里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

コウホネの実生

2011年10月09日 | 山野草の繁殖
H23.9.21、実肥大。

コウホネのガク片が緑色に変わり、
先が少し曲がった緑色の実は、径が2cm、長さが3cmに肥大したので、実生を試みる事にした。
H23.10.9、播種。

ところが、もう少し完熟させて採種する積もりだったのに、何時の間にか実が弾けてしまい僅か2粒しか回収できなかった!
やむを得ずこの2粒を、水田の土を入れた容器に水を張っておいて植えつけた。
来年の春には発芽する筈だ。

コウホネ、河骨(スイレン科、コウホネ属)
北海道から九州で、湖沼や池に自生する多年生の水草。
葉は、スイレンの形に似ているがやや細長く、水面から上に出る水上葉と水中に沈んだ
ままの水中葉がある。
水上葉水中葉

花は6月から9月にかけて、花柄の先に1個ずつお碗形に次々に咲くが、外側の5枚の花弁に見えるのはガク片で、その中に沢山あるリボン状の物が花弁。
中心に雌しべがあり、その周りを多数の雄しべが取り囲んでいる。

〔名前の由来〕
河底に生えている根が、人間の背骨に似ている事から“河骨、コウホネ”と名付けられた。
別名を“川骨、センコツ”と言い、漢方では止血薬として用いるそうだ。


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