新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 ハエ目ほか

2021-01-07 20:38:23 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第352弾


1月4日にマンションの廊下で見つけた虫の続きで、今回が最後です。



最初はチョウバエです。名前はよく分かりません。「日本昆虫目録第8巻」によると、日本産チョウバエ科は32属73種、さらに、中村氏によると、日本産チョウバエ科の解明度はわずか30%。意外に奥の深い世界です。

中村剛之、「『日本昆虫目録 第8巻 双翅目』の出版と日本産双翅目相の解明度について」、昆蟲(ニューシリーズ) 19, 22 (2016).





これは最近よく見るヌカカ科Forcipomyia属です。共に♀です。ヌカカは網戸の目を通り抜け、血を吸うので厄介な奴です。「日本昆虫目録第8巻」によると、Forcipomyia属には13亜属63種。先はなかなか大変です。







やや大型のノミバエ科です。これについては以前調べたことがあります。そのときはWoodiphoraだろうと思ったのですが、よく分かりませんでした。Woodiphora属はMegaselia属などと異なり、後脚脛節背面に毛列がありません。この写真をよく見ると、やはり毛列がありません。やはりWoodiphoraかもしれません。「日本昆虫目録第8巻」に載っているWoodiphora属は2種、kuenburgiとorientalisです。ここから先はよく分かりません。



最後はナミテントウでした。