里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ヤフオク購入第2弾  “ジガバチソウ”

2010年02月12日 | 山野草
ヤフオク購入第2弾は“ジガバチソウ”。
クモキリソウ属には、昆虫に似た花をつける事から昆虫の名前がついたものがあり、
その内でクモキリソウとスズムシソウは持っているが、このジガバチソウは持っていな
かったので買ってみた。

届いたのは、弘前市から郵便で送られて来た長形3号の封筒で、表に“第4種苗”と
書いてあるだけの実に寂しい荷物だった! 
早速封筒から取り出してみると、中から気泡入りシートで包まれた、小指の先ほどの
干からびたような小さなバルブが出て来た。

(ジガバチソウのバルブ)

なるほど、そういえば休眠中だった。 しかも総重量は10gそこそこだ。
第4種郵便(植物種子等郵便物)で送れば、青森県からでも送料は70円で済む。
よく考えたものだ!

どんな“似我蜂”が咲くのか今から楽しみだが、どうもクモキリソウ属の花達はナメクジ
に食べられやすいらしいので用心しなければなるまい!

ジガバチソウ、似我蜂草(ラン科、クモキリソウ属)
北海道から九州で、山地の林内に自生する多年草。 草丈は10~15cm。
葉は、長さ3~8cmの卵形で先が尖っている。 2枚の葉は対生する。 
花期は5~7月で、長さ3~8cmの花序に10~20個の、緑~黒褐色の花をつける。
 (花については、岡山理大・波田研のHP参照)
秋には葉や茎は枯れ、バルブは春まで休眠する。  
(名前の由来)
花の色が黒色のものがジガバチを連想させる事から“似我蜂草”と名づけられた。