里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

生きている化石 “トクサ”

2011年06月20日 | 庭の山野草
涼しげで良いと思って庭へトクサを植えてみたのだが、至る所へ地下茎を伸ばして繁殖
するので困ってしまった。

そこで、プランターに植えて畑の脇へ放りっぱなしにしているのだが、大昔から生きながら
え、生きている化石と呼ばれているだけに丈夫なものだ!


同属にスギナがあるが、流石によく似ている。

トクサ類のご先祖は大木で、枯れた後は地中で石炭に変わり後世の人間に役立ってい
るが、現代のトクサも木工製品や金属を研磨するのに使われたり、生薬として使われた
りして大いに役立っている。 見た目にはパッとしないが、なかなかの代物だ!


トクサ、砥草(トクサ科、トクサ属)
本州中部以北で山中の湿地に自生する多年生の常緑シダ植物。 草丈は約1m。
横に伸びた地下茎から地上に茎が伸びる。 茎は直立し中空で節がある。
節の部分にある袴が退化した葉で、茎の先端には胞子穂をつける。
〔名前の由来〕
茎で物を研ぐ事が出来る事から砥草(トクサ)と名づけられた。
茎を水洗いして熱湯に通し乾燥させた物は、木賊(もくぞく)と言い生薬として用いる。


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