rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

哀しきかな母性本能

2012-05-06 18:02:51 | ひとりごと
 もともと実家には白の雄と黄色と水色の雌の3羽のインコがいました。母が知り合いから譲りうけた時は、3羽とももう年だったのか、どちらかの雌が卵を産んだということはなかったようです。そのうち1羽、また1羽と寿命がきて、3羽ともいなくなったため母が寂しくなって今のキューちゃんを買ってきました。

 それまでと違って若い鳥だったせいか元気がよく、元気が良すぎてうるさいくらいでした。しかも気が強くてちょっと籠に指をいれたら嘴でつつく始末です。

 ゴールデンウィークで実家に帰った時、鳥籠の位置が変わっていました。話を聞いてみるとキューちゃんは卵を産んだんだそうです。雄と番で飼われている鳥なら卵を産むのはわかりますが、籠の中にたった1羽で暮らしているのに卵を産むだなんて不思議な気がしました。なんでも生理みたいなのもで、雄がいなくても周期的に排卵があって古くなった卵は体外に排出されるのだそうです。

 さて、卵を産んだキューちゃん、卵を孵そうと温めはじめました。無性卵なのでどんなに温めても孵ることはないのに・・・。しかも卵を守ろうと通常以上に警戒心を強め神経が高ぶっている様子です。

 動物病院の先生に相談して、可哀想だけど卵を取り上げ、鳥籠の位置や中に入れる水飲みなどの配置も換えて忘れさせることにしました。私達が遊びに行った日は、もう卵のことは忘れてしまっていたようですが、相変わらずうるさかったです。

 1羽で飼われている雌鳥は、自分が雌であることも忘れてまったく卵を産まない子もいるらしいのですが、キューちゃんは卵胞ホルモンが強い体質だったのでしょう。お医者さんは、満腹になるとホルモンが働いてまた卵を産んでしまうかもしれない。その時今回みたいに無事に産まれればいいけれど、産道に卵が詰まって命にかかわることもあるので、餌をあまり与えないようにと言われたそうなんです。ただ、母はお腹をすかせたら可哀想だとついつい与えてしまっているようです。やれやれ。

 母性って不思議ですよね。我が儘で自分勝手で子どもなんて嫌いと言ってる女の人でもわが子ができるとそれなりに育ててしまう。やっぱり生命って単に生きているんじゃなくて生かされているんだなと感じます。それにしても、メスとして(対オス)の喜びも知らないのに、孵化することのない卵を産んで、必死に孵そうとするなんて・・・可哀想ですよね。しかも元を正せば人間の都合で籠の中に入れられてるだけなのに。



人気ブログランキングへ



↑ポチっとよろしく↑お願いします。

※トラックバックを送られる方は、コメント欄にひとことお書きください。コメントのないもの、記事の内容と関連のないものは削除させていただきます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 喜寿のお祝い | トップ | 『スピリットとアロマテラピー』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ひとりごと」カテゴリの最新記事