ブラタモリの再放送を見てて思ったことその1。伏見は東西の「関門」である、と聞いて、私、「関門」て関門海峡が語源だな、あそこは本州と九州を行き来する際に絶対通らなければいけない場所で、壇ノ浦の戦いに見るように潮の流れが激しく渡るのが大変だから、転じて「通過するのに困難を伴うところ」(大辞林)の意味になったんだな、と思ったら大ハズレ。「関門」とは関所の門のことだという。関門海峡が関門であるのはたまたまらしい。
その2。東海道57次(53次のルート(江戸ー京都)から分かれて大阪に向かうルーロ)の終点の高麗橋の上に、始点の日本橋と同様高速道路がかかっていた。日本橋の上の高速はそのうちなくなるそうだが高麗橋はどうなのだろう?
その3。京都競馬場は珍しく第三コーナーに坂があるが、それは自然の地形を活かしたものである、さあ、何があったんでしょう、ヒント、ここには以前巨椋池という大きな湖がありました……と聞いて、私の脳裏にまず浮かんだのが「台地の尾根」。昨年は、上野台地や本郷台地の尾根をさんざっぱら歩いたものだ。だが、ここは池や川のある湿地帯……ってことは、分かった、「土手」だ。ブー。正解は「堤防」。ここで疑問。土手と堤防と何が違うんだろう。大辞林によると、「土手」とは、土の堤で、水や風や敵の侵入を防ぐために設けられたもの。それに対し、「堤防」はもっぱら水を防ぐためのもの。ってことは、土手>堤防、すなわち、堤防は土手の部分集合であって、私は正解であった(先生に言って×を○に変えてもらわにゃ)。因みに、昨年は、川(中川他)の土手もずいぶん歩いたものである。
因みに、私は、川も大好きだが、池・沼の類いも大好物である。大きな湖もよいが、ちょっとした貯水池のような水溜まりに大いに心が惹かれる者である。ドイツの民話に出てくるような、精霊が住んでそうな鬱蒼としたヤツは一層好きである。山、台地、川に続き、池沼についても当ブログに書き散らしたいと思っている。そんなだから、判例の中でも「奈良県ため池条例事件判決」が大好きである。判決の内容が好きなのではなく、「ため池」と言う言葉にそそられるのである。
ブラタモリのレギュラー放送が春から復活するのはなによりも吉報。だが、考えてみればタモリさんは今年80歳になられる。80歳でぶらぶら歩きができるのは健康でなければできないこと。ご健勝のご様子で何よりである。
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