rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

香りの加温効果

2012-02-23 00:30:25 | アロマな日記
 寒くなると体が冷えますね。《冷える》とういのは、外気温が冷たいと体の表面が冷たくなり、そして次第に体の内側にも冷えが伝わっていきます。しかし冷えは、それだけでなく腸の働きとも深い関係があったようです。

 そもそも腸の働き=消化活動というのは副交感神経の働きが大きく関与しています。腸が蠕動運動(収縮運動)することによって血管が刺激を受け抹消へも血流が行き渡ります。ところが病気や加齢によって腸の働きが鈍ると血の巡りが悪くなり抹消まで血流が届かず冷えてしまうのだそうです。

 交感神経と副交感神経はどちらかが高いとか低いというのはあまり良くないんですね。バランスよく同じくらいの数値を保っているのが理想なんです。ただ、どちらの数値も低いというのも、やはり良くないみたいです。どちらの数値も低かった宮崎美子さんは、ちょっと危ないですよと先生から脅かされてました。

 そして「改善する方法はあるんですよ」と紹介したのが「好きな香りを嗅ぐ」こと。宮崎さんの手をサーモグラフィーにかけると真っ青な画像が現れました。つまり手が冷たいってことですね。そのあと宮崎さんにご自身の好きなグレープフルーツの香りを嗅いでもらうと、少しずつサーモグラフィーが白く変化していくのが目に見えてわかりました。

 アロマの働きの中でも最も顕著に現れるのが血流を促す作用。アロマに携わっているものなら感覚的にわかっていることなんですが、一般の人に理解してもらうのに大変わかりやすい実験をしてくれたなと思います。特に今回の実験は嗅ぐだけに留まったいたのもよかったみたいです。

 トリートメントを施術してもクライアントの体は温かくなります。ただ、暖かくなる原因が施術者の手の摩擦ともキャリアオイルによるものとも考えられますし、アロマバスやフットバスの場合は、お湯の温かさから暖まるとも考えられます。そういう意味では香りだけで効果が表れたのは、やはり画期的だったといえます。

 一般的なアロマ理論でいうと、体を温める香りといえばマジョラムとかローズマリーなどの血流を促す香りやブラックペッパージンジャーなどのスパイス系がまず頭に浮かびます。実はグレープフルーツは特に血流を促すなどの特徴はあまりないんです。ただグレープフルーツやオレンジなどの柑橘系の香りは気持を高揚させる効果は優れています。

 好きな香りというのが、やはりキーワードになっているんだと思います。好きな香りを嗅いだことによって、落ち着いたり、うきうきしたりして、それによって血流もよくなり体の生理機能全体が亢進されるのかもしれません。血行促進効果の強いマジョラムでも、その香りが好きな人と嫌いな人とでは効果の表れ方も違ってくるんじゃないでしょうか。そこがまた、薬と違うアロマの面白さなんです。

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