比婆山ブナ純林の植生の違いによる分類では、
「ブナ・クロモジ群集のマルバフユイチゴ亜群集」という難しい名前の範疇に入るそうだ。
何て事は無い分りやすく言えば、
『比婆山のブナの木の下には、クロモジやマルバフユイチゴが生えているのが特徴』
というだけの事だが、この他にもミヤマカタバミやオオカニコウモリも生えているのが
特徴だそうで、確かにこの4種類はたくさん生えていた。
その他に、比婆山周辺に於ける植物の地方名や利用法についても、興味ある話を幾つか
教えて貰った。
途中で、下りて来た2人組の小父さん達からも、珍しい鳥の巣を見せて貰った。
講師の知り合いで、絶滅危惧種の調査に来たそうだ。
「ブナ・クロモジ群集のマルバフユイチゴ亜群集」という難しい名前の範疇に入るそうだ。
何て事は無い分りやすく言えば、
『比婆山のブナの木の下には、クロモジやマルバフユイチゴが生えているのが特徴』
というだけの事だが、この他にもミヤマカタバミやオオカニコウモリも生えているのが
特徴だそうで、確かにこの4種類はたくさん生えていた。
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クロモジ→花(4/12 撮影) | マルバフユイチゴ |
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ミヤマカタバミ(3/30 撮影) | オオカニコウモリ |
その他に、比婆山周辺に於ける植物の地方名や利用法についても、興味ある話を幾つか
教えて貰った。
![]() | クロモジ 良い香りがするので高級な楊子として使われるが、むかし比婆山地方では田植えを終わった頃に刈り取り、香油を採って大阪へ出荷していた。 |
![]() | ミヤマカンスゲ 比婆山地方では、蓑やハバキ(脛巾※)作りに利用していた。 ※脚絆 |
![]() | ミヤマカンスゲで作った蓑 その後、蒜山を訪れた際“津黒いきものふれあいの里”に展示してあったのが、どうやらミヤマカンスゲで作った蓑らしい。 |
![]() | クサソテツ(別名:ガンソク) イヌガンソク・サカゲイノデ・ヤマソテツのように株元から葉を束にしたように立ち上げるシダ類を総称して、その陰に山鳥が隠れるという意味で比婆山地方では“ヤマドリカクシ”と呼ぶ。 この内、クサソテツの若芽はお馴染みのコゴミで、生のまま天ぷらにしたり、茹でて鰹節や醤油をかけたり、マヨネーズなどで和えたりして食べると美味しい。 |
![]() | (その他の食べられる山野草) ウワバミソウ 比婆山地方では、タキミズナと呼ぶ。 一般的には、ミズ・ミズナ・コブトロロ等と呼ぶ。 5月初~初冬に、葉をとった茎だけをさっと茹で、汁の実・おひたし・和え物・煮つけ・油炒めにして食べる。 根茎は、叩き潰してトロロにして食べると美味。 |
![]() | モミジガサ 比婆山地方では、(クロナ・ソブナ)? と呼ぶ。 一般的には、シドケ、キノシタ等と呼ばれ、 若芽を生のままで天ぷらにしたり、茹でておひたし・和え物にして食べる。 |
![]() | オオバギボウシ 比婆山地方では、グチビナ? と呼ぶ。 若芽の名前はお馴染みのウルイ。 生のまま汁の実・天ぷら・油炒めにしたり、茹でておひたし・和え物・サラダにして食べる。 |
途中で、下りて来た2人組の小父さん達からも、珍しい鳥の巣を見せて貰った。
講師の知り合いで、絶滅危惧種の調査に来たそうだ。
鳥の名前:クロジ(ホオジロの仲間)
中部地方以北に生息する漂鳥で中国地方では珍しい。
雄は灰色で「フィーチョイチョイ」と良い声で鳴く。
巣の素材と作り方だけで鳥の種類が判るそうだ。 さすが!
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