里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ケスハマソウの実生

2011年04月04日 | 山野草の繁殖

H20年3月に新見市草間のカルスト山荘で購入した親株。

画像では白っぽく見える花だが、実際は画像中央下の花のような淡赤紫色の1色だ。
根茎はワサビ様の太い根にひげ根がたくさんついている。

多分、この太い根を切って植えても繁殖出来ると思うが、未だ試した事はない。
5月になると種が落ち始める。
種を集めて用土の上に播く。
大きさは2×4mmくらいだ。

種は未熟な為にそのまま覆土すると黴が生えてしまうので、そのまま約1週間放置して成熟させた後にうすく覆土し、後は乾燥させないように管理する。
1年後(H21年)に発芽した。
発芽率は高い。

早いものはその年の内に親と同じ形の本葉が出始める。
2年後(H22年)には全部親と同じ姿になり、早いものは3月に開花した。

この年に咲いたのは淡赤紫色の1輪だけだが、遅いものも3年後には開花する。
3年後(H23年)には沢山の花が咲いたが、花の色は、親と同じ淡赤紫色と白花の2色だ。

他の花と交配しないように注意して結実させたのだが、どうやら親に白花を咲かせる遺伝子があったらしい。



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