rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

ミカン科の精油

2007-08-20 14:20:18 | AEAJ試験対策
 まず2級で出てくるのがオレンジレモン。次いで1級に出てくるのがグレープフルーツベルガモットネロリ

 そのほかプチグレンマンダリンライムユズなど。

 学名はネロリ(花)、プチグレン(葉)、ビターオレンジ(実)が
Citrus aurantium。この3つは抽出部位が異なるだけで、同じ植物。aurantiumはオレンジ色のという意味。
レモンCitrus limon limonは明るい色という意味を持ちレモンの名称でもある。
オレンジ(スイート)はCitrus sinensis
グレープフルーツはCitrus paradisi paradisiは楽園または喜びの地。
ベルガモットはCitrus bergamia bergamiaはイタリアの都市の名前からきています
マンダリンはCitrus reticulata reticulataは網状に作られるという意味。
ライムはCitrus medica medicaは病気を治す力があるという意味。
ユズはCitrus junos

 原産国はネロリがチュニジア、マンダリン、オレンジ、レモンが中国、ベルガモットとグレープフルーツがアジアであるといわれています。

 この科の特徴はリモネンに代表されるモノテルペンの含有率。
グレープフルーツ・・99%
マンダリン・・90%
ビターオレンジ・・90%
レモン・・87%
スィートオレンジ・・85%
ライム・・72%
ベルガモット・・33%
プチグレン・・10%

 そもそも果実の香は鳥や虫に自分のありかを教えて食べてもらうためのもの。そのせいかどうかわからないけどシトラス系の果実は消化器系に働きかける。それからあの日光を連想させる明るい色。気分を明るくしてくれる。オレンジやベルガモットなどのオレンジ色のもは気持ちを穏やかにリラックスさせてくれ、レモンやグレープフルーツなどの黄色いものはすっきりとリフレッシュさせてくれる。

 唯一花であるネロリは抗うつなど不安を取り除いてくれる効果が高い極上の癒しの香。女性ホルモン様作用や老化肌の改善作用などもあり更年期の女性にはありがたい1本。

 ネロリの葉であるプチグレンはネロリ同様神経系のバランスをとる一方、ニキビ肌、オイリーヘアや過度の発汗によるデオドラント作用など、同じ植物でありながらどちらかというと若い人向きの作用があるのが面白い。

 ネロリが高価なためプチグレンを混ぜて原価をさげている精油があるそうです。価格が安いネロリはご注意ください。





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