほとんど外出する機会はなかったが、春先からほんの少しずつ、得意ジャンルの1つである「旅」の仕事が入り始めた。

 あるとき、旅先でSUPヨガの取材をすることになった。SUPとはスタンドアップ・パドルボード(Stand Up Paddleboard)の略称。サーフボードの上に立ち、パドルを使って海や湖などを進むアクティビティのことだ。SUPヨガは、このボードの上で行うヨガのこと。予期せぬ事態が起こる可能性もあるので、体験前に誓約書へのサインや緊急連絡先の記入などが求められる。

川べりでのSUPヨガ取材。この日はあいにく冷たい雨だった
川べりでのSUPヨガ取材。この日はあいにく冷たい雨だった
 この記入の際に手が止まってしまったのだ。私に何かが起こったとき、知らせればどうにかしてくれる人はもはや誰もいない。施設に入っている母の部屋には携帯電話が置いてあるが、母は既に電話を受けることもかけることもできない。いったい誰の名を、どの連絡先を書けばいいのだろうか。

 取材先という思いがけぬ場所で気づいた事実に、驚くほど動揺した。事情を知る取材仲間がそんな私を見て、自分の家族の連絡先をそっと書いてくれた。これからもきっと、こういう事態に遭遇することがあるだろう。そのときどうすればいいのだろうか。
40歳を超えたとき、初めて賃貸物件の入居を断られた
 思い返してみれば、以前にも似たような経験をしていた。それは40歳を超えたときのこと。既に離婚し、独身ひとり暮らしだった私は、住んでいたマンションの隣の敷地に大型の建築物を建てる工事が始まったことをきっかけに引っ越すことにした。

 東京の賃貸マンションは、通常、2年ごとに更新料が発生する。家賃の2倍もの更新料を払って同じところに住み続けるより、引っ越して気分を変えるほうがいいと、私は更新のたびに違う場所に転居していた。そのときには既に、東京に出てきて12軒目の家に住んでいたところだった。

 転勤の多かった父の仕事の都合で幼い頃から引っ越しが多く、住む場所を変えることに抵抗がなかったことも影響していたと思う。いらないものを捨てて新しい場所に移り住むスタイルが気に入っており、そのときも次に住みたい街で部屋を探し始めた。ところが、ここと決めた場所に申し込みをすると断られてしまったのだ。初めてのことだった。

 会社員として既に10年以上勤務しており、ある程度の年収もあった。それでも断られた理由を聞くと、「40歳を超えて独身ひとり暮らしの女性であることと、年金暮らしで遠く離れた場所に住む親御さんでは保証人として不十分だから」と告げられた。そして次々と3件もの賃貸物件の所有者に入居を断られた。

 「このままもっと年を取ると、さらに部屋を借りることが難しくなるのではないか。年金暮らしの親しかいない中年独身の私は、東京で暮らしていけなくなるのではないか」と不安に駆られ、購入するつもりなどなかった分譲の中古マンションを慌てて探し、ローンを組んだ。

 同世代の独身の友人たちはどうやって住む場所を確保しているのだろう。聞いてみると、「兄弟を保証人にしている」という人が多かった。そうだったのか。私には身元を保証してくれる兄弟姉妹もいないのだと改めて思い知った。
ひとりで老いて死んでいくことはそんなに罪なのか
 SUPヨガの取材後、友人たちに、緊急連絡先がなくて困ったという話をすると「互いに緊急連絡先として電話番号を登録しておこう」ということになった。当面の急場はこれでしのげるかもしれないが、私がもっと年を取り、認知能力が落ちて意思決定が難しくなったらどうすればいいのだろうか。早いか遅いかは分からないけれど、いずれ必ず私も死んでしまう。そのときの実家は。東京でローンの残ったマンションは。一緒に住んでいる猫たちは。

 私は自分がひとりきりで老いて死ぬことについて、何も考えていなかった。

どんなときも私が元気でいられるのは、この2匹の猫たちのおかげだ
どんなときも私が元気でいられるのは、この2匹の猫たちのおかげだ
 少し前にとあるインタビューを受け、その記事がYahoo! に転載されたことがある。50代独身で、猫と暮らして十分満たされており、今後パートナーも特に必要と思っていないという私の発言が掲載されているその記事のコメント欄には、「それは結構だけれど、将来孤独死して周囲の人に迷惑をかけないでくれ」「介護保険を使いまくって若い世代に負担をかける気か」という内容がずらりと並んだ。

 そのときはコメントにあまりリアリティーを感じていなかったが、父の孤独死とその後のさまざまな手続き、また、施設に暮らす母の遠距離介護、そして誰もいなくなってしまった実家の保守や整理などを私が一手に担っているという事実を考えた。私には、そんなことをしてくれる人はもはやいないのだ。

 ひとりで老いて、死んでいくことはそんなに人様に迷惑をかけることなのだろうか。兄弟も、夫も、子どももおらず生きて、死んでいくのはそんなに罪なのだろうかと考え込むことになった。
「生きているうちは、生きていかなくちゃね」
 調査によると、日本の全世帯のうち約半分に65歳以上の人がおり、その中でも65歳以上のひとり暮らし世帯は約3割にのぼる。男女の割合は女性のほうが多く、高齢者ひとり暮らし世帯の7割近くを占めることが分かっている(厚生労働省、2019年国民生活基礎調査より)。ひとり暮らしの人はすべてが独身者というわけではなく、家族と離れて住んでいたり、夫と死に別れたりした人もこの中に入っている。

 誰しも将来ひとり暮らしになる可能性があるのだ。

 このまま生きのびていくことができれば、いずれ私も高齢者になりこの中に加わることになる。そのときにはもっと数も割合も増えていることだろう。

 最近、スーパーのレジでどう支払っていいか分からず、財布から現金を出したりしまったりを繰り返したのち1万円を差し出したり、空港にバッグを置き忘れて飛行機に乗ってしまい、CAに「降りたらこの番号に電話をして確認してください」と何度説明されても理解できない様子の老いた女性を見かけて、明日の私の姿だと思った。

 身のうちに修羅を抱えたまま、ほとんど何も話さずじっと窓の外を見つめ続ける母を見舞っていると、生きていくことの意味を考える。私は実家も人生もすべて整理して、誰にも迷惑をかけずきれいに死んでいくことができるのだろうか。大きな問いを抱えたまま、今日も目の前のことに追われてあっという間に1日が暮れてゆく。

 「生きているうちは、生きていかなくちゃね」

 認知症で入院した当初は自分がそういう状態になってしまったことを嘆き、死にたい死にたいと言っていた母が次第に状況を受け入れ、ぽろりと口にした言葉だ。そう。生きているうちは、なんとか生きていかなくちゃね。自分にそう言い聞かせている。

文・写真/如月サラ


嫁姑問題の原因は?姑と同居、8割がストレス感じる

2021-11-20 13:30:00 | 日記

ハルメクWeb様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。  記事はテキストに変換していますから画像は出ません

嫁姑問題は夫婦関係にも影響し、離婚につながることもある家庭トラブルです。「ハルメクWEB」でアンケート調査をしたところ、姑と同居している人の8割以上が、ストレスを感じると回答。嫁姑問題の原因と対処法を、体験談・エピソードとともに紹介します。
嫁姑問題の原因と対処法
目次
    1. 立場上、嫁と姑は対立しやすい関係性!
    2. 嫁姑問題、最大のカギは同居の有無!
    3. 姑と同居する人の7割以上が「いつもストレスを感じる」
    4. 姑にストレスを感じる理由1位は「自分勝手である」
    5. 【体験談】嫁姑バトル!イライラしたエピソードと対処法
    6. 円満な嫁姑関係を築くコツは?自分が「姑」の場合も注意立場上、嫁と姑は対立しやすい関係性!
いつの時代も変わらない嫁姑問題。同じ女性ではあるものの、育った環境や価値観はまったく違う赤の他人。
さらに、年齢が大きく違うこと、そして「息子を育てたのは私」という自負などから、姑と嫁の間に上下関係が生まれることが、嫁姑問題の大きな原因です。
しかし、結婚生活を続ける以上、姑との関係は切っても切れない仲。なるべくなら、トラブルを起こさずに過ごしたいものです。
そこで、ハルメクWEBの読者のみなさんに、アンケート調査で嫁姑問題エピソードと解決策を聞いてみました!
※実施期間:2020年6月 有効回答数:81、回答方法:インターネット調査
【回答者の属性】
・性別 女性:78人、男性:3
・年齢 ~39歳:12人、40歳~49歳:13人、50歳~54歳:14人、55歳~59歳:20人、60歳~64歳:18人、65歳~69歳:3人、70歳~74歳:1人
 嫁姑問題、最大のカギは同居の有無!
アンケートで「姑がいる」と答えた81人の人に、姑と同居しているか聞いたところ、「はい」と答えた人は16%と、それほど多くないようです。
しかし、実はこの「姑と同居しているかどうか」が、嫁姑問題の程度に大きく影響していました。
続く「姑に対してストレスを感じることはありますか?」という質問には、全体で57%の人が「はい」と回答しましたが、姑と同居・別居で分けて見てみると、以下のようになります。
姑と同居している13人のうち11人、実に84.6%もの人が、姑に対してストレスを感じているという結果となりました。
一方、別居している人は、「はい(48.5%)」と「いいえ(45.6%)」と半分に分かれる結果に。同居していると、姑と四六時中顔を合わせていることから、やはりトラブルも多くなる傾向にあるようです。
 姑と同居する人の7割以上が「いつもストレスを感じる」
次に、姑に対してストレスを感じる頻度を聞いたところ、同居・別居でその違いが顕著に表れました。
姑と同居している人は、ほとんどの人が「いつも感じる(61.5%)」と回答し、それ以外の人も「ときどき感じる(15.3%)」との回答でした。
一方で、姑と別居している人は、「季節行事で顔を合わせたときだけ感じる(22.1%)」と「たまに感じる(13.2%)」が多く、「いつも感じる」と答えた人は2人だけでした。
同居・別居でそもそもの回答数が大きく違うので、単純比較は難しいものの、嫁姑問題のストレスの大きさは、同居の有無によって大きく変わる、ということは確実のようです。
 姑にストレスを感じる理由1位は「自分勝手である」
続いて、姑にストレスを感じる理由を聞いてみました。
こちらも、同居・別居で違う傾向が見られましたが、どちらも1位は「自分勝手である」という結果になりました。
同居では「嫌味を言われる」、「過干渉である」など、直接的に言葉や行動で影響を及ぼす行為にストレスを感じているのに対して、別居では「子離れしていない」、「性格が合わない」など、精神的な部分でストレスを感じることが多いようです。
▼姑と同居している人のストレスTOP3
1.自分勝手である(27.3%)
1.嫌味を言われる(27.3%)
3.過干渉である(18.2%)
▼姑と別居している人のストレスTOP3
1.自分勝手である(8.8%)
1.子離れしていない(8.8%)
3.性格が合わない(7.4%)
3.生活リズムが違う(7.4%)
 【体験談】嫁姑バトル!イライラしたエピソードと対処法
では、具体的にどんなことが嫁姑問題の原因になっているのでしょう? 読者のみなさんから寄せられたエピソードを見てみましょう。
▼嫁姑問題の原因1:自分勝手である
「できれば顔を見たくないですが、同居の上に、相手は自分の都合でガンガン遠慮なく私たちのスペースへ入り込んで来る性格なので、仕方ありません。
2世帯住宅なので、私たちのスペースに入って来なくても、すべての用事は済むはずなのですが、私が留守の間にいろいろな物を持って行ってしまうので、昨年リビングに鍵をつけました。
お願いしても聞かないし、約束事を作っても守ってくれる性格ではないため、現在は諦めて、なるべく考えないことにしました。嫌だった出来事を引きずらないように心掛けています。(Yさん、同居・55歳~59歳・女性)」
▼嫁姑問題の原因2:嫌味を言われる
「四人姉妹で育った姑は負けず嫌いで、会話の中でも譲らないことが多い。普段の生活のなかでもチラッと嫌みな一言を言うが、悪い事を言っている意識がない。
軽く言い返す事もあるが、年をとって自己中心的な考えは増すばかりなので、腹は立つがそのときは聞き流して、後で友人に文句を聞いてもらう。(アンティさん、別居・55歳~59歳・女性)」
▼嫁姑問題の原因3:金銭感覚が違う
「同居していたときのこと。姑は自宅の稽古場で新舞踊の先生をしており、生徒さんへのお茶出しなどを私(嫁)にさせるため、気を遣って疲れました。
生活費は全部こちら負担。住宅ローンは自分が管理するからと言うので、毎月13万を渡していましたが、踊りにかかるお金や着物代で使い込み、督促状が来たことも。見栄のために使うお金が多い人でした。
一生懸命いい嫁をしていたことが仇となり、事態は悪化。同居を解消するまで、解決策は見出せませんでした。(しっぽねこさん、以前同居で今は別居・50歳~54歳・女性)」
対処法は「距離を置くこと」と「第三者に相談すること」
同居の場合、物理的に距離を置くことは難しいかもしれませんが、共有スペースとプライベートスペースを分ける、仕事に出る・趣味のために外出するなど、意図的に姑と接する時間を制限することが有効です。
また、姑に嫌味を言われたときも、一度聞き流して後で夫や友達に相談するなど、冷静に対処することが大切です。
 円満な嫁姑関係を築くコツは?自分が「姑」の場合も注意
「別居で姑とあまり会わないので、嫌いではないが好きでもない」という人も多いようです。
今は別居でも、ご主人が一人っ子であるなど、これから先、姑の介護などで同居することもあるかもしれません。
姑と円満な関係を築くためには、どうすればいいのでしょうか? 姑にストレスを感じない、と答えた人にコツを聞きました。
アドバイス1:姑ときちんと向き合って、話し合う
「お互い思う事は話し合う。(すみりぃ~さん、同居・50歳~54歳・女性)」
アドバイス2:お互いの生活に口出ししない
「一緒に暮らしていないからそう言えるのかもしれないが、揉め事が嫌いな義母なので、お互いの生活に口出しをしないし、性格も明るく面白い人なので、ストレスは感じないです。(かのみゆさん、別居・40歳~49歳・女性)」
アドバイス3:月日の流れに任せる
「92歳という高齢になり、また私の実の母が亡くなったので、むしろ愛おしいとさえ思う。コレ、正直な気持ちです。(ホリホリさん、別居・60歳~64歳・女性)」
嫁姑の関係が大きなトラブルに発展するのは、違う視点で物事を見ているから。「話し合って理解し合う」もしくは「干渉しない」、いずれかの方法で衝突を避ける必要があるようです。
また、年を取ると人の性格は丸くなるもの。子育て中のママだった若い頃は姑にイライラしていたけれど、子どもが独立すると、案外「一人の大人の女性」として対等に話せるようになる、なんてこともあるようです。
自分が姑の場合は「過干渉」に気を付けて!
最後に、すでに嫁(息子の妻)がいる人に、姑として、嫁との関係性を良く保つために気を付けていることを聞いてみました。
「距離を置き、無駄に会わず、距離を置く付き合い方をしています。孫と息子の楽しそうな顔を見て、それで十分です。(O・Nさん、70歳~74歳・女性)
「出しゃばらない、希望を聞いて確認する。(涼ちゃん、60歳~64歳・女性)
「自分が姑との関係で嫌だと思ったことはしない。干渉しない。(mmmmmさん、60歳~64歳・女性)」
みなさん共通して、過干渉にならないように注意しているようです。嫁姑に関わらず、スムーズな人間関係を築くコツは、適度な距離感です。ストレス発散方法を見つけるなど工夫して、少しでもトラブルの種を少なくできるといいですね。

文=竹下沙弥香(ハルメクWEB編集部) 


軽井沢、駅近賃貸に住んでみた 後悔の先に見えたもの

2021-11-20 12:00:00 | 日記

日経ウーマン様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

「まずは2年間のトライアル、駄目なら東京に戻る」と決めて軽井沢へ移住した櫻井夫妻。土地勘がないまま「東京と同じ感覚」で借りた駅前の賃貸物件での生活は、思わぬ困難に見舞われます。移住1年目の生活について、聞きました。

東京の感覚で選んだ賃貸物件の顛末(てんまつ)
2015年、軽井沢での生活がスタートしました。最初の住まいにはどんな場所を選んだのでしょうか?

櫻井泰斗さん(以下、泰斗) 軽井沢駅から徒歩15分ほどの賃貸住宅です。軽井沢は車社会で、東京のように公共交通機関が発達しているわけではないため、「車は1人1台」が常識。けれども私たちは2年後に東京に帰る可能性もあったため、車など大きな買い物はなるべく最小限にしたいと考えていました。そこで私が仕事でいない間も、ユウコさんが自由に車を使えるように、駅まで徒歩で行けるエリアで家探しをしました。当時は軽井沢の各エリアの違いをいまひとつ把握できていなかったため、「駅から徒歩数分の便利な立地」というような選び方をしました。都市生活の感覚が抜けていなかったのだと思います。

―― 家はどうやって探したのですか?

泰斗 移住直前の2015年1月に下見旅行をしました。軽井沢の不動産屋さんに会い、いくつかの物件を内覧し、私たちの希望を伝えました。東京に戻った後、目星をつけておいた物件に空きが出たという連絡を受け、即契約をしました。

櫻井ユウコさん(以下、ユウコ) 東京の家よりも家賃はやや安く、広さは2倍以上になりました。戸建てだったので、庭や駐車場もありましたし。1DKから3LDKと、広さの面ではだいぶグレードアップしましたね。

軽井沢での賃貸は庭付きの戸建て。それでも家賃は下がった(写真はイメージ)
―― 新幹線の駅まで徒歩圏、庭付き一戸建てで家賃は下がって……理想的な環境ですね。

ユウコ ところが、軽井沢の駅前での暮らしには重大な問題がありました。観光シーズンになると、人混みと渋滞がものすごいんです。ゴールデンウイーク(GW)やお盆期間なんて、普段なら車で10分の場所に行くのに、渋滞で1時間半とか2時間かかることもありました。観光シーズンが近づいてくると、事前に買いだめをしておいて、混雑中はずっと家に引き籠もらざるを得ない日もありました。これは、観光地・リゾート地特有の悩みですね。京都、鎌倉、熱海でも同様の話を聞きます。「紫陽花(あじさい)や紅葉の季節の江ノ電は使えない」とかですね。とにかく、日常の生活インフラが使えなくなるので、迂回ルートを探すなど生活するために工夫が必要でした。

観光シーズンの渋滞(櫻井さん提供)
―― 車で10分が2時間にも……本当にさま変わりしてしまうのですね。

泰斗 そうなんです。そんな悩みがある一方で、やはり自然は豊かで身近でした。
野生動物、寒さ……自然豊かな地の住まいの課題
泰斗 駅から自宅まで徒歩15分ほどなんですが、途中からは完全に森の中になるんです。本当の真っ暗闇です。近くのリゾートホテルがナイトツアーをするような場所なので、鹿などの野生動物が普通に通るんですよね。スマホの明かりを頼りに帰宅しながら、闇の中から今にも野生動物が飛び出してくる気がして、いつもドキドキしていました。実際に、帰宅途中にハクビシンに追いかけられたこともあります。タヌキが家の庭に居着いてしまいそうになったこともありました。

 野生動物は本当に身近な存在で、生活にも影響してきます。特徴的なのがゴミ出しです。ゴミって、東京のマンションだと「24時間、いつでも捨ててOK」なところも多いですよね。ところが軽井沢は、エリアによっても違いますが「ゴミ出し可能時間は早朝30分のみ」などと制限されていることが多いんです。しかも、ゴミ捨て場にはおのおのが鍵をかけなくてはいけない。何故こんなに厳密かというと、ゴミを放置しておくと、熊などが出てきて荒らしてしまうからなんです。

野生動物が身近になった(櫻井さん提供)
―― 駅に近い立地であっても、野生動物が出てくるのですね。驚きです。夏の観光シーズンは人混みに悩まされたということですが、逆に冬はどうでしたか? ユウコさんは「軽井沢の冬」について、かなり警戒していましたね。

ユウコ やっぱり寒かったですね。ただ、雪は想像していたほど降らなかったです。むしろ大変だったのは、室内の寒さです。リビングなどの生活エリアでは石油ストーブを使っていて、その部屋は暖かいのですが、トイレやその他の部屋がとても寒くて気温差がこたえました。ヒートショックを起こすのでは……と思いましたね。

泰斗 部屋着も東京から持ってきたものは使い物にならないし、暖かさを売りにしたインナーを着てもまだまだ寒くて、アウトドアの店で売っている、冬山登山用の服を着ていました。モコモコのダウンのズボンとかです。窓の結露がひどくてカビも生えやすく、石油ストーブだからこまめな換気も必要と、悩みは多かったです。

 こちらに来て、それなりに調べて気づいたのですが、別荘地である軽井沢の賃貸住宅には、断熱性能の良い家があまりないんです。断熱性能を上げるためにはそれなりの建築コストがかかりますし、利回り重視の賃貸用の住宅にはそこまでコストをかけないので、取りあえず生活が成り立つ程度の断熱性能しかないのです。コストのかかった、断熱性能の高い戸建てが賃貸に出ることもないわけではありませんが、非常にまれです。

ユウコ 東京だと、タワーマンション、低層マンション、新築、築古、戸建て、駅近、郊外……たくさんの選択肢があって予算に合わせて選べます。でも、別荘地である軽井沢には選択肢があまりないんですね。そもそも賃貸需要が少ないので、賃貸の供給も少ないんです。しかも、その数少ない賃貸の中で、断熱性などに気を配った「住みやすい家」がほぼなかった。だから軽井沢で快適に暮らすとなると、自分たちで家を建てるのが一番なんです。
「賃貸ではなくやはり戸建てだ」気持ちの変化
泰斗 私たちも移住して1年がたった頃、家を建てようと検討を始めました。幸いにも賃貸生活で経験したネガティブな出来事が、自分たちの家づくりにおいてとても役に立ちました。大変な思いをした分すごく真剣に考えながら設計できたので、良い家が出来上がったと思っています。

―― 2人は移住するに当たって、「まずは2年間のトライアルで、駄目なら東京に戻る」という約束だったと前回伺いました。家を建てるということは、東京に帰らず、軽井沢に住み続けると決めたということでしょうか?

ユウコ そうですね。ちょうど移住して1年がたったタイミングで、「帰る? このまま住み続ける?」という話を2人でしたとき、本当に自然に、「東京に帰りたくない、軽井沢に住み続けたい」と思ったんです。東京時代は移住に反対していたけれど、もともと田舎出身だからというのもあって、暮らし始めたらとても住み心地が良くて。冬の寒さや、観光地ならではの弊害ももちろんあるけれど、それを差し引いてもなお、魅力がありました。

泰斗 季節を一通り経験して、心配していた冬も無事に越すことができた、ということも大きかったですね。雪は想像していたほどは降らないし、ユウコさんが心配していた車の運転も、何とかなりそうだとめどがついた。であれば、当時の賃貸住宅の生活で抱えていた悩みを解消するために、「自分たちで満足する家を建てよう!」と、自然にそういう流れになりました。

ユウコ 移住して最初の年は、泰斗さんはもちろん毎日のように通勤していましたが、私も頻繁に東京に帰っていたんです。友人に会ったり、好きな美術館に行ったりと楽しんでいました。だけどだんだんと、東京に行くと居心地が悪いというか、疲労感を強く感じるようになって、逆に帰ってくるとものすごくホッとする……そんな感覚が強くなっていったんです。最初の頃は東京に行くと、「ああやっと戻ってきた。これでちょっと気晴らしできるな」なんて思っていたのが、だんだんと「東京に来ると疲れるな」と思うようになり、最終的には「東京にあんまり行きたくないな」に変わっていったんですよね。

―― そうなんですね。東京と軽井沢で疲労感が違うと。

ユウコ こちらは、観光のハイシーズン以外は基本的に静かですし、人も少ない。人口2万人くらいしかいない町なんです。そもそも、時間の流れ方がまったく違うんです。自分たちも東京時代のようにせかせかしなくなりましたし、もともと軽井沢に住んでいる人たちは、もう本当にゆったりしている。こちらに来たばかりの頃は、例えば業者さんに何かを依頼してもなかなか話が進まなくて、イライラしたりもしていたんですけど、だんだん慣れてきて。逆に東京のキチキチした感じに違和感を抱くようになってしまったんです。

「1年がたち自然と軽井沢に住み続けたいと思うようになった」(写真はイメージ)
泰斗 個人的には、時間の進み方が違うのは、「車社会だから」ということも関係している気がします。10時に待ち合わせ、と約束しても、ちょっと道が混んでるから5分遅れるとか、そういうのが普通なんですよね。東京は電車も分刻みで来るし遅れないし、厳密に計画を立ててもおおむねその通りに進む前提で社会が成り立っていることに改めて気づきました。

ユウコ こちらだとそれが、まったく計画通りにならないんです。いきなり停電が起きたり、降雪で移動時間が読めなくなってしまい、約束の時間がずれてしまったり。そういうことが本当にしょっちゅう起こるので、物事はうまく進まないことが当たり前に感じるようになりました。逆に全て計画的に進められるという考え方に違和感を覚え、都市生活に戻ることに抵抗が生まれ始めました。軽井沢に家を建てたい、軽井沢に住み続けたいって、2人で自然に合意しましたね。

取材・文/豊田里美


愛子さま成人で動き出す女性天皇議論 岸田首相が実現に舵を切る可能性

2021-11-20 11:00:00 | 日記

天皇家長女の愛子さまが12月1日に20才の誕生日を迎えられる。愛子さまが成人され、祝福ムードが高まり、その後、公務を立派に行われる姿を国民が目にする機会が増えれば、何に火が付くか。「愛子天皇待望論」だ。

 現在の皇室典範で女性天皇は認められていないが、共同通信が2021年4月に行った調査では、回答者の87%が女性天皇に賛成と報じられた。受け入れる土壌は充分にあるのだ。そうした世論の背景には、いまの制度のままでは長く安定的な皇位継承が難しくなる現実がある。

「2006年の悠仁さまの誕生は、皇室にとって41年ぶりの男系男子の誕生でした。つまり、それまでは、皇位継承が途絶える深刻な危機だったわけです。だからこそ小泉政権時の2004年に、皇室典範の改正に向けた議論が本格的に始まりました」(全国紙記者)

 その議論は悠仁さまの誕生によって一時的にストップしたが、眞子さんが結婚して皇籍を離脱したように、佳子さま、愛子さまが結婚によって皇室を離れていけば、皇統の存続はいずれ悠仁さまおひとりに委ねられることになる。

「『安定的な皇位継承』について誰よりも考えられているのが、上皇ご夫妻だとされます。皇統を途絶えさせないよう、女性宮家創設や、女性天皇・女系天皇実現についても思案されてきたそうです。

 先頃、天皇ご一家と4宮家を女性皇族が継ぐ案を政府が想定していることが報じられたのにも、そのような背景があるのでしょう。愛子さまが将来ご結婚されても天皇家を継ぐというのは、つまり愛子さまが天皇になられる可能性を排除しないということなのです」(宮内庁関係者)

 議論がにわかに動き始めているのには、愛子さまが成年皇族になられることだけでなく、永田町の動きも影響している。

「男系の維持に強く固執していた安倍晋三元首相は長らく、女性天皇に関する議論をやめていました。菅義偉前首相は1年という短い在任期間の中で、東京五輪やコロナ対策という喫緊の課題を前に、皇室典範改正については、安倍氏を踏襲するにとどまっていた」(前出・全国紙記者)
国内

2021.11.16 07:00  女性セブン

愛子さま成人で動き出す女性天皇議論 岸田首相が実現に舵を切る可能性

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愛子さま(写真/宮内庁提供)
20才になられる愛子さま(写真/宮内庁提供)

写真7枚

そして、10月に新総理となった岸田文雄氏。岸田首相は、総裁選時、母方のみに天皇の血筋を持つ「女系天皇」には否定的な立場を明言。また、女性天皇については明確な回答を避けてきた。岸田首相であり続ける限り、愛子天皇実現のハードルは高いのだろうか。

「岸田さんの総裁選時の発言を額面通りに受け取るべきではありません。実は岸田さんは、歴史上で前例のある女性天皇は許容してもいいのではないかという考えです。女性天皇実現に舵を切る可能性は低くないと考えています」

 とは、さる政治ジャーナリスト。

「総裁選当時は、保守政党の自民党のトップにならないといけませんでした。女性・女系天皇に消極的な態度を取るのは、勝つためには当たり前です。当時は、安倍氏の威光が強かった部分もあった。

 しかし、岸田首相の閣僚人事を見るに、“安倍離れ”を強く感じます。来夏の参院選で一定の結果を残せば、安倍氏らの影響力を排除した長期政権も見えてくる。そうなれば、世論にいちばん近い『女系天皇はNG、女性天皇はOK』という議論を始める可能性は高いでしょう。愛子天皇実現に大きな一歩となります」

 愛子さまが成人されるいま、決断のときは迫っている。なにより両陛下が愛子さまの将来を案じておられるだろう。

「今年2月の誕生日会見で陛下は、『結婚のことも含めて、いろいろ将来のことも話し合う機会というものがあるかと思います』とお話しされています。具体的な相談を進めていただくためにも、政治が議論を先延ばしするわけにはいかないでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 岸田首相は、かねてから「聞く力」をアピールポイントとしてきた。いまこそ、世論の、そして皇室の声に耳を傾ける最後のチャンスかもしれない。


悠仁さま「未来の天皇」「姉の結婚問題」重度ストレスから逃れる「皇籍離脱」の可能性

2021-11-20 08:48:56 | 日記

週間女性プライム様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

「今回の結婚騒動で心に傷を負ったのは、『複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)』を公表された眞子さんだけではありません。秋篠宮家の長男で、高校進学を控えておられる悠仁さまのことがとても心配なのです……」

 ある宮内庁OBはそう憂色をただよわせる。

秋篠宮さまと変わらぬ身長に
「眞子さんと小室圭さんの婚約が延期されたのは'18年2月。その翌年の'19年に悠仁さまは中学へ入学されました。

 中学生という多感な時期に、ご家族が国民から注目の的となったり、家庭内の雰囲気が悪化したのですから、情緒が不安定になられるのも無理はありません」(宮内庁OB)

 結婚問題が膠着状態だったころには、お住まいでの“異変”も見られたという。

「ご家族との食事の席で悠仁さまが召し上がったものをその場で戻してしまわれたことがあったと聞きました。おそらく、そうとうなご心労をため込んでおられたのだと思います」(宮内庁関係者)

 国民には計り知れないストレスと重圧に耐えながら、中学最後の冬を悠仁さまは迎えられる─。

◆   ◆   ◆
「11月6日、紀子さまのお父さまで、先日お亡くなりになった川嶋辰彦さんの葬儀が行われました。秋篠宮ご一家も川嶋さんの自宅マンションを訪問されましたが、印象的だったのは、悠仁さまがずいぶんと大人びた雰囲気になられたことです。身長は紀子さまを追い越し、秋篠宮さまとの身長差も、ほとんどないように見えました」(皇室担当記者)

 移動される車の中では、俯かれる佳子さまの隣で、堂々と正面を見据えるお姿も。

「お顔つきが少年から青年になられました。現在、通われている『お茶の水女子大学附属中学校』は、高校から女子校になってしまうため、悠仁さまは別の高校を受験される必要があります。

 ご進学先としては、多くの皇族が通われた『学習院』だけでなく、『東京農業大学第一高等学校』や『筑波大学附属高等学校』なども候補に挙がっています」(同・前)
 幼稚園から中学まで『お茶の水女子』で過ごされた悠仁さま。

「“皇族だから学習院”というこれまでの慣例にとらわれない秋篠宮家ならではの教育方針です。お姉さま方は高校まで学習院に通われ、大学は『ICU』を卒業されました。

 しかし、大学の同級生だった眞子さんと小室さんの結婚問題を機に、一部では“悠仁さまは学習院へ進学されるべき”という声も上がっています」(皇室ジャーナリスト)

皇族は同世代より早熟
 周囲からの助言が、悠仁さまにとってはさらなる“悩みのタネ”になってしまうおそれもある。

「本来、進学先はご本人の意思と家族の意向が尊重されるべきであり、周囲がとやかく言うべき話ではありません。

 秋篠宮さまはかつて、悠仁さまの帝王学について“学校生活を通してきちんと社会生活をできるように”“皇族としての自分の立場もおいおい自覚して”というやわらかいビジョンを記者会見で述べられたことがあります。

 そのように教育された悠仁さまは、ご自身の進学先にあれこれ意見される現状を、息苦しく思われているのではないでしょうか」(同・前)


11月6日、川嶋辰彦さんの自宅で行われた家族葬を終えて帰路につかれる秋篠宮さま、紀子さま、佳子さま、悠仁さま
【写真】上皇さまが漕がれる和船で葉山の海を楽しまれる悠仁さま
 そうはいっても、来年1月から始まる高校入試に向けて、この秋冬は勉強に集中しなくてはならない。しかし、

「一心不乱に受験勉強に打ち込むことができる精神状態ではないでしょう」

 そう懸念を示すのは、國學院大學で講師を務める天皇・皇室研究者の高森明勅さん。

「悠仁さまは中学時代に2つの異常事態を体験されました。1つ目は、姉の眞子さんが『複雑性PTSD』と診断され、それを公表しなくてはならなかったこと。2つ目は、眞子さんが事実上、日本国内に住めないような状態に追い込まれてしまったことです」(高森さん、以下同)

 姉の一挙手一投足が取り沙汰される状況に「悠仁さまはショックを抱かれただろう」と、高森さんは推測する。

「悠仁さまも当然、眞子さんや秋篠宮ご一家に関する報道を見聞きされたでしょうし、同級生同士の会話に上ることもあったかもしれません。

 皇族方は、同世代より精神的に早熟なケースが多いですが、中学生レベルでこのような状況に直面するのは、さすがに過酷だと思います」
 眞子さんに続き、佳子さまが結婚などにより皇室を離れられる日はそう遠くなさそうだ。しかし、悠仁さまは違う。

「現在の皇位継承者は秋篠宮さま、悠仁さま、現在85歳である常陸宮さまの3人のみ。年齢を含めて客観的に考えると、悠仁さまに期待が寄せられていることもご自身はよくわかっておられると思います。


 
 それだけに余計おつらく、“皇族である”というご自身の宿命について、悲しいお気持ちを抱かれているのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

ルール上は「皇籍離脱」が可能
 小室さんと結婚したことで皇室を離れた眞子さんとは異なり、悠仁さまの結婚相手は皇室に“入る”ことになり、ハードルは高い。

「かつて『失声症』を患われた美智子さま、今も『適応障害』の療養に励まれる雅子さま。そして、悠仁さまご自身も多大なるストレスに悩んでおられることでしょう。

 将来、悠仁さまに結婚を考えるお相手が現れた場合、愛していればいるほど、皇室という世界に巻き込んでしまうことに躊躇し、葛藤されるのではないでしょうか」(高森さん、以下同)

 現行法では、悠仁さまが独身のまま過ごされれば、いずれ皇位継承者は途絶えてしまう。しかし、それ以前に、悠仁さまが皇位を継承しないまま、皇籍離脱される展開も考えられるという。

「『皇室典範』の第十一条二項では、親王、内親王、王および女王は“やむをえない特別な事由”があるときに、皇室会議で認められたら皇族の身分を離れることができると規定されています」


 
 条文には《親王(皇太子及び皇太孫を除く。)》とただし書きがあるが、裏を返せば、皇位継承順位第1位(現在は秋篠宮さま)以外には適用されるということ。もちろん、悠仁さまも該当者だ。


'88年1月、昭和最後の新年一般参賀に臨まれた皇太子ご一家(当時)。美智子さまのお隣にこの時点での皇位継承順位1~3位がおそろいに
【写真】上皇さまが漕がれる和船で葉山の海を楽しまれる悠仁さま
「“特別な事由”というのは原則として、皇室の品位を著しく損なう振る舞いがあった場合など懲戒的な意味合いが強いです。

 ですが、親王が“皇籍離脱を希望します”などと公言された場合も特別な事由に該当するでしょう。皇室会議では、基本的に皇族方の意思が尊重され、否決されることはないと思います。

 つまりルール上、悠仁さまがご自身の意思で皇籍を離れることは可能なのです」

“未来の天皇”という重責を背負う青年の前には、もう1つの道も存在している─。