老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

老年世代が次代に想いを伝えること、やってみませんか

2021-04-05 22:46:47 | 社会問題
『ガラスの地球を救え』という手塚治虫さんの本を読んでいます。その中で彼が10代の頃住んでいた大阪における戦争体験を通してその後の彼の創作哲学に繋がった経験が紹介されております。面白いので彼の記述を少し紹介してみます。

ポイントは2つあるのですが、一つは如何に視聴覚に訴える映像教育が洗脳教育として有効だったか、という事を次のように述べております。

ご承知のようにヒトラーとゲッペルスはペアで映像教育を上手く利用してドイツ国民のファシズム化を図ったわけですが、日本でも文部省が1928年に児童映画の日というものを導入し、子供達に例えば5人の斥候兵、かくて神風は吹く、爆弾三勇士のような映画を強制的に見せる事を始めていた。その結果、気がつけば完璧な軍国少年に自分はなっていた、と手塚氏は述懐しております。当時の文部省が率先して戦意高揚のため映画教育をやり始めたことは是非にも記憶に留めておきたいと述べております。

もう一点は語りつぐ事の大切さであり、次のように述べております。人間狩り、大量虐殺、言論の弾圧という国家暴力が全て正義としてまかり通っていた時代が現実にあったことが、いまの若者達には遠い昔の歴史ドラマでしかないのでは、と危惧しつつ触れております。

本日の話に入りますが、語り継いでいく事の重要性は、彼に言われるまでもなく、皆さん充分承知していると思います。しかし言われれば、分かっているよ、と反射的に言う事が多いのではないかと思うのが一つ、そしてもう一つは、そんなに大切な事と思うのなら、では実際に何か具体的にしていますか、と問われると顔赤らめる事が多いのではないでしょうか。かくいう私が正にそうです。

そこで提案なのですが、次代の子供達に我が想いや記憶を伝える作業をまずは老人党護憲+に関わる人・関心を持つ人から始めてみませんか?

方法等の詳細は追って考えるとして、私の考える最終のゴールの光景は数十人数百人の方のそれぞれの思いをまとめた本がさあ出来ました。その本が全国の小中学校の図書館に購入されて棚に置かれました。子供たちが熱心に読んでおります。絵本の形で幼稚園保育園に置かれることも楽しそうです。

こんな絵姿です。こんな光景を見たら皆さん、ああ生きていて良かったと感激するのでは、また更にこれでなださんが熱い思いで立ち上げた老人党の精神を具体化できたな、と思うんじゃないでしょうか。如何でしょう、乗ってみませんか?やってみませんか?

合法的な方法で妥当な報酬・資金を得る手段・仕掛けになると思っているのですが。それを使わせていただいて、さあ何に役立ててみようか、とまで発展出来たら最高と思うのですが。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 真似したい日常の仕掛けと出... | トップ | 同性婚認めないのは違憲「法... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会問題」カテゴリの最新記事