里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

大阪、ポンペイ博

2006年12月22日 | 歴 史
何を思ったか家内が大阪のポンペイ博を見に行こうと誘う。
聞けば、「自分がイタリアで見て感動したから見せてあげたい」のだそうだ。
何だかインスタントラーメンを食べさせられるようで気が進まなかったが、その隣りに
海遊館(水族館)があると聞いて、俄然その気になって行って来た。

(大阪市港区、サントリーミュージアム、12/22)

説明書きによれば、
ナポリ南部のポンペイなどの町は、古代ローマ帝国が絶頂期に差し掛かった西暦79年
頃にヴェスヴィオ火山の噴火によって埋没したと言う。
18世紀に至ってようやく発掘が始まり今も続けられているのだそうで、今回の展示は
劇場・大運動場・居酒屋・宝石細工師の工房・船倉庫・貴族の別荘などの遺跡の写真の
ほか、優れた壁画や彫像・宝飾品などの現物で、いずれも一昔前のハリウッド映画を見
るような見事な物であった。

その頃の日本と言えば、
西暦 57年:奴国王が中国(後漢)に使いを送り、中国の光武帝から金印を授かる。
  150年:倭国大乱。
  239年:邪馬台国が30余国を支配。
  350年:大和朝廷が国内をほぼ統一。
…と言った状態で、当時のローマ文明の高さを改めて実感させられた。