新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 ハエ目

2020-12-11 20:53:35 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第331弾


12月7日にマンションの廊下で見つけた虫の続きで、今日はハエ目です。ハエは基本的に採集して検索しないと何も言えないのですが、今は来月の引っ越しのための断捨離で家中ごった返しています。それで写真だけです。





最初はシマバエ科で以前Itomyia kenzouiかもと思った種です



これはノミバエ科です。たぶん、Megaselia属だと思うのですが、よくは分かりません。



これは何だかよく分かりませんでした。ネットでいろいろと探しているうちに、全体の形状や翅脈がクロツヤバエ科に似ています。「日本昆虫目録第8巻」によると、日本産クロツヤバエ科は3属7種。ただし、中村剛之氏の「『日本昆虫目録 第8巻 双翅目』の出版と日本産双翅目相の解明度について」によると、解明度は10-50%で、実際の種数は12-60種だそうです。検索すれば、属くらいまでは分かったかもしれません。



これは今大量に来ているナミネアブラキモグリバエです。





これはヒゲナガヤチバエ





これは翅脈からイエバエ科かなと思いました。



最後はヤドリバエ科かな。

雑談)今日は来客があり、ちょっと目を離したすきにその方が窓ガラスを開けてしまいました。外には山のようにナミネアブラキモグリバエがいます。すぐに気がついて窓を閉められたのですが、その方が帰られた後、捕虫網を振り回して中に入ってきたハエを捕まえました。50匹はいたと思います。越冬のために集まってくるようですが、排出物かフェロモンなどの匂いに惹かれて毎年同じところに集まるということです。ところで、我がマンションでは数年前に大規模修繕工事で外壁の工事もしたのですが、相変わらずやってくるのは不思議ですね。