老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「サロン・ド・朔」5月22日例会のお知らせ

2014-05-16 10:02:26 | イベント情報
5月22日(木)18:30から「サロン・ド・朔」5月例会を開催します。

今回は、長年に亘り平和運動を続けてこられ、現在も毎週土曜日に新宿西口広場でスタンディングを継続している大木晴子さんにお越しいただき、「1969新宿西口地下広場-あの時代から何を何処へ置き忘れてきてしまったんだろう」のテーマでお話していただきます。また当日は、間もなく出版されるDVD「1969新宿西口地下広場」のダイジェスト版も視聴します。

『いま、考えられないような早さで平和への歩みから遠ざかる政権。変だと思いながら、何故か止める力にも動き出す力にも、むかし私が体験したあの輝いていた人々の想いが感じられない!と焦る日々。そんなとき映画「地下広場」を出すことになった。この映画はいま声を上げたかったんだなぁ〜と思う。』(大木晴子さん)

興味のある方、参加ご希望の方は、「護憲+HP」記載のメールにてご連絡ください。折り返し会場、プログラム等の詳細をご連絡します。

***
■日時:5月22日(木)18:30~21:30
■場所:「フリースペース 朔」(JR水道橋駅近く)
■テーマ:「1969新宿西口地下広場-あの時代から何を何処へ置き忘れてきてしまったんだろう」
■会費:500円
     
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☆「サロン・ド・朔」とは、「護憲+」メンバーを主軸に「SNSリアル版」のような形で運営するフリーな集まり(@東京)で、毎月テーマを決めてそれに相応しい講師をお招きし、勉強会・親睦会を行っています。皆さんの参加を歓迎します。

昨年以降取り上げたテーマは以下のとおりです。

(2013年)
1月: 「2012衆院選の分析と2013参院選に向けての課題(小選挙区制の弊害をどう克服するか)」
2月: 「海外で活動することの意味・意義と安全対策」
3月: 「2012年総選挙に現れた選挙制度の問題点」
4月: 「経産省前テントひろばの現状」
6月: 「自民党政治と参議院選挙」
7月: 「STOP 戦争への道」(DVD)+「参院選の結果と今後」(自由討論)
8月: 「ホームレス支援の現場からの報告と、そこからアベノミクスを考える」
9月: 「元昭和軍国童謡歌手、今老俳優が、平成の恐怖を案ずる」
10月: 「秘密保護法(案)が目的とするもの」
11月: 「海外で戦争ができる国へ。秘密保護法、集団的自衛権…」
12月: 「フリースペースでフリートークを」

(2014年)
 1月: 「新年対策会議(明けまして あべだとう」
 2月: 「市民応援メディア・私達の街頭活動」
 3月: 「壊憲による集団的自衛権行使は許されない」
 4月: 「逮捕騒動顛末記」&「憲法9条にノーベル平和賞を!署名活動」 
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「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
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集団的自衛権の報道について

2014-05-16 06:02:05 | 集団的自衛権
今夜(5/15)、NHKとテレビ朝日の対照的な報道を見ました。

NHKは安倍総理記者会見後のニュース。安倍総理が主張している意見を中心にまとめ、「反対する意見もある」と言いながら、「安倍総理は法整懇が主張する意見には慎重に検討し、集団的自衛権をもっと範囲を狭めて考えたい、としている」と安倍総理側の意見を大きく取り上げていました。

街の人達の意見も、「集団的自衛権が容認されて日本が戦争に巻き込まれるのには反対」という意見もありましたが、「中国や北朝鮮との関係が悪化しているので集団的自衛権も仕方ないのではないか」「国際情勢が変わって来ているのだから集団的自衛権も有りではないか」とか、「戦争に日本が巻き込まれるのは嫌だけれど…」とその後は言葉を濁した意見もありました。

反対意見も報道してはいましたが、概ね「国際社会が変わったのだから仕方がない」という意見が多かったように思いました。

本当に「仕方がない…」で済まされて良いのでしょうか。

今の日本が「集団的自衛権を容認しなければ立ち行かなくなる」という情勢なら議論も余地もありますが、集団的自衛権を一度容認したら、それを名目に日本の自衛隊の方々は世界の紛争地域に赴き、アメリカ軍と共に銃を持って戦わなければならなくなるかも知れません。殺されたり、殺したりする日本人がどんどん増えて行くのです。そして何時か私達は自衛隊の方々が戦地で負傷したり亡くなったりするニュースを、新聞やテレビで目にする日常を送るようになるかも知れません。

それとも、それすらも軍事秘密で特定秘密法でブラックボックスに放り込まれるのでしょうか。NHKは正に籾井会長が言った通りの組織になりつつあるようですね。

テレビ朝日の報道ステーシヨンは、「憲法を、集団的自衛権という解釈改憲で変えるのはおかしいのではないか。そもそも憲法とは権力者を縛るものの筈であるのに、それを権力者自らが変えて良いのだろうか?という意見もあります」と、冒頭から「解釈改憲」の不自然さに触れ、次々と安倍政権の「集団的自衛権容認」について疑問的意見を投げかけていました。

特に辛辣だったのは、何とかいう(名前は忘れました)法整懇の委員で安倍総理のお友達であるおじいさん(*岡崎久彦氏:編集者注)が、「日本が戦争に巻き込まれるという意見もあるが、それよりアメリカとの安保条約がなくなる方が一大事」「集団的自衛権があれば石油のシーレーンも守れる、何処に自国の利益を守らない国があるかね。やっとこれまでのバカな国から普通の国になれる」「戦争に巻き込まれるじゃないかという意見もあるが、それが嫌なら立派な総理大臣を選べばいいんだ、それは総理を選んだ国民の責任(!!)」という、何とも上から目線の胡散臭い意見を得意げに述べていました。(全く、あんたが国益の為に紛争地帯の最前線に立って戦ってよ!と言いたくなりました。)

それに対して憲法学者の小林節教授は、「憲法が時の権力者や少数の意見で、解釈改憲という方法で変えられたら、国民は安心して暮らして行けない。それは既に憲法ではなくなる。改憲をするならそんな姑息な事はしないで堂々と憲法改正の国民投票にかければいい」と、極めてまともな意見を述べていました。

そして報道ステーションは安倍政権の手の内も明かし、赤ちゃんとお母さんのイラストを使ったのは「このお母さんと赤ちゃんのイラストを大きく載せれば誰も反対は出来ないだろう」とか「プーチンさんは、実にうまいやり方をした。最初は全体を取ると見せかけてクリミアだけを取った既成事実を積み上げて、最後は仕方がないと納得させた」と言った安倍首相の言葉を紹介していました。

最後に「安倍総理は何故、集団的自衛権に拘るのでしょう」という司会の古舘さんの質問に、朝日新聞の論説委員の方が「歴史に何を残したいんでしょう」と言っていました。

私は日本国憲法を全く違う形『権力者を縛る→国民を縛る』に変えたいのだろうと思いましたが、本当に恐ろしい事が起きようとしています。

公明党は一応「反対」の声を上げていますが、それも世論次第。世論が大人しくしていたら、易々と集団的自衛権は容認されてしまいます。

今日の官邸前には主催者側発表で2000人(20時頃時点)の人が集まったそうです。まだまだ諦めずに声を上げて行きましょう。この国の形が1人の狂信的な人間とその取り巻き達によって変えられないように。

「護憲BBS」「マスコミ報道を批評する」より
パンドラ
コメント (1)
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