皆さんのお役に立てば幸いです

色々の無料ホームページからお役に立て様な記事を探して掲載します。主に健康・くらしです。

「生きている価値が自分にはない」涙をボロボロ流す患者に精神科医がそっと伝えたひと言

2021-11-23 15:30:00 | 日記

プレジデントオンライン様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

生きづらさをやわらげるにはどうすればいいのか。精神科医のバクさんは「他人と比べたり、家族に縛られたりするのではなく、自分自身を一番大切にしたほうがいい。何事にも必要なのは『自分を許すこと』だ」という——。
※本稿は、バク@精神科医『生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
あなたの常識で世界を見ようとしてはいけない
人は、100人いれば100通りの考え方があります。皆が皆、誰かのためになりたいとか、人に感謝されたいとか、人に優しくしたいとは思って生きていません。
あなたが思う以上に世の中には邪悪な人間がいます。傲慢で自己中心的で、他人をバカにして笑う人、だまされる人間が悪いと思っていて、簡単にお金が稼げるなら、法律に違反してだましても全然気にならないという人は少なからずいます。
だから、あなたが「私が虐しいたげられるのは、相手を怒らせるようなことをした自分が悪いからだ」とか、「虐められているのは、自分にも悪いところがあったからだし、直したい」とか思っても、何をしてもその環境が変わらないのは、ある意味「当然」だったりします。
相手とあなたの「常識」は全く違うのに、あなたの常識で世界が動いていると思い込んで世界を見ようとしているなら、あなたの気遣いが踏みにじられることもおかしなことではありません。
ポイント
世の中には平気で他人をだまそうとする人間がいる。相手が自分と同じ価値観で生きていないことを知ろう。
「あの人さえいなければ!」を捨てる
「あの人さえいなければ」と思う話は、よくありますね。
・会社のプレゼンで、自分でなく同僚の案が採用された
・部活の憧れの先輩が自分の同期と付き合い、結婚した
・福引で自分の前の人が一等を当てた
・自分の子どもと成績は変わらなかったのに、ママ友の子どもがいい学校に受かった
こんなときに「あの人さえいなければ」と思う人はいます。しかし、比較する対象の「あの人」が仮にいなかったとしても、自分にチャンスが舞い込んできたとは限らないという現実は、きちんと見ておきましょう。
・別に同僚がいなくたって、戦略を正しく練れば、次のプレゼンでは自分の案が採用されるかもしれません
・部活の憧れの先輩の目の前に同期がいなくても、先輩はそもそもあなたに目もくれないし、結婚だってしないんじゃないでしょうか
・この先、先輩よりもずっと素晴らしい男性と出会う可能性はあるし、福引どころか、高額の宝くじが当たることだってあるかもしれない
「勝った」「負けた」はただの幻影
未来の「いいこと」を実現する努力をせずに、現状で人に「負けた」ような気持ちになって、そんなところにばかり目を向けて辛くなる。それでは永遠に辛い毎日から抜け出せません。自分が辛い原因を他人のせいにする限り、永遠に続く底なし沼になってしまうのです。
「幸」という字と、「辛」という字は、構造上横棒が一本入るかどうかの違いしかありませんが、実際の世の中でもその通りに、受け取り方一つで「幸せ」が「辛い」になってしまうことも簡単だし、逆に「辛い」を「幸せ」にすることは、意外に簡単なことだったりします。
それなのに自分の凝り固まった価値観が、一本の棒を足すに等しい「ちょっとした物の見方を変えること」すら拒み、楽観的に物事を考えることを非常に難しくしています。
人生において経験する多くの「勝った」とか「負けた」とかは、すべて自分自身のつくり出した幻影との脳内戦争に過ぎません。
冷静に考えて、その勝敗を決めているのは誰ですか? 自分自身ですよね? そんな幻影はとっとと捨ててしまいましょう。
ポイント
人生における「勝った」「負けた」という思いは、すべて自分がつくり出した幻影。
人生で一番大切なのは「あなた自身」
精神科医をしていると、家族間の深い闇を抱えている方々と、よく出会います。
深刻な問題に「搾取子(さくしゅし、さくしゅご)」と言われるケースがあります。聞き慣れない言葉かもしれませんが、「搾取されるための子ども」という意味です。
たとえば、一組の夫婦の、最初にできた子どもが障害者だったとしましょう。親は子どもに付きっきりになり、トイレから食事まで相当な苦労を強いられます。そこでもう一人、子どもをつくるケースは比較的よくあるそうです。
理由は三つあります。
一つは何も考えずにできてしまったケース。もう一つは健常な子どもを、最初の子どもの代わりにしようとするケース。最後に、自分たちが死んだ後に、障害を持った子どもの面倒を見てもらうために子どもをつくるケース。それぞれ問題は抱えますが、搾取子となるのは三番目のケースです。
生まれてきた子どもは、人生のレールを完全に決められて過ごします。これらの人びとは、人生に大きな悩みを当然抱えます。
実家に毎月10万円を送り続けたある患者の話
友達や周囲の人とあまりに生活が違いますから、「こうせねばならない」という常識が周りと大きくズレており、心が悲鳴をあげてしまうことはよく起こります。
ある日「不眠症」だという初診のKさんが来られました。その方は、「障害を持ったお姉さんのために、毎月10万円を工面して家計に入れ続けないといけないのに、最近夜全く寝られなくなり、朝も起き上がれなくなってしまったんです」と言いながら、涙をボロボロ流していました。
眠れず、会社も休みがちになり、アルバイトも行けない、収入の八割程度に当たる10万円を必死に家に入れ続けてきたけれど、それでも足りないと貯金を取り崩し、維持できなくなって「とにかく寝られるようにしてください」と当院を受診されました。
話をよくよく聞くと、別に親に「10万円絶対家に入れなさい」とは言われていない様子でした。私は一旦仕事を辞めて、心身共に回復するまでは、お金を家に入れることを止めましょう、と提案しました。しかしKさんは「それじゃ私の生きている意味がないんです」と、やっぱり泣きながら訴えます。
あなたの人生は姉のためのものではない
でも、この状態では薬で寝たって回復できないことは、火を見るよりも明らかでした。Kさんは「自分は障害のあるお姉さんのためにこの世に生まれたから、親が死んだ後は一人でお姉さんを支えていかないといけないし、そうしないと生きている価値が自分にはない」と心から信じていました。
しかし今その「生きる価値」を維持できなくなり、でも死んだらもっと役に立てないし、と思い悩まれていました。人は、その人の人生を生きるために存在しているのに、この「自分の生きる価値」の設定は、本当に救いがありません。
ここで「私は、自分の人生を生きるんだ」と家を飛び出せる力があればいいのですが、ずっと「お姉さんのために生きなさい」と言われてきたKさんは、すでに自分の存在意義が「姉を養うこと」になっているので、「自分のために生きる」ということは、もう頭のどこにも存在しないのです。
実際、調子を崩してしまったのも、その責任が果たせていないことからでした。
あなたはこのケースで、悪いのはやはりこのKさんだと思いますか?
ポイント
過去は変えられない、現在も変えづらいけれど、未来は変えることができる
必要なのは「自分を許すこと」
結局、何事にも必要なのは「自分を許すこと」だと私は思います。
このKさんの場合も、精神科医のせいにしていいから、とにかく1回、休んでもらうしかありません。「今、自分は精神科医に仕事を休むように言われたせいで姉のための援助ができません」ということにして、その間に少し休憩して自分自身の人生について考えてもらうことにしました。
バク@精神科医『生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳』(ダイヤモンド社)
別にお姉さんのために何かをするのは止めませんが、生きる意味の大半をお姉さんのために設定してしまっていると、お姉さんが何か不測の事態で亡くなった場合、その後どう生きていくのかすらわからず迷子になりかねません。
だから、やはりその人の人生はその人が主役であり、自分を最優先にすることを自分自身に許さないといけません。
「最優先にすべきは、自分の人生なんだ」ということに気づけたら、改めて、そのうえで無理のない範囲で、自分はお姉さんに何ができるのかを考えられるようになれればいいのです。
人は過去を変えることはできないし、現在もなかなか変えづらい。でも、未来は変えることができます。
精神科医だけに限らず、誰かの何気ないひと言で、考え方の軸が大きく変わることはいくらでもあります。
ただ、そこで変わったことを「悪いこと」と拒絶せず、受け入れ、よい方向に向かうことを、自分に許してあげてください。
一番大切なのは自分自身だと気づいてほしい
自分の未来を変えることの言い訳に医者が使われて、誰かの心がラクになるのは、医者の私からすれば本望ですし、本書だって、そうした言い訳を皆さんにつくっていただくために書いています。
ですから、辛い未来だけを見なくてはならないという呪いから、勇気を持って抜け出してください。自分を大切にして、「バク先生が『休みなさい』とか『面倒くさいことは避けなさい』と言っていたから」と、一旦休憩することを自分に認めてあげてください。
結局、あなたの人生において一番大切なのは自分自身なんだと、まずそのことに気づいてほしいのです。
ポイント
生きづらさをラクにするために必要なのは「自分を許すこと」。

医師
元内科の精神科専門医。精神科単科病院にてさまざまな分野の精神科領域の治療に従事。アルコールなどの依存症患者への治療を通じて「人間の欲望」について示唆を得る。現在は、双極性障害(躁うつ病)や統合失調症、パーソナリティ障害などの患者が多い急性期精神科病棟の勤務医。


眞子さんジーンズ姿でNY1人でお買い物 日用品抱え、道に迷った? 英紙

2021-11-23 14:21:32 | 日記

日刊スポーツ様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

 

小室圭さんと結婚して米ニューヨークで新生活を始めた小室眞子さん(30)が19日、単身で日用品を買いに出かけ、その様子がパパラッチされていたことが明らかになった。

英大衆紙デーリー・メール電子版が、全米チェーンの日用雑貨や生活用品を販売する「ベッド、バス&ビヨンド」の店舗を眞子さんが1人で訪れ、タオルや収納用品などを購入する様子を報じた。14日にニューヨークに到着し、マンハッタンのへルズ・キッチンに借りたアパートに向かって以降、現地で眞子さんの姿が確認されたのは初めてとなる。同紙はニューヨークで2人が暮らすアパートもスクープしており、元内親王の現地での様子を追いかけているようだ。

ジーンズに深緑のロングコートを羽織った眞子さんが、マスク姿で日用雑貨やキッチン用品の棚を物色する様子やハンガーやタオルなどが乗ったカートを押す様子などを伝えており、圭さんとの新婚生活に必要な日用品を買いに出かけたとみられる。同紙によると、眞子さんは1時間半ほど店に滞在していたというが、周囲にセキュリティーや護衛する人の姿はなかったという。

また、同紙のサイトは眞子さんが単身で、周囲をキョロキョロと見渡しながら街中を歩く姿や買い物袋を両手に抱えて夜の街を歩く様子をとらえた動画も公開。トランプ・インターナショナル・ホテルの前を荷物を抱えて歩く姿なども映っている。「大都会で道に迷ったようで、何人かの人に道順を訪ねなければならず、何度も同じ場所を行ったり来たりしていた」と不慣れな土地での外出に戸惑う眞子さんの様子を伝えている。最終的に午後6時ごろにアパートに戻ることができ、そこで圭さんが眞子さんが持っていた4つの買い物袋を運ぶのを手伝うためにアパートの入り口で出迎えたと報じた。

また翌日に、2人そろってマンハッタンの街に繰り出す姿も激写している。写真ではグレーのジャケット姿の圭さんと深緑のショート丈のジャケットに黄色いバッグを持つ眞子さんが、手こそつないでいないもののマスク越しに楽しそうに会話する姿などが見られる。同紙によると、2人はタイムズスクエアとグランド・セントラル駅の中間に位置するブライアント公園に出かけたといい、休日の公園で散歩を楽しんだのかもしれない。オフィスビルに囲まれたブライアント公園は、周辺の企業に勤める人や観光客の憩いの場として知られており、2人ともリラックスした様子で周囲を気にする様子もなく、新たな地での結婚生活を満喫しているようだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

 


藤竜也と倍賞千恵子が語る熟年夫婦のかたち「僕が妻と〈おやすみ〉の握手をする理由」

2021-11-23 13:30:00 | 日記

下記の記事は婦人公論.jpからの借用(コピー)です。

日本を代表する名優同士であり、かつプライベートでも仲の良い藤竜也さんと倍賞千恵子さん。意外にも、昨年5月公開の映画『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』(Blu-ray・DVD発売中/DVDレンタル中)が28年ぶりの共演だったという。映画では亭主関白の夫に、粛々と従う妻を演じたふたりだが、実際の夫婦関係はちょっと異なるようで──(構成=小杉よし子 撮影=木村直軌)
陶芸の次の趣味は「妻」です!?
藤 共演はなんと28年ぶりですよ。
倍賞 前にご一緒したテレビドラマ『愛と哀しみの海 戦艦大和の悲劇』でも夫婦役でしたけど、今回の映画『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』では、結婚50年の円熟した夫婦ですね。
藤 倍賞さんとは家が近いので、僕の家内(元女優の芦川いづみさん)と倍賞さんのご主人(作曲家の小六禮次郎さん)も交えて時々お会いする機会があって。だから28年ぶりという気があまりしませんね。ご近所同士として接触があるわりには仕事で一緒になる機会がなかったんで、今回はうれしいなと思いました。
倍賞 撮影はすごく楽しかった。
藤 お互い、普段の夫婦の空気感をわかっているものですから、自然な感じで夫婦役を演じられました。
倍賞 『戦艦大和』のあとに私、横浜に引っ越して、ご近所さんになったんですよね。藤さんは住んでいる地域の情報に詳しいうえに、多趣味で多才。いろいろと影響を受けています。リキッドという液状のアクリル絵の具で素敵な絵をお描きになっていた時には、私たち夫婦も教えてもらって。楽しくて毎日描いてはどんどんハマり、それはもう、長く続いたんです。
藤 そうそう、ご夫婦でけっこうハマっておられた。
倍賞 とはいっても、藤さんみたいに本格的じゃなくて、ぜんぜん超えられませんけど。
藤 いやいや……。
倍賞 リキッドの絵にハマった後、近所で陶芸をやっている主婦の方と知り合って、そこの陶芸教室に入ったんです。もともと興味があって、いつかやってみたいと思っていたんです。そんな話をしたら、藤さんご夫妻もお仲間に。どんどん腕を上げられて、お庭にものすごく立派な窯も建てましたよね。
藤さんの作品は本当に素晴らしくて、デパートで展示販売されるとたちまち売れちゃう。私はいまだにそこまで到達していませんが、地道に楽しんでますよ。それにしても藤さんちの窯は本格的で大きかった。
藤 2階建ての建物だったから、家内から「目障りよ、なんとかならないの?」ってイヤな顔をされ続けて。思い切って取り払った時には、「あぁ、眺めがよくなって、せいせいした」なんて言われちゃって。(笑)
倍賞 よく思い切りましたね。納得できるところまで到達して、思い残すことはなくなったんですか?
藤 はっきり言えば、飽きちゃってね。窯もだんだん使わなくなって、なのにあの巨大な存在感でしょ。落ち着かなかったんですよ。中に入るとホコリだらけだし。なんだか自分の心が荒れているような気になってしまってね。取り払った跡はとてもきれいになってますよ。
倍賞 そうなんですね。今、陶芸に代わってハマっているものは?
藤 ないですね。困ったな……。じゃあねぇ、「趣味は妻です」とでも言っておきましょうかね。(笑)
「世の女性たちに嫌われてください」
倍賞 夫婦そろって何かを始めるのって、共通の話題で会話が増えていいんじゃないですかね。最近そう思いますよ。夫婦だって、言葉で言わないと想いは伝わらないから。映画の中で藤さんが演じた勝さんみたいに無口で無愛想じゃダメですよね。勝さんは典型的な亭主関白で、妻が何をしてあげても当たり前という感じで、感謝の言葉もないの。
藤 倍賞さん演じる妻の有喜子さんが、外出から帰宅した勝の靴下を玄関で脱がせて、それを丸めて自分のエプロンのポケットにしまうシーンがあるんです。あれはさすがにやり過ぎだろうと思って、監督に遠まわしに「いくら夫唱婦随の夫婦でも、こんなことまでしますかね……」と、ちょっと抵抗してみたんですけどね。「いやいや藤さん、ぜひやって、世の女性たちに大いに嫌われてください」と言われました。(笑)
倍賞 靴下まで脱がせてあげる人は少なくなってきてるでしょうけど、あのシーンで夫の後ろに妻が従う昭和的な夫婦の関係を見せておかないと、物語が始まらないですものね。勝さんは有喜子さんが楽しげに話しかけても、いつも「ふーん」って感じで興味なさそう。何も聞いてないの。
藤 あれは、せつないですよね。
『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』Blu-ray&DVD発売中(販売元:TCエンタテインメント)/DVD好評レンタル中(販売元:クロックワークス)
すべての写真を見る
倍賞 そう。有喜子さんはとっても寂しかったのネ。そんななか、可愛がっていた飼い猫のチビがいなくなって、有喜子さんは離婚を決意する。そして家出という初めての小さな反抗をきっかけに、有喜子さんは自分の気持ちや夫の本心を深く理解していくんですね。
藤 そうですね。
倍賞 そこに愛があったのかどうかは映画をご覧いただくとして(笑)、この映画は実はラブロマンス作品でもあって。今の年齢でそういう作品に出られることもうれしかった。藤さんは奥さんを大切になさっていて、ちゃんと話を聞かれる方ですから、奥さんは寂しい思いをなさっていないでしょ。
藤 ところが、うちは一見、亭主関白に見えるらしいんです。どういうわけだか近所で「お宅は旦那さんがお強いんでしょう?」とか言われるんです。僕の風貌からそう見られるようで。だから妻は同情されているみたい。
倍賞 あらら(笑)。ご夫婦で意見が合わなかったり、口論になったりすることは?
藤 最近は記憶にないねぇ。以前は3、4年にいっぺんぐらいはあったけど。
喧嘩して別行動しても。帰る先は…
倍賞 うちはね、今もぶつかり合うことがありますよ。私は歌手として音楽家の主人とふたりでコンサートをすることがあるんです。「男はつらいよ」とか「下町の太陽」などを歌うんですけど、お互いに音楽に関しては頑固なところがあるようで、なにかしらぶつかって譲り合えないことがあるんですよ。
藤 お互い表現者同士だから。
倍賞 でも、そのうち「音楽家が言うことはやっぱり正しいんだな」と歩み寄ったり、ピアノを弾いたり作曲したりする主人も、歌い方やおしゃべりの間合いに関してはイマイチわからないところがあるようで、「そういう時は、こうしたほうがいいと思うよ」と私が言うと、「あ、そうか。じゃ、そうしよう」となることも。
藤 一緒にひとつの仕事をすると、どうしてもね。
倍賞 昔、レコーディング中に彼が気分を害して途中でスタジオを出て行ってしまい、私も作業をやめてしまったことがあります。おかげで借りていたスタジオがパァになってしまいました。
藤 喧嘩して別行動とはいえ、帰る先は同じ家。(笑)
倍賞 その時は、私は帰りに友だちと会って「アタマにきちゃった」って愚痴を聞いてもらって気を晴らした覚えがあります。でもたいてい帰宅して食事の用意をして、いつものように一緒に食べてるうちに……。
藤 会話が戻ってくる、と。そんなもんじゃないですか、どこの夫婦も。映画の中の勝みたいに、妻が何をしても何を言ってもつれない反応しかしないんじゃ、喧嘩も始まらないけれど。
倍賞 だいたい女には家事が待っていますから、そっちに気が行っちゃいます。大分前の話ですけど、コンサートの日、ふたり一緒に家を出て、仕事を終えるとふたりで帰る。帰って、キッチンでご飯の支度をしていた時、「あれ? これっておかしくない? 私だけまた働いている」と言ったら、彼は「そうだネ」と。その日を境に彼も変わっていきました。
藤 割り切れない想いをためこんでいたんだ。(笑)
寄りかかり合って生きていく
倍賞 そうやって吐き出してからは、だんだん向こうも変わってきました。きっと彼も努力しているんですよね。おととい私、仕事で朝が早かったんで、前の夜に「飛行機の中で食べるから、起きたら食べずに出かけるね」と言って寝たの。すると朝、作ってるんですよ。玉ねぎのスープと茹で卵と、ヨーグルトに果物をのっけたのと。「どれかひとつでも食べて行って」と。
藤 素晴らしい!
倍賞 ありがたいなと思いましたから、残さず食べましたよ(笑)。ただね、女の人は料理を毎日やっても別に感謝はされないですよね。でも男の人がしてくれるとありがたいなって思うのは不思議ですよね。
藤 そこはやっぱりお互いに「ありがとう」という感謝の気持ちが大事なんじゃないかな。ご飯を食べたら、「おいしかったよ」とかね。
倍賞 たとえまずくてもいいんですよね。相手のことを想って一所懸命作ってくれる気持ちがうれしいでしょ。「今日はしょっぱかったな」「ちょっと甘いな」とか、ひと言だけでも違うんじゃないかしらね。
味付けの感じ方で体調の変化にも気づけるし、お互いの健康状態のチェックにもなる。歳を取って、会話がなくなってきた時こそ、食卓での声がけは大事ですよね。最近はまた料理することが楽しくなり、ちょっと無理しても作るほうがいいなと思います。
藤 口論になった時は、どうおさめますか?
倍賞 うちは翌朝起きたら何事もなかったかのように、「おはよう」と言うところから始めるんです。私ね、「行ってらっしゃい」とか「気をつけてね」とか、声かけ運動は意識的にしています。
藤 声かけ運動! それは大事ですね。喧嘩したあとでも、自然に仲直りするきっかけになる。あのね、夫婦は歳を重ねるほど、お互いに認め合う、必要とし合うのがいちばん大事だと思います。だから僕は「いてくれなくちゃ困るんだよ」という雰囲気を妻に伝えるんですよ。
倍賞 素敵! 必要とされてるんだなと思えたら、うれしいですよね。
藤 実際、「妻がいてくれなきゃひとりでどうしよう」と思いますもの。逆に考えると、相手から必要とされていないと感じるのがいちばんつらいと思う。現にね、家内がクラス会だとかいってお友だちと出かけてしまうと、家の中の空気がまるでつまんなくなるんですよ。もうホント、つまんない空間、って感じ。
倍賞 まさに“趣味は妻”ですね。(笑)
藤 うちではね、毎晩寝る前に夫婦向き合って「おやすみ」の握手をします。これ、けっこう切実ですよ。翌朝、起きてこないってこともありうるわけだからね。
倍賞 切実な年齢になりましたね。今回の映画には2018年に亡くなった星由里子さんも私たち夫婦の間に波風を立てる女性役で出演なさっています。17年の寒い時期に横浜のほうでロケをしましたが、歳を重ねられてもおきれいで可愛らしかった。あれからほどなく訃報が舞い込んで、とてもショックでした。
藤 驚きましたね。僕らもいつまでも元気でいるために、体のためになることを続けないと。うちでは握手以外に、夜寝る前に夫婦で向き合って手を取り合い、軽い屈伸運動をしているんですよ。僕らは“マサイ族健康法”と呼んでいるんですが。少しは体を動かさないとね。
倍賞 それ、いいですね。
藤 やっぱり夫婦関係にも気づかいや努力は必要かもしれない。人は歳を取ると体力がなくなってきて、足元もおぼつかなくなるでしょう? ふたりで町を歩くと、彼女は僕の腕につかまってくるんですよ。そうすれば、しっかりと歩けるから。夫婦って、寄りかかり合って生きていくものなんだと日々、実感しています。
倍賞 歳を重ねて、いろいろなことがわかってくるんですね、きっと。
藤竜也
俳優
1941年、父の任地、中国・北京で出生。大学在学中にスカウトされ、日活に入社。62年『望郷の海』でデビュー後、映画を中心に活躍している。『愛のコリーダ』『愛の亡霊』『村の写真集』など代表作多数。著書に『現在進行形の男』。2020年1月17日公開の映画『コンプリシティ/優しい共犯』に出演
倍賞千恵子
俳優
1941年東京生まれ。松竹音楽舞踏学校を卒業後、松竹歌劇団入団。61年、松竹にスカウトされ映画『斑女』でデビュー。映画「男はつらいよ」シリーズのさくら役で親しまれる。著書に『倍賞千恵子の現場』など


イェール大名誉教授「"日本財政は破綻寸前"はウソと断言できる理由」

2021-11-23 12:00:00 | 日記

プレジデントオンライン様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。  記事はテキストに変換していますから画像は出ません

財務官僚に騙されるな
日本の財政赤字は世界最悪な状況であるから、コロナ禍による経済活動の低下に対して政府の財政出動で国民を救済していては、政府は破産してしまう、とよく反対される。政府は長年、財政赤字の数字を喧伝し、多くの国民に加えて、経済学者でさえ財政危機を信じている。英語の経済の教科書にすら、日本経済の特徴について、政府の財政赤字が大きく取り上げられている。

金融および投資ビジネスコンセプトのための棒グラフと積み重ねられたマネーコインの青い二重露光。写真=iStock.com/Dilok Klaisataporn※写真はイメージです
「文藝春秋」11月号に、財務省の矢野康治事務次官は、日本の財政赤字(一般政府債務残高÷GDP)は250%を超えており、世界各国に比べて傑出して高い。コロナ禍で生活が苦しい人が発生している非常時であっても、給付金などの「ばらまき」は反対で、税収に対して歳出が上回る「借金」は許せない、という論文を発表した。まさに現役のトップ官僚が、分配という福祉重視を掲げる岸田内閣の基本路線を総選挙前に批判したため、同論文は注目を集めた。


借金ばかり強調して資産は隠蔽する
しかし、矢野次官の論文はいわばフェイクニュースである。矢野次官が言う、日本政府の財政赤字は世界最悪という根拠が、財務省もそのメンバーであるIMF(国際通貨基金)の統計を見ると、まったく正しくないことを示したい。
図は、世界の主要国38カ国の政府が持つ資産と負債のGDPに対する比率を示している。

「日本は借金漬け、財政破綻しそうだ」と財務省がいう根拠は、日本国民が毎年創出する付加価値であるGDPに比較して、国債残高が急増していることに基づく。確かに、図の◆で示す政府債務(GDP比)率は、ここに掲げた国で日本が際立って大きい。

日本は財政破綻寸前はウソ
しかし、企業や個人が借金しすぎるというとき、年収(厳密には異なるが国でいうGDP)だけに注目するであろうか。借金をするとき、バランスシート上は、債務を負っても同時に資産を持つということになる。図で示すとおり、日本政府は債務も大きいが、資産も大きい。

一方で、図の最も左に示すポルトガルは、資産も大きく保有しているが、債務が資産に比べてずば抜けて大きいので、GDPに比した債務の比率が高くなる。従って、確かにポルトガルは大債務国と言える。

財政の健全性は純資産で見る
日本は国債残高が大きいが、ポルトガルとは異なり、外貨などの金融資産を多く持ち、非金融資産、つまり公共の建物、港湾、道路、森林など実物資産も多く持つ。財務省は政府債務(GDP比)を比較して日本は破産寸前だというが、増税して権限を強くしたいがための詭弁と考えられる。

財政の健全性をより正確に測るには、政府の純資産(総資産から総負債を引いたもの)によって測られるべきなのである。図でいえば、日本の純資産はほとんどゼロであり、他国と比較しても健全と言える。

民間で例えて言えば、日本は多くのローンを借りて土地などの資産を多く持つお金持ちというにすぎず、「日本政府は破産寸前」とは言えない。「タイタニック号が氷山に向かって突進しているようなもの」などと、矢野次官は日本の財政状況を例えたが、誇大妄想の限りである。


正しい理解で洗脳から目覚めよ
財政均衡論者からの反論として、実物資産(金融資産以外の資産)を考慮することに対しては、例えば道路公団は道路を売れないという批判を聞く。しかし、有料道路からは道路料金の収入があり、国債の金利の資金はそれで賄まかなえる。「日本の国債残高は世界最悪であるから、増税してプライマリー・バランスを均等化せよ」という財務省、財政均衡論者の主張は、前提が間違っているのである。

ところが財務省は、この誤った理解のもとに、国民や経済学者、エコノミストに対して、「政府も民間主体と同じように財政収支を絶えず均衡化せよ」という論理を当然として議論を進める。
さらに、財政赤字で政府が「借金」を残すと、将来の世代に負担が残ることを強調し、資産については語らない。そして、特に現在のように、コロナ禍で飲食店や観光業界など、失職したり所得が減ったりして困窮する国民がいる中で、財政支出によって救済するのが政府本来の役割であるはずが、救済を「バラマキ」と言って批判する議論は明らかに間違いである。

将来のインフラを破壊する
仮に財務省の「バラマキ」批判の主張が通って、コロナに苦しむ国民への支出を差し控えたとしよう。さらに、財務省が望むとおり必要な財政支出を控えたり、増税したりすれば、国民はますます子どもを産まなくなり、将来の生産力を担う人材教育の投資は縮小される。

財務省の主張は、将来の国民全体のインフラを破壊する。救済による国債残高が増加しても、政府と民間の貸し借り関係では、将来の所得分配に影響するだけである。

浜田 宏一(はまだ・こういち)
イェール大学名誉教授
1936年、東京都生まれ。東京大学法学部入学後、同大学経済学部に学士入学。イェール大学でPh.D.を取得。81年東京大学経済学部教授。86年イェール大学経済学部教授。専門は国際金融論、ゲーム理論。2012~20年内閣官房参与。現在、アメリカ・コネチカット州在住


小室圭さんNY州司法試験「不合格」で眞子さんのNY生活がピンチ…天皇家からの援助は?

2021-11-23 11:00:00 | 日記

日刊ゲンダイデジタル様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

 小室さんがニューヨーク州の司法試験に不合格だったため、働く予定の法律事務所からもらう給与は2000万円程度から600万円ほどになると報じられている。事実なら、これだけではニューヨーク生活はかなり厳しいだろう。でも、「天皇家は日本一の大金持ち」「当然、秋篠宮家も財産たっぷりなのだから仕送りするんでしょ」--そう思っている国民が多いようだ。

 眞子さんの結婚騒動で、一時金の1億5000万円を辞退しろといった意見が出た背景には、そういった認識もあったのだろう。「一時金を辞退したところで、秋篠宮家から援助してもらえば、ぜいたくな暮らしは十分できるんじゃないの」「いざとなれば上皇さまも援助してくれるはず」などといった外野の声もある。

 確かに皇嗣となられた秋篠宮さまの新居は、33億円かけて増改築が進められているし、新居が完成するまでの仮住まいである赤坂御用地内の「御仮寓所」だって、なんと10億円もかけて建てたものだ。総面積が1378平方メートルというから、われわれ庶民からすれば、とてつもない大邸宅である。いかにも資産家に見えるが、結論からいうと、秋篠宮家の住まいは国のものであり、私有財産ではないし、結婚した眞子さん一家を養っていく余裕もないだろう。

 皇室経済法では、宮家皇族が譲渡できる金額は年間160万円以内と決まっている。しかしこれは一般的な場合であって、眞子さんに渡す場合は縛られないだろうが、そもそも結婚後にお金が足りなくならないように一時金を渡すことになっているのだから、それを断って仕送りをしてもらったという前例がないのである。それに、秋篠宮さまが皇嗣になって皇族費は増えている(来年は眞子さんが抜けておそらく1億1000万円弱か)とはいえ、ただ出費も増えているから援助も簡単ではないだろう。

「でも天皇家の誰かが援助するでしょ?」という声もあるが、そもそも天皇家には私有財産というものがない。日本国憲法第88条で「すべて皇室財産は、国に属する。すべて皇室の費用は、予算に計上して国会の議決を経なければならない」と定められていて、生活費を含めた必要経費はすべて国の予算をアテにしているのである。

眞子さんがアテにできるとすれば…
 たとえば、天皇一家がお住まいになっている皇居は、不動産価値20兆円ともいわれ、天皇家が所有しているように思われがちだが、実は所有者は国であって、「皇室用財産」として皇族に無償で提供しているにすぎない。那須や葉山の御用邸も同じだ。

 戦前の皇室は違った。三井や三菱といった財閥もかなわないほど莫大な財産があった。しかし敗戦後、日本を占領統治したGHQは、皇室が戦前の日本を支配できたのは富と権力が集中したからだと考え、皇室の財産を実質的に没収する方針を立てた。そのために日本国憲法の施行によって財産税が課せられ、ほぼ9割が財産税で没収され、残りも国有資産になったのである。

 昭和天皇のお手元には1500万円の預貯金(現在の価値で数十億円か)だけが私有財産として残され、それを有価証券などで運用し、皇室予算の不足分を補えということだった。

 だから臨時で大きな出費があると、かなり大変だったようだ。たとえば昭和34年の皇太子と正田美智子さんの「ご成婚パレード」。当時の国民は想像もできなかっただろうが、宮内庁はこの日のご成婚のために、内廷費(天皇の私的生活費)を節約したり、例の1500万円を元手に有価証券で増やしたりして当時の金額で5000万円(現在なら5億円以上か)をためたというエピソードがある。戦後の天皇家の財布は決して潤沢ではないということだ。

 眞子さんがアテにできるとすればこのお金しかない。昭和天皇が亡くなられたときに遺産は金融資産など18億円余あったが、ここから4億数千万円を相続税として納税しているから、まだかなり残っている。このお金は上皇の元にあるはずで、眞子さんに援助するかどうかは上皇次第ともいえるだろう。