rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

じゃなきゃだめ・・・という強迫

2016-05-17 10:42:29 | ひとりごと
「●●じゃなきゃだめ」
っていう思考回路はほとんどの場合思いこみ。ちょっと外へ目を向けて見れば案外いいものがあるかもしれないのに、思いこんでしまって情報を遮断してしまうのは勿体ない。というのが昨日のおはなし。

アロマをやっている人で、たまに
「わたし、●●の精油じゃなきゃ使わない」
と言う人がいます。これこそ思いこみ、メーカー側に上手く誘導されているんです。優秀なセールスマンはユーザーをこういう気分に持って行くのが上手いんですよ。

自分のところの商品が一番いい!と思うのは当然だと思います。でも、自分のところのものが一番いい、他は全部だめ・・・と言う売り方をされると私は個人的には退いてしまって逆に買う気にはなりません。それがどんなにいい商品であっても。

美容とか健康をキーワードにしているビジネスにはそういう売り方をしている人や会社が結構多いんです、残念ながら。精油だけでなく化粧品、美容器械、健康食品など他と比べて差別化を図るあまり行きすぎてしまうんでしょうね。

前にも書きましたが、販売をしている人ならともかく、イントラクターがこれをやってしまうのは更にいただけない。私が思うにインストラクターは栄養士のような立場で普遍的なアロマの特性を伝えるのが使命、特定のメーカーに肩入れするべきではないです。

例えば家族の中に糖尿病の患者がいて栄養指導を受けたとします。担当した栄養士さんが
「在来農法で作った野菜は絶対に食べちゃだめ、少なくとも有機農法で作った野菜を食べさせなさい。●●農園の野菜がお勧めです」
なんて話したら、もうその栄養士さんの指導は受けたくなくなりますよね。

在来農法でも有機農法でも無農薬でもキャベツはキャベツ、ほうれん草はほうれん草です。その食材に共通する普遍的な特性について指導するのが栄養士です。そしてハーブやアロマのプロも同じだと思います。


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