綺麗な花には毒がある

花見シーズン真っ只中ですね。北関東では今が見ごろなのに、あいにく今年は天候に恵まれませんでした。それでもせっかくなので、この季節ならではの桜のお話を少し。

先日のめざましテレビでも放送していましたが、桜の木の根元には雑草が生えないのです。桜の花というか葉の中に含まれるクマリンが桜の桜らしい香りを放出しているんです。そして、そのクマリンの香りこそが虫を避けるとともに、ある種の植物の生育を阻害する働きがあるんです。

桜のあのいい香りが、人間にとっては癒される香りなんですが、ある種の虫や植物にとっては毒になってしまうなんて不思議ですね。

ところで、一説によると、桜を眺めながらお酒を飲むと普段のお酒よりも悪酔いしてしまうんだそうです。やはりあの香りが中枢神経に何らかの影響を与えていると思われますが、詳しいことはわかっていません。夜桜見物の好きな方、くれぐれもお気を付けください。

桜は棘はないけど、毒はあった。。。というお話でした。