2月8日のコロナ関連記事

○欧州医薬品局（ＥＭＡ）：12才から15才を対象としたPfizer-BioNTechワクチンのブースター接種の評価を始めていると声明。EMAは先週16才から17才を対象とする申請の検討に既に入っていた。
○J&J社：唯一のLeiden生産工場におけるワクチン生産を、J&J社が、昨年末頃に停止していた、とニューヨークタイムスが報告している。生産停止は一時的なもので数カ月後に再開されたという。この停止による供給性への影響ははっきりしないという。
○パキスタン：Sindh州新規感染者900人、死者21人。検査数10567人、陽性率8.5%。またWahab氏がカラチの陽性率が10%以下になっていると発表。
○中国：PCR検査と同等の精度であり、しかも結果が4分以内に判定できる新しい検査法を開発したと上海のFudan大の研究者らが発表している。現在のPCR検査は結果判定までに数時間を必要としている。この報告はNature Biomedical Engineering誌に掲載されている。
○Pfizer社：2022年度のワクチン売上を320億ドルと予想している。また経口抗ウイルス薬のPaxlovidの売り上げは220億ドルと見込んでいる。
○Novavax社：2022年度の出荷数量を20億本としているNovavax社の出荷が低調という。2021年中旬までに供給開始という公約が果たせず、各地域機関からの承認の遅れ等の問題も重なっているという。
○フランス：ワクチン接種済みのＥＵ域外からの旅行者への検査要請規制を破棄するという。
○英国：長期休職中の労働者の4分の１が、LongCovid症状が休職の理由としていることが専門家の調査により判明。専門家らはこれらの労働者の支援体制に懸念を持っているとしている。Johnson首相はブースター接種状況とオミクロン株の症状の軽さから規制を緩和してウイルスとの共生化を目指している。
○インド：政府のコロナ対策に対する反対勢力の異議申し立に対して、Modi首相はこの2年間の経済成長の高さとインフレ率の抑制における政府の成果を主張し、反対勢力がパニックを引き起こそうとする動きを非難している。2019年／2020年の6.6％の収縮の後、3月に終える今年度は9.2%の経済成長が予測され、来年度も8～8.5％の成長が見込まれている。一方インフレ率も中央銀行予測の2％～6％の範囲内の5.5％付近になっている。
○ニュージーランド：オタワ市に触発されたと思われるトラックやキャンピングカーが、ニュージーランド各地から首都Wellingtonに集まってきており、ニュージーランド議会議場近くの道路において道路封鎖が行われ、ワクチン接種の義務化やパンデミック規制に対する抗議が行われているという。大半の抗議者はマスクを着けずに、規制が解除されるまで抗議を続けるとしている。
　一方Ardern首相は今年最初の議会演説を行い、オミクロン株をもってパンデミックが終結とはならないだろう、我々は今後新たな別の変異株群の発生に準備をすべきと述べている。
○マレーシア：コロナ統制会議が、旅行者に対して隔離規制を求めない入国規制の撤廃を3月1日から行うよう推奨している。マレーシアは2020年3月以降国境を封鎖し、海外労働者の入国を凍結している。前首相で統制会議議長のYassin氏は、この推奨と共に入国者に対する搭乗前と入国時の検査義務の必要性を述べている。

「護憲＋BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan