ひとりで学べるアロマテラピー検定試験1級・2級テキスト&問題ナツメ社このアイテムの詳細を見る |
こちらも勿論改訂版に対応しております。この本でまず目についたのは環境についての説明がわかりやすくまとめられていこと。健康学も比較的わかりやすく解説されています。
それにもまして評価したいのは、精油のプロフィール一覧にの〔作用〕の欄に精油の成分が表記してあるところ。例えば・・・
ネロリの主な作用
鎮痛(酢酸リナリル、ゲラニオール)
鎮静(酢酸リナリル)
リラックス
エモリエント
抗菌(リナロール)
ベルガモットの主な作用
抗うつ
鎮静(酢酸リナリル)
リフレッシュ
消化・食欲増進(リモネン)
殺菌・抗菌(リナロール)
検定にはたぶん成分までは出題されないと思いますが、インストラクターやセラピストを目指す人はここで勉強しておくと後が楽です。上級試験を受けない人でも成分と作用をリンクしておいて、似ている精油同士の共通作用をあげていくと特徴を捉えやすいと思います。
上に出てきた酢酸リナリルはネロリ、ベルガモットのほかにラベンダー、クラリセージなどにも含まれます。この4種類の精油はどれもリラックス効果の高い精油ですので鎮静作用は肯けますね。
もうひとつの共通成分リナロールはイランイラン、オレンジ・スイート、ゼラニウム、ラベンダー、レモン、クラリセージ、メリッサと実に多くの精油に含まれています。リナロールの特徴は殺菌・抗菌。たいていの植物は何かしらの抗菌作用を持っていると思われます。もちろん抗菌作用があるのはリナロールだけではありませんが、いずれも代表的な精油の中に含まれているのが面白いですね。
ベルガモットに含まれるリモネンはその名が示す通りリモネン→レモン→シトラス系に多く含まれる成分です。検定にでてくる精油では、オレンジ・スイート、レモン、グレープフルーツ、ネロリ、ベルガモット、ミルラ。まさに柑橘系!ネロリはオレンジ・ビターの花ですからまあわかりますが、ミルラはちょっと意外ですね。ミルラの健胃作用はリモネンが含まれるから・・・と覚えれば覚えやすいと思います。
ネロリに含まれるゲラニオールはほかにはイランイラン、ゼラニウム、メリッサ、ローズアブソリュート、ローズオットー。いずれも女性的な癒しの定番みたいな香たちです。この中でもゼラニウムはゲラニオールが多く含まれているためローズの香りを彷彿させ、ローズのまがい品に使われたりするのだそうです。
香りの特徴を掴むにはなんと行っても実際に使ってみてひとつひとつの特徴を体感するのがなによりだと思いますが、こういう覚え方もありかなと思います。というか結構画期的かもしれません。
や、やるなぁ~グリーンフラスコ!!
卒業生としては、ちょっと鼻が高いです。
↑ポチっとよろしく↑お願いします☆
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます