rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

カンラン科の精油

2007-08-15 00:29:15 | AEAJ試験対策
 カンラン科の精油、まず1級ででてくるのがフランキンセンス Boswellia carteriです。別名オリバナム、和名は乳香です。原産地はソマリア、精油の主な産地エチオピア、イラン、レバノン、アラブ地域。

 次に上級試験出題精油はミルラ Commiphora myrrha nees、別名マー、和名は没薬です。原産地はアラビア半島西部とソマリランド、主な産地はエチオピア、ソマリア、中東地方。

 もうひとつエレミ Canarium luzonicumという精油があります。原産地はフィリピンです。

 名前の由来はFrankincenseは本物の香。Boswelliaは香を放つ重要な種類の木。ジェームズ・ボスベリにちなんでつけられました。carteriiはエジプトのミイラについて著述しているカーター博士にちなんでつけられました。オリバナムはアラビア語のミルクを表すal lubanから来た言葉です。

 myrrhaは一説によりとミイラから来ていると言われてますが、苦いをいう意味をもつようです。Commiphoraは樹脂を産生するという意味。また、ミルラは別な学名Commisphora molomolがあってmolomolはソマリアの原住民の言葉でミルラの苦い樹液をさすようです。

 エレミのCanariumはマレーの言葉でジャワのアーモンドという意味。communeは普通のという意味です。

 成分はフランキンセンスは約40%がαピネン、Pシメオン、ミルセンなどのモノテルペン。ボルネオールなどのアルコールが微量。ミルラは約39%がエレメン、コパエンなどのセスキテルペン、フェノールであるオイゲノールを3%、他にモノテルペンやアルデヒドを微量含みます。

 カンラン科の精油に共通するのは気管支のトラブル改善。風やインフルエンザの初期症状にも免疫となる働きをしてくれます。またどの精油も皮膚の修復作用があり、シミ、シワなどの老化を防ぐ効果があります。ミルラは下痢や胃酸過多を改善します。

 キリスト生誕の折に黄金と共にミルラとフランキンセンスが贈られたことはあまりにも有名です。特にフランキンセンスは王族や貴族がステータスとして体に塗っていたそうです。そしてその貴重さゆえに古くから利害と権力の争いが繰り返されてきたようです。





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