マダム”裕子”の日記

マダムバタフライインターナショナルの活動報告です。

2016-04-20 20:27:44 | Weblog
 
  ”恩”についてこんな素敵な話しを思い出しました。

 それは、タクシ-の運転手さんから聞いた事です。

 戦争で中国に行ってた時、日本兵に若い10代の少女を慰め者として

 あてがわれた。しかし、その彼はあどけないその少女に触れる事が

 ためらわれた。「ここを逃げなさい」と。

 その兵隊は上官にビンタを貰ったのは当然の事。

  それから時が流れました。

 どうして、その少女が私を探し出したのか想像できません。

 でも、彼女は私を探し当てたのです。

 「貴方は私の命の恩人です。私を人間として扱ってくれたのです」と。

 1年に1回彼女は私に会いに来ます。

 これが彼女からのプレゼントですと、腕にはめている時計を嬉しそうに見せてくれました。

 ですから、私は1年間こずかいを貯めて彼女に渡すのです。せめてもの償いに。

 皆がこのような考え方であれば戦争など起こる筈はありません。

 心の中がぽ-っと暖かくなりました。