『生命と若さの秘密―マルグリット・モーリーのアロマテラピー』

全編通して内容は大変興味深いものなのですが、残念なことにやや読みずらい。この本はこれまでに何度も読んでいるのが、要所要所は面白いものの全体像が捉えにくい。アロマというよりもむしろアンチエイジング本と言うべきで、はっきりと若返り治療と記されている。治療を受けたクライアントの心身の変化、特に心の変化は誰しも興味を覚えるであろうし参考になる。

そして当然かもしれないが、具体的な治療の内容はまったく書かれていない。故に何かしら療法のヒントを得ようと思った人は消化不良気味になるだろう。それでも一大ムーブメントを興した書であるだけに、高層ビルの窓越しに有名人を垣間見たような小さな感動は得られる。

	生命と若さの秘密―マルグリット・モーリーのアロマテラピー
	クリエーター情報なし
	メディアート出版

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