国語塾長、情報集めて考えます・書きます的ブログ

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雷なって、空気が変わった

2020-09-10 21:32:28 | 国語的随想
ミヤコ 大きくなりました
2キロを超えました
おてんばもひどいけど・・・



昨日の雷で一気に空気が秋めいてきた。
数日前の長岡、日中の日差しが差すように強くて、高知県では「日に焼ける」事を「こげる」といったなあ・・などと思い出していた。
今日は、何かどんより系、日が差しても優しい(気がした)。

しかし、お天気は曇りか雨で、農家の人たちは稲刈りたけなわの時期なのに困ることだ。
梅雨の頃と似た気圧配置になって雨が降り続く「秋霖(しゅうりん)」の時期が始まるのかな。

曼珠沙華(マンジュシャゲ・彼岸花・ヒガンバナ)もそろそろ咲き始める。

曼珠沙華 一(ひと)むらもえて 秋陽(あきび)強し そこすぎてゐるしづかなる径(みち)
                      木下利玄


教科書で学んだ記憶のある方もおいでだろう。
私もそう。
曼珠沙華一(ひと)むらもえて
この言葉のイメージが鮮烈で忘れられない歌だ。

彼岸花は、田んぼの畦やお墓周辺に多い。
理由はズバリ球根に毒があるから。
ネズミやモグラよけである。
昔は土葬だったので、ご遺体を傷つけられないためにも大切な花(地下にある球根)だった。
毒は、しかし、長時間水にさらすと解毒するので、食べることもできたらしい。
飢饉の時の「救荒植物」でもあった。

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