実技試験本番

　荷物になるからトリートメントする時の服装で着たらいいと言われていたんですが、上は重ね着すればいいとしても、下は薄っぺらなパンツじゃ寒いのでチノパンを穿いていって途中でブランチした喫茶店のトイレで着替えました。それから靴をどうしようか迷いました。用意した靴はトリートメントしやすいように、靴底がほんとうに薄っぺらい軽いスニーカー。水に弱い素材だし足元が濡れたら気持ち悪いから持っていこうかとも思いましたが、衣類と違って靴は軽いとはいえかさ張るので履いていくことにしました。幸いたいした雨じゃなく、足元も濡れなくてよかったです。

　同じ時間に試験を受ける人は私の他に２人。２人とも初めてお会いする方でした。モデルさんも知らない方ばかり。私が担当するモデルさんは、まだ実技講習受けていないらしく最初にうつ伏せになるか仰向けになるのかも知りませんでした。なので少し気が楽でしたね。私が最初に試験のモデルやった時もなんにもわからないから単に気持ちよくトリートメントしてもらってました。２度目の時はさすがに自分も実技やってたから、何かと気がついちゃうんですよ。そういう意味では、まっさらな状態のモデルさんに当たってラッキーだったといえます。それにしても、今日のような寒い日にモデルに当たってしまった人は逆にアンラッキーでしたね。

　さて本番。実は手技に関しては試験に臨む前かかなり不安でした。細かい部分でこれでいいんだろうか？と思えるところがいくつもあって・・・。ところがいざ試験がはじまってみると、もっと大変なことが・・・左脚裏側を終え右脚に移った頃口頭試験が始まりました。それも手を動かしながら質問に答えるので手技がいい加減になってしまう可能性大。即答できちゃえば問題ないのですが、答に閊えると次に進めなくなってしまう。手の動きは絶対止めちゃいけないと思ったので、同じ動きを何回も繰り返してしまった部分もありました。

　自分でも珍しく緊張しました。わかっているはずの答すら答えられませんでした。あれが正に頭真っ白っていう状態なんでしょうね。そんなこんなで実技試験は１１月に再試験することになりそうです。





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