フットチャート

　担当してくださった先生はITECのリフレクソロジストさんでした。フットチャートについて先生が仰るには、
「流派ごとの違いはあうものの一応基本的なところは同じ」
協会とか団体を流派というのがなんか面白いですね。確かにお茶やお花の流派みたいなところはありますね。

　チャートのからだの縦のラインを１０本に分けるところはほぼ一緒。横隔膜、ウエスト、骨盤とからだの横のラインもほぼ一緒。それから腎臓とか膀胱とか腸なんかはほぼどこの団体も同じなんだそうです。

　それでふと思ったのですが、リフレクソロジーって消化器とか泌尿器の不調ととても関連があるような気がします。膀胱炎を経験しているような人はたいてい腎臓とか膀胱とか尿道のゾーンに触れると、くすぐったがったり何かしらマイナスな反応を示します。自分でもリフレを受けた後ってよく便通がよくなったりお腹がすっきりするのが実感できます。そうして考えると膀胱とか腸のゾーンは確証がとれているから各団体統一されているのかもしれませんね。

　反対に最も著しく異なるのが心臓だそうです。それで家帰ってから自分の持っているリフレの本を全部広げてみました。確かに団体によってまちまちです。どの団体も心臓のソーンは基本横隔膜ゾーンのすぐ上なんですが、横の位置はかなり違います。

　ゾーンの大きさがもっとも大きかったのがBSR。左足の中指から右足の端から小指１本分くらいまで広がってます。次に大きかったのがJRECで人差し指と中指の間から薬指までの幅。ベイリーが人差し指と中指の幅。一番小さかったのがRAJAで人差し指１本分。他にもリフレの団体はたくさんあるのですが、私がもっている資料がこの４つだけなので他も比べてみたら面白いかもしれません。

　先生が見せてくれたITECのチャートは全部は覚えていないけど、目のゾーンがBSRと同じで人差し指の第一関節の下でした。ただBSRは中指の第一関節の下は耳のゾーンなんですが、ITECではそこも目のゾーン。そして耳は薬指と小指にあるようです。全体的にBSRのチャートに似ているなという感じを受けました。そういえばミシェル松山でリフレクソロジーのプロフェッショナルコースを受けるとBSRとITECの両方の資格が取れた事を思い出しました。ということはもともと似ているのかもしれません。

　日本ではRAJAが一番大きな団体なので、RAJAのチャートや施術が標準ってムードになってますが、よくよく考えたらどれが正解なんてわからないのですね。もっともっと臨床例があがって、このゾーンは確かにこの辺りが反射されている・・・とわかってきたらチャートも統一されるかもしれません。







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