先日、姪の息子と一緒に、蒼紫神社に参拝した。
勉強大嫌いなコだが、一応受験生。
ずっとやってきたスポーツで、スポーツ推薦で進学したいんだとか。(学校の人集めもあるんだろうけど、とりあえず推薦来ているみたいで)
しかし、県立なら授業料がほぼ無償なのに、そこは、私立でかなりかかる、寮生活だし。
私
お金は今後かかる、今使うんじゃないよ。それにあのNo勉オトコをリリースしていいわけない、未完成品、と大反対しましたが、親は本人の強い思いに負けた模様。
時代だねえ・・・・
ま、自立勉強はほぼしないできたし、進んで学習する気がしない。
だから多分進級できない・・・そうなったら、すぐに退学。
連れ戻して再受験。
再リリースできるように育て直しするべし、と先日に家族でうちに新年挨拶に来たので言いました(憎まればあさん)
・・・・・・・・・
話を元に戻すと
NO勉ではあるが、気がいい子、先日はアルバイトを頼んだのだ。
左手指のしびれでできなくなっていることがあるので。
で、仕事を始める前に参拝へ,という次第。
彼、作法を全く知らなかった。
私は、そうだね、ガッコでならわんもんね・・・と教えました。
以下手順(ちなみに迎えに来た姪にもただしたら、ほぼ無知でしたね)
1)門は、正式の門をくぐる。
深々一礼(自分の臍をのぞき込むつもりで、手は両脇に)
2)手口のお清め
ひしゃくで水を組む、右手に持って、左手に水をかけて清め、次に左手、そして、少量手のひらにとって口のお清め。
残ったお水をひしゃくを縦にして柄を垂直にして流れるお水でお清め(次に使う人のために)
3)参拝道は真ん中を通らない、端を歩く。(真ん中は神様の通り道)
4)まずお賽銭を入れて(投げない!)2礼2拍手
顔をしっかりと起こして拍手。その際、手を合わせたら、右手を少し自分の身体側に引く。(身を引く・神様への謙譲の気持ちを手で表す)
5)(いえるなら)拝詞を述べて 祈る(まずは、感謝,ありがとうございます、をいうこと)
6)一礼して下がる
・・・・・・・・・・・・・・
蒼紫神社の拝詞
はらいたまへ
きよめたまへ
かむ(ン)ながら くし(き)みたま
さきわいたまへ
・・・・・・・
ちなみに 鹿島神宮拝詞
はらいたまへ
きよめたまへ
まもりたまへ
さきわいたまへ
・・・・・・・・・・・・・・・・
大きな声で奏上しましょう。
特にNo勉息子にしっかと教えたことは以下。
特にお辞儀をするときに、腰曲げて顔(だけ)を上げない(美しくない)、頭を下げて、視線はおへそを見るつもりでと言うことは何度も練習させました。人にする場合はおへそを見るときに、相手の顔は見えないけれど気持ちは目の前の方に向けて、と。
うーん、、むかしは卒業式練習の時に先生が教えてくれたけど、なあ。
:::::::::::::::
次にお寺ですが。
手のお清めまでは同じ。
参拝の時、お経をよめる人はしましょう。
経をよむ場合は、教本を見るのがベスト。
また、お寺の梵鐘をついていいときは、本堂に参る前にする。
というのも、梵鐘をつく、鐘の音を出すと言うことは、これからお参りさせていただきます、という「仏様へのご挨拶」ですので。
帰りがけにつかない。
なぜなら、「出金」(でがね)=出費・あるいはお葬式の時に鳴らす「出鉦(でがね)」=縁起がよくない、ということで。
お寺には、「○○山△○×寺」という風に、まずは山号がつきます。
だから、お寺に参拝することは、結界が張られている聖域(○○山)に足を踏み入れること、異界へ入ることなのですね。
だから、入るときに一礼、出るときに一礼は「ごめんください」「失礼します」ってことかなと思います。
・・・・・・・・・・・・・
以上のようなことを、No勉中3生にレクチャーしました。学校で教えてくれないし、家庭でこういうことって教えておくといいのかな、と思いますが。(昨冬でしたか、蒼紫神社で朝早くにスーツ姿のお父さんと制服姿のお嬢さんを見たが、お父さんが丁寧に教えていらした、受験前だったのですかね。親、かくあるべし。)
姪息子、No勉ですが、人の言うことを素直に聞ける、下の兄弟に優しい、ばあちゃんたちに優しい.(義妹とうちの母)骨惜しみはしない、友達たくさんなど・・長所がいろいろとある子です。
私から見てですが、よい子です。
昨今、ともすれば成績だけの物差しで子どもを見がちですが・・・・・いろいろな面から見たいですよね。
成績も大事でしょうが、今は謙虚さとコミュニケーション力が必須な場面が多いような気がする。
あと、自力で考えて行動する力、かな。