コショウ科の精油

　胡椒の実をすりつぶして水蒸気蒸留法で作られます。古くからスパイスとして親しまれ古代ローマ時代にはすでにヨーロッパ全域で知られていたそうです。貿易の貨幣代わりに使われ銀と同等の価値がありました。中世ではアラブの商人が半ば独占的に扱ってましたが、バスコ・ダ・ガマのインド航路発見によりインドの胡椒がダイレクトにヨーロッパに入ってくるようになりました。原産地はインドの西南海岸地帯。精油の主な産地はインド、マダガスカル、スリランカ、シンガポール。

　学名はPiper nigrumpiperはサンスクリット語のpippaliに由来する胡椒を意味します。nigrumは薄黒い、または黒いという意味。

　成分は約６０％がリモネン、αピネン、βピネン、サピネンなどのモノテルペン。約３０％がβカリオフィレン、ビサボレンなどのセスキテルペン。残りはケトン、アルコール、フェノールなどが少量ずつ含まれている。

　ブラックペッパーの最も顕著な特徴は他のスパイス系同様血行促進。体を温め、代謝を促し、呼吸器や消化器の活動も促進してくれます。便秘や下痢、歯痛、咽頭炎、気管支炎などの症状を和らげてくれます。





↑ポチっとよろしく↑お願いします☆

※トラックバックを送られる方は、コメント欄にひとこと感想をお書きください。コメントのないもの及び記事の内容と関連のないものは削除させていただきます。