今回は更なるコロナ禍の渦中にあるバングラデシュをお伝えする内容です。昨日も感染者11650人に増えて死者も199人に増えております。
ウイルスも自然界の一つを構成するもの、言って見れば自然そのものと言える存在です。ウイルスを含めて自然の前では人間は如何にかよわい存在であると言うことは、津波や火砕流更に今回の土石流等々を思えば自明のことでしょう。
ワクチンさえ打てば何とかなる、といった人間のおごりは自然の前では全くの妄想妄言です。例えば他の方策としてある、人と人との接触の機会を極力減らすためには何をしていけばよいのか、反対に何をしたら良くないのか、を英知を集めて最良の策を考えていくこと、そして実行していくことが大自然の脅威(ここではコロナ禍でしょうか)に対処していく上策と思っております。
ほかにも考えられ、やること出来る上策はあるかもしれません。今の支配層の怠慢やおごりや智恵の無さは度を超しています。今の政府と運動会推進関係者の近視眼対応が放置されると、次のような事が予想されます。
例えばコロナ禍終焉時期が遅延することで世界に迷惑をかけ続ける恐れ、日本のみならずバングラデシュ・マレーシア・チュニジア・インド・ブラジルはじめ多くの今回のワクチン競争でも遅れ気味の国々の市民に新たな大波を作ってしまうことで更なる苦労と危害を加える恐れ、次なる新たな変異株(TOKYO2020株と呼ばれるかもしれません)を発生させる恐れ、現在拙速に打たれているワクチンの効果が減退することで次世代ワクチン開発が求められるも、その開発に割ける猶予期間が無駄に縮められてしまう恐れ、等です。
オリンピックを無観客と言えども開き、数千の競技者・報道関係者・大会関係者・ボランティア市民との無駄で不用の接触が起こり、感染事態が明るみに出たらその責任は誰が取るのでしょうか。世界市民に対してとてつもない負い目を日本国民が背負うことになるかもしれないと言う事を恐れています。自然はなめたらいかん!
***
バングラデシュ政府はCOVID流行を抑えるため軍隊を配置。主に高感染性デルタ株によるとされる。
バングラデシュではここ数日に亘りコロナ感染の激増が起こっている。政府は街中に軍隊を配置し不用な外出やロックダウン規制違反の取り締まりを行っている。
この南アジアの国のCOVID感染の急増は、高い感染性のデルタ変異株に主として起因しているとされる。特にインドと国境を接する地域の病院は増加していく患者と折り合っていくのに苦労している。ある地方では感染率が70%増を記録している。
バングラデシュは現在までに累計感染者がほぼ95万人、累計死者数は15000人以上であるが、識者はそれらの数字がかなり低く抑えられており、実数は3~4倍と指摘している。この月曜日には164人の死者が報告されており、この数はパンデミックが始まって以来最大である。月曜日の新規感染者数9964人も最大の数である。
“軍・警察が無人の町をパトロールする”
ロックダウン規制は今月初めから始まり、7月14日までの延長が決まっている。ロックダウン中は、緊急時と生活維持に最低限必要とされるものの買い出しのみが外出許可される。
軍と警察がほとんど無人の首都ダッカ及び主要都市をパトロールしている。当局は輸送機関と大半の商店を閉鎖している。生活必需品のみ販売する店は、日に数時間のみ営業を許されている。さらに多人数の集会は人の移動制限のために禁止されている。
“状況を改善するために家に留まっていて下さいと、人々に話しています。妥当な理由無く外出する人には法的処置することになる”とダッカの警官Uddin氏は言う。
“主な狙いはソーシァルディスタンス確保のためであり、刑罰や罰金を目的にはしていない”ともUddin氏は言う。それにもかかわらず2000人以上がここ数日間にロックダウン規制違反で拘束されている、とメディアは報じている。
公共交通機関を抑制しているものの、数万人におよぶ季節労働者がダッカや他の大都市から故郷の村に向けて出国している。
“ホットスポットの出現”
南西に位置するKhulna市がここ数日ウイルスのホットスポットになっている。この地の感染家族の多くは酸素ボンベ不足とベット不足に曝されている。死者は増え続けており、埋葬にも支障が出ているとの報道もある。
当局は住民がマスクを拒否する・人と適切な距離をとることを軽視している、と非難している。
木曜日Khulna市では46人の死者が出たと当局が発表している。パンデミック発生以来当地で死者が10人を超えることはなかったというが、ここでも多くの人は実態はもっと多数であった筈と言っている。
兄弟を酸素ボンベ不足の為に亡くした42歳のビジネスマンSiddik氏は“病院の通路で喘ぎながら死んでしまった。病院は酸素供給をしてくれなかった”とAFPに言っている。
“野党は政府を攻撃”
政府に対峙する政治家のFarhana氏は政府のコロナ対応を攻撃し、“ロックダウンの実施時期が遅かった点とロックダウン中の連携に不備がある点”を指摘している。加えて“会社・工場は操業が許される一方公共交通機関は止まっており、通勤会社員や衣料品従事者に多大の苦痛を与えている”と指摘している。
Farhana氏はまた多くの日雇い労働者や低収入の人たちがロックダウンの為に仕事を奪われており、充分な支援も為されていないと指摘している。
“昨年のパンデミック期間中、政府に生きるため必要な生活支援を求めた多くの人に対して、政府の実績は日に14gの米と11セントであった。これが人に家にいて下さいとお願いできる支援でしょうか?”と彼女は言う。更に“今年も状況は変わっていない”と言う。
しかし災害対策救援担当のEnamur Rahman氏は、政府がロックダウン開始以降140万人以上の人に食糧支援を行っていると言う。“他人の援助に気がねする普通の市民向けにホットライン333を用意している。政府は市民の必要性を基準に支援を行っている。レンズ豆・米・乳児食等を含むものである”と言う。
“COVIDワクチンの対応が攻撃される”
一方で当局はバングラデシュのワクチンスケジュール加速に向けて格闘中である。
約1億7千万人の人口の3%しか2回接種を済ませていない。インド製造のアストラゼネカワクチンの出荷がインドでの感染大流行に影響され供給停止になったことで、バングラデシュのワクチンプログラムは打撃を受けている。
米国との間で250万回分のモデルナワクチンの最初の出荷を週内に進めると言う約束があり、また中国は既に110万回分のワクチンを贈与しており、加えて注文分の200万回分のSinopharmワクチンを送っているという。
これらの入手はあるものの、相変わらず供給は必要量を下回っている。1億7千万の人口に充分な接種を終える日が近いとはとても言えない状況である。
「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan
ウイルスも自然界の一つを構成するもの、言って見れば自然そのものと言える存在です。ウイルスを含めて自然の前では人間は如何にかよわい存在であると言うことは、津波や火砕流更に今回の土石流等々を思えば自明のことでしょう。
ワクチンさえ打てば何とかなる、といった人間のおごりは自然の前では全くの妄想妄言です。例えば他の方策としてある、人と人との接触の機会を極力減らすためには何をしていけばよいのか、反対に何をしたら良くないのか、を英知を集めて最良の策を考えていくこと、そして実行していくことが大自然の脅威(ここではコロナ禍でしょうか)に対処していく上策と思っております。
ほかにも考えられ、やること出来る上策はあるかもしれません。今の支配層の怠慢やおごりや智恵の無さは度を超しています。今の政府と運動会推進関係者の近視眼対応が放置されると、次のような事が予想されます。
例えばコロナ禍終焉時期が遅延することで世界に迷惑をかけ続ける恐れ、日本のみならずバングラデシュ・マレーシア・チュニジア・インド・ブラジルはじめ多くの今回のワクチン競争でも遅れ気味の国々の市民に新たな大波を作ってしまうことで更なる苦労と危害を加える恐れ、次なる新たな変異株(TOKYO2020株と呼ばれるかもしれません)を発生させる恐れ、現在拙速に打たれているワクチンの効果が減退することで次世代ワクチン開発が求められるも、その開発に割ける猶予期間が無駄に縮められてしまう恐れ、等です。
オリンピックを無観客と言えども開き、数千の競技者・報道関係者・大会関係者・ボランティア市民との無駄で不用の接触が起こり、感染事態が明るみに出たらその責任は誰が取るのでしょうか。世界市民に対してとてつもない負い目を日本国民が背負うことになるかもしれないと言う事を恐れています。自然はなめたらいかん!
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バングラデシュ政府はCOVID流行を抑えるため軍隊を配置。主に高感染性デルタ株によるとされる。
バングラデシュではここ数日に亘りコロナ感染の激増が起こっている。政府は街中に軍隊を配置し不用な外出やロックダウン規制違反の取り締まりを行っている。
この南アジアの国のCOVID感染の急増は、高い感染性のデルタ変異株に主として起因しているとされる。特にインドと国境を接する地域の病院は増加していく患者と折り合っていくのに苦労している。ある地方では感染率が70%増を記録している。
バングラデシュは現在までに累計感染者がほぼ95万人、累計死者数は15000人以上であるが、識者はそれらの数字がかなり低く抑えられており、実数は3~4倍と指摘している。この月曜日には164人の死者が報告されており、この数はパンデミックが始まって以来最大である。月曜日の新規感染者数9964人も最大の数である。
“軍・警察が無人の町をパトロールする”
ロックダウン規制は今月初めから始まり、7月14日までの延長が決まっている。ロックダウン中は、緊急時と生活維持に最低限必要とされるものの買い出しのみが外出許可される。
軍と警察がほとんど無人の首都ダッカ及び主要都市をパトロールしている。当局は輸送機関と大半の商店を閉鎖している。生活必需品のみ販売する店は、日に数時間のみ営業を許されている。さらに多人数の集会は人の移動制限のために禁止されている。
“状況を改善するために家に留まっていて下さいと、人々に話しています。妥当な理由無く外出する人には法的処置することになる”とダッカの警官Uddin氏は言う。
“主な狙いはソーシァルディスタンス確保のためであり、刑罰や罰金を目的にはしていない”ともUddin氏は言う。それにもかかわらず2000人以上がここ数日間にロックダウン規制違反で拘束されている、とメディアは報じている。
公共交通機関を抑制しているものの、数万人におよぶ季節労働者がダッカや他の大都市から故郷の村に向けて出国している。
“ホットスポットの出現”
南西に位置するKhulna市がここ数日ウイルスのホットスポットになっている。この地の感染家族の多くは酸素ボンベ不足とベット不足に曝されている。死者は増え続けており、埋葬にも支障が出ているとの報道もある。
当局は住民がマスクを拒否する・人と適切な距離をとることを軽視している、と非難している。
木曜日Khulna市では46人の死者が出たと当局が発表している。パンデミック発生以来当地で死者が10人を超えることはなかったというが、ここでも多くの人は実態はもっと多数であった筈と言っている。
兄弟を酸素ボンベ不足の為に亡くした42歳のビジネスマンSiddik氏は“病院の通路で喘ぎながら死んでしまった。病院は酸素供給をしてくれなかった”とAFPに言っている。
“野党は政府を攻撃”
政府に対峙する政治家のFarhana氏は政府のコロナ対応を攻撃し、“ロックダウンの実施時期が遅かった点とロックダウン中の連携に不備がある点”を指摘している。加えて“会社・工場は操業が許される一方公共交通機関は止まっており、通勤会社員や衣料品従事者に多大の苦痛を与えている”と指摘している。
Farhana氏はまた多くの日雇い労働者や低収入の人たちがロックダウンの為に仕事を奪われており、充分な支援も為されていないと指摘している。
“昨年のパンデミック期間中、政府に生きるため必要な生活支援を求めた多くの人に対して、政府の実績は日に14gの米と11セントであった。これが人に家にいて下さいとお願いできる支援でしょうか?”と彼女は言う。更に“今年も状況は変わっていない”と言う。
しかし災害対策救援担当のEnamur Rahman氏は、政府がロックダウン開始以降140万人以上の人に食糧支援を行っていると言う。“他人の援助に気がねする普通の市民向けにホットライン333を用意している。政府は市民の必要性を基準に支援を行っている。レンズ豆・米・乳児食等を含むものである”と言う。
“COVIDワクチンの対応が攻撃される”
一方で当局はバングラデシュのワクチンスケジュール加速に向けて格闘中である。
約1億7千万人の人口の3%しか2回接種を済ませていない。インド製造のアストラゼネカワクチンの出荷がインドでの感染大流行に影響され供給停止になったことで、バングラデシュのワクチンプログラムは打撃を受けている。
米国との間で250万回分のモデルナワクチンの最初の出荷を週内に進めると言う約束があり、また中国は既に110万回分のワクチンを贈与しており、加えて注文分の200万回分のSinopharmワクチンを送っているという。
これらの入手はあるものの、相変わらず供給は必要量を下回っている。1億7千万の人口に充分な接種を終える日が近いとはとても言えない状況である。
「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan
