サロンが女性限定のわけ

女性限定にしている理由は、何と言っても公序良俗に反することはしない。の一言に尽きるでしょう。

私みたいに自宅で一人でやってる場合は

「あの奥さん、家族が留守の間に男連れ込んでる」

なんて言われてあらぬ疑いをかけられると困りますからね。

お店を構えている場合でも一人でやってる、または女性スタッフだけでやってるケースでは、何かあったら怖いので慎重にならざるを得ないのでしょう。そもそも個室に2人きり、女性に体を触られて、おまけに精油の中にはホルモンを刺激するような働きをするものもあるので、普段冷静な男性でも理性を失ってしまうケースが考えられます。

私も何も女性だけがアロマを独占する必要はないと思うし、男性にも良さを知っていただけたらと思ってます。ですから一番いいのは男性のセラピストが増えて男性のお客さんは男性のセラピストにやってもらうのがベストかと思います。

それと男性と女性とでは感じ方が違うんですね。マッサージの仕方もアロマは基本的になでるようなソフトなマッサージですが、男性はどちらかというとぐいぐい押すようなマッサージのほうが気持ちいいと感じるようです。それから香りの感じ方も異なって、例えば女性は花の香りを嗅ぐと厭せれますが、男性は人によっては癒されるどころか逆に落ち着かなくなってしまいます。つまり性腺が刺激されてむらむらしてしまうんですね。そんな状態の時に若くてきれいな女の人と二人きりでいたら、場合によっては理性を失う可能性だってなきにしもあらずです。

うちの夫はアロマに全然関心を示さないので、実際にトリートメントを受けたら良さがわかるんじゃないかと思い、やってあげたことがるんです。その時

「全然気持ちよくない」

と言われ少なからずショックでした。やはりマッサージは強く推さないと気持ちよくないんだそうです。それと、もしかすると自分の奥さんじゃなくて他所の女の人だったら「気持ちいい」と感じたのかもしれません。ただそれは、マッサージとかアロマの香りが気持いいのではなくて、女の人に体を触ってもらうということが気持ちいいと言うスケベ心ですね。

男性の中にもアロマに理解があって、トリートメントが気持ちいいと思っている人もいると思います。でも多くの男性はトリートメントそのものの気持ちよさよりも女性に触れられる喜びのほうが勝っているように思います。