VHSテープ等の磁気テープの劣化が迫っていることを2025年問題と言うのだそうだ。劣化で視聴不能になる前に、ということでダビング業者は大忙し。2か月待ちだという。そんなことは前から分かっていたことで、なぜ2025年で区切るのか不明。私は、磁気テープ(ベータ、VHS、8mm、DAT)に限らず、MDやレーザーディスク(LD)の全てを既にDVDやブルーレイディスクにダビングし終えている。そんな私にとっての2025年問題は、そのDVDやブルーレイディスクの劣化である。「終の住処」ならぬ「終(つい)の媒体」と思ったらDVD等も安泰ではなかった。ダビングしたディスクを見ようとしたら再生不能で何度ため息が漏れたことか。原因は、ディスクの素材である。やはり「安物」はダメな場合が多い。ダメなヤツはロットに集中するから、1枚がダメだと、同時期にダビングした数十枚もダメである。おかげ様で、レーザーディスクのダビング・ディスクのかなりの数が再生不能である。
昨年、中古で買ったレーザーディスクの再生機でレーザーディスクのブルーレイディスクへのダビングをしているのはそのためである。同じことの繰り返しにならないよう、国産の良い(=高い)ディスクを大手通販サイトでポチった。私としては、決死の選択である。これが新たなトラブルの始まりであった。
経緯はこうである。ポチった次の日に到着するはずが来ない。すると、夜更けに「配送が滞っている。配送日を更新する(3日延期する)」とのメールが入った。延期後の配達予定日が来た。商品の代わりにメールが来た。配送上の都合で配達できなくなった、代金は全額返金する、との内容であった。ところが、返金額が代金より少なかった。大手通販のカスタマーセンターにチャットで事情を説明したら、購入時に付いたポイント分を差っ引いたということだった。事情は分かった。対応は良かった(チャット相手の名前は中国名だった。昨日記事にしたタクシードライバーといい中国人の日本語対応能力はたいしたものである)。だが、それなら返金するとの連絡の際にその旨を付け加えてくれればいいのに。チャットの後に担当者の評価を聞いてきたから、五つ星を付けるとともにそのことを申し添えた。
だが、ディスクが来ないのは困る。改めて同じ商品をポチった。値段が1000円高くなっていた。今度はポチった翌日にちゃんと着いた。包装が破れていた。私はそんなことは(ディスクの性能には無関係だから)普段気にしないが、もしかすると、これが配送不能の理由で、結局、同じ個体を送って寄こしたのではないか?と疑っている。取引に完璧を求めても無駄である。その分ストレスを被るだけである。人間のやることなど所詮はそんなものである。そのディスクを使ったダビングは絶好調である。
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