黒式部の怨念日記

怨念を恐るる者は読むことなかれ

台地を行くVol.6白山台地半周旅

2024-11-06 09:12:26 | 地理

さて。Vol.5の山手線の車窓の旅で、駒込から本郷台地を突っ切るから左右が再び崖になるが、巣鴨と大塚の間で本郷台地を降り、再び崖がなくなると書いた。その消滅ポイントがここである。

すごい!徐々に台地が低くなるのではなく、台地がいきなり崖で断ち切られている(上の写真の緑の台地と白い建物の間が台地の終焉の崖である)。これは萌える♥ 現場に行って、近くこの目で見たいというのが人情である(賛同する人がほとんどいなさそうな人情である)。よし、行こう(スーパージェッターは、愛機「流星号」が到着すると、「来たな!よし、行こう」と言ったものである)。

というわけで、大塚駅で下車し、線路沿いを巣鴨方面に戻る。さすがに、台地と谷の間が全部崖だとスパイダーマンかクライミングの選手でなければその間の移動ができなくなるからところどころに坂道がある。件の崖の近くにも、数十メートル南に行ったところに坂道(あさみ坂)があった。坂と見れば上らずにはいられない私である。上って振り返るとなかなかの急坂である。

台地の高さが感じられる。だが、今回は趣向を変えて崖上ではなく崖下を歩こうと思ったから、一度上った坂を下りた(貯金をはたく心情である)。そうして向かった先は白山台地(本郷台地の根っこから分岐した台地)の突端である。

途中、小石川植物園に出くわした。

小石川植物園は小石川台地ではなく白山台地の縁にある。その塀沿いをさらに歩く。

さあ、そろそろ地図では白山台地の先端だが……と思っていたら崖が出現した。

白山台地の突端である。崖こそが突端にふさわしい。大いに満足である。これにて今回のミッションは完了。と言っても、三蔵法師ご一同様と違って帰りにきんとん雲がお迎えにくるわけではない。

帰りは白山通りを歩いて巣鴨駅にたどり着いた。前記の通り、このあたりは台地の切り通しを電車が走っているから、線路の両端とも崖である。

これまでのように駅名で移動箇所を表せば「大塚~巣鴨」ということになり、その直線距離は2キロ程度だから30分もかからないところだが、おおいに迂回したからその何倍も歩いただろう。今回の踏破図である。

白山台地を半周したわけである。次回のVol.7は、三つの台地を股に掛けたお話である。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「503 Service unavailable」 | トップ | 二つのワクチンを同時に打った件 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

地理」カテゴリの最新記事