高齢化する農家

１月３０日の朝日新聞に、次のような記事が載っていた。

『日本で農業をしている人の数は、1985年（昭和60年）には543万人であったが、その後、
　後継ぎがいない農家が増えている為に25年間で半数以下に減り、同時に65歳以上の
　比率も26.5％から61.7％に増え急速に高齢化している一方で、使われなくなった田畑
　は増え続けて2010年には約40万haに達している』
『水田には、多様な生き物が生きており洪水を防ぐ働きもあるが、それらの機能を果たさ
　なくなるばかりか、今後世界の食料が不足すると予想される中で、日本の食料自給率
　が40％しかないのは問題で、自給率をある程度高める必要がある』
『しかし、今でさえ米を米をつくる費用は60kg当たり16,497円で、市場価格13,099円より
　高い為に経営に苦しんでいる』
『将来、食料が輸入できなくなる事態も予想されるので、国民も自分達が食べるものが
　どこで作られたものかを意識して食べ物を選び、日本で作られたものを積極的に選ぶ
　事で日本の農家を支える必要があるのではないか？』

〔販売農家の年齢別就業人口の推移（単位：万人）〕…朝日新聞から引用

年	15～29歳	30～49歳	50～59歳	60～64歳	65歳以上	（合計）	65歳以上（％）
1985	４０	１３７	１４６	７６	１４４	（５４３）	２６．５
1990	２８	１０２	１０８	８４	１６０	（４８２）	３３．２
1995	２１	７５	６９	６８	１８０	（４１４）	４３．５
2000	２５	５６	５２	５１	２０６	（３８９）	５２．９
2005	１９	３６	４８	３７	１９５	（３３５）	５８．２
2010	９	２３	３６	３２	１６１	（２６１）	６１．７

全く同感だ！
ただ単に「安い」「美味しい」と言って輸入品を買い、気がついてみたら国内農業は破綻し
ていて、外国からは食料品を買えないという事態に陥ったら国民は飢えて死ぬしかない。
朝日新聞によれば、食事メニュー毎の自給率は、
　・親子丼　　　…７１％
　・カレーライス…５７％
　・天ぷらうどん…２０％
　・サンドイッチ…１６％　
だそうだ。　私もこれからは出来るだけ国産の食料を食べるように心がけるとしよう！